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テクニカル SEO は何をすればいいのか

に公開

はじめに

テクニカル SEO とは 「検索エンジンに正しくクロール・インデックスしてもらい、ユーザーが快適に利用できる状態を整えること」 を指します。

SEO には コンテンツ SEO や オフページ SEO など種類がありますが、その基盤となるのが テクニカル SEO です。

本記事では、テクニカル SEO で取り組むべき項目をまとめました。

1. コンテンツ構成の洗い出しと整理

1.1 サイト構成の把握

  • コンテンツ構成を洗い出し、整理する
  • 各ページの階層構造を確認し、ツリー構造を作成する
  • 綺麗なツリー構造がパフォーマンスに直結するので、荒れている場合は階層を見直す必要があります

1.2 要素の確認

  • ブラウザ検証ツールで title と description を抽出し、まとめる
  • keyword 自体は現在ほとんど評価されませんが、形式上入れておく程度で十分です
  • title・description 重要

1.3 サイトマップの確認

  • 整理した構成をもとにサイトマップを作成する
  • 階層が深すぎないか(3 階層以内推奨)確認する
  • URL の命名規則が統一されているか確認する

上記の作業により、以下のようなサイト構成図を作成できました(サンプル)
この構成図を元にブラッシュアップしていく
構成整理サンプル


2. クロール状況の確認

  • site:https://target.site.com のように対象のページを検索し、実際の見え方を検証する
  • 検証したページが一覧に表示されない場合、クロール対象になっていない可能性がある

site検索の例


3. クロール要求の提出

  • クロール対象になっていない場合は Google サーチコンソールから登録を行う
  • 「URL 検査」から対象 URL を入力し、インデックス登録をリクエストする

Search Console


4. サイトマップの管理

  • サイトマップが存在する場合、優先的に参照されます

  • ページ数が少ない場合は、サイトマップを維持するコストがかえって高くなるため、3. クロール要求の提出のみで対応する方が効率的な場合もあります。

  • サイトマップの管理コストを考慮した運用を行う

    サイトマップ登録


5. 不要ページの制御

  • クロールされたくないページには noindex を設定する
  • サイト全体のクロール制御には robots.txt を活用する
  • 重複 URL には canonical を設定して正規化する

おわりに

本記事では、テクニカル SEO の基盤となるクロール・インデックス登録・サイトマップ管理に焦点を当てて解説しました。

つまり、クロール・インデックスの基盤を整えることが最重要です。今回紹介した手順を実践することで、検索エンジンがサイトを適切に理解し、ユーザーに届けやすくなります。

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