「優れたリーダーはみな小心者である。」を読んで共感したことと、実現するための具体的な目標を考えた。
以下の本を読みました。
書籍
概略
ブリジストンの社長、荒川詔四が、自身の過去の経験談を基に、優れたリーダーとして抑えておくべきポイントを、25個の内容にまとめたインタビュー本です。
共感したこと
1.逃げてはいけない。逃げ癖が付く。立ち向かえ。
2.トラブルに誠実に対応することで信頼を重ねることが出来る。
3.トラブルは起こるもの。起こるものなので怯えることはない。
4.自分の意思は捨ててはいけない。
5.しかしそれも正しいわけではないので、周りの意見を取り入れて自分の意見として強化する。
6.仕事に対して所有権を発揮する。
→恐らくこれは仕事に対する責任感に繋がるものだと思う。
本文中に責任という言葉は出てきていないが。
7.若いうちから効率化に挑戦する。
8.様々な提案を上司にぶつけて許可を貰って実践する。
9.発言しやすい空気を作る。
10.短い言葉を刷り込ませる。
11.格好いい言葉を吐くな。
12.3現(現場、現物、現実)を見る。
13.OKY(お前が来てやってみろ)
14.強烈な危機感が本物の思考力を生み出す
15.常に思考し続けることで一瞬の判断ができる
16.優れたリーダーは常に先回りしている(何十手も先を読んでいる)
17.地位はダメな人を作る(肩書きに呑まれて威張るだけの人)
18.耳が痛い人と繋がりを持つ
19.反体制派とパイプを持つ
20.上がってくるのは妥協の産物であり、本質を見抜く必要がある
21.リーダーは厳しさを持つ。
22.リーダーは厳しさを履き違えてはならない。
23.痛みを伴って成長する。
24.その痛みは次世代に引き継ぐな。
25.権力は出来るだけ隠し、実力でリーダーシップを示す。
26.権力は冷静かつ断固に行う。
27.理想からリーダーシップの根源は生まれる
28.ただし理想と3現が乖離してはいけない
29.リーダーは「絵描き」に似ている
30.目先の危機でなく、危機の先を見る
31.あるべき姿(自分が思い描くもの)を共有する
32.次世代に美田を残せ
実現するための具体的な目標
1.依頼された仕事を断らない。手が空いてるなら尚更。既に抱えている場合は、優先度合いと自分のキャパシティを加味した上で後に追加するか最終的にどうしても期日までにこなせないという条件が付かない限りは断らない。
2.トラブルから逃げずに起こった原因を追求し、その原因を取り除く為の回避策(一時的、恒久的)を考え、実行する。
3.トラブルに対して前向きに考えるようにする。トラブルが起こってる時は順調なのでむしろ喜ぶ。その上で上記のように誠実に対応する。
4, 5.人の意見の言いなりにならず、自分の意見をしっかりと持つ。その上で自分の意見にも欠点はあるはずなので、そこを他人から意見を取り入れて補強する。
6.自分がやると決めた仕事は最後まで責任を持って実施する。途中で投げ出さない。例えそれが3ヶ月や半年、1年だとしても完遂する。仮に仕事が上手くいかなくても投げ出さなかった姿勢が大事。
7.効率が悪いと思ったら一旦他に効率が良い方法が無いか考える時間を設ける。1人で思い付かない場合は上司などに相談する。
8.具体的な内容が身バレに繋がるので割愛。
9.気難しい顔をしないようにする。
10.「具体的に」「目的は何か」「その為の手段は?」
11.綺麗事の理想を語るだけではなく実行する。
12.実際にメールでヒアリングする。
13.現場の声をちゃんと理解しないと言われるので、細かいヒアリングを重ねて、社員の細かい情報を聞きアドバイスをする。
14.「やらなきゃマズいことになる」という意識を持つ。
15.考えることをやめず、常に考えるようにする。
16.1番できていないので要注意。その場限りの行き当たりばったりな実装をするので、先を見据えた実装をする。
17.昇格した際にありがち。肩書きによる自惚れをしない。
18.上司の指摘で耳が痛いが、逃げずに正面から堂々と受け止めて、自分の糧にする。
19.今はいないがいずれ出てくる。その時に貴重な意見を貰える人たちとして受け入れる。
20.決めた大枠をコロコロ変えない。内部的な変更はあってもゴールの内容を変えたり歪めたりはしない。
21, 22.時には部下に厳しくしなければならない時があったとしても、間違えた厳しさ(パワハラ)のような言動をしてはいけない。
23, 24.仕事を進める為に大変な作業がある。その大変な作業はちゃんと開拓し、次世代が同じことをする時にやりやすくする。
25.自惚れと同じ。権力を振りかざすことなく、実力で力を見せる。
26.権限を使う時は冷静で断固に振る舞う。
27.プロジェクトに対し、掲げる目標を理想としてそれをメンバーと共有して進めることがリーダーシップに繋がる。
28.ただの理想ごとではなく、現実のプロジェクトの状態に即した目標を掲げる。
29.白いキャンパスにプロジェクトの理想図を描く。27と同義。
30.作業の遅れからプロジェクトがどう遅れるかを予測する。現場の部分最適と経営の全体最適は絶対に交わらないので、その間を取り持てるような整合性を取る。
31.29で考えた理想図は、ちゃんとメンバーとも共有する。
32.システムの「形」を作り、よい「美田」として次世代に引き継ぐ。プロジェクトの土壌を良い形で渡す。
最後に
インプットだけでなくアウトプットが必要だと考えて今回ブログにまとめました。
ただ本を読むだけでなく、共感したことがあるならそれを書き出し、実行するための具体的な目標を決めることが大事だと感じました。
まだ少し具体的に落とし込めていないものもあるので、それは仕事しながらブラッシュアップしていきたいです。
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