Figma公式の Dev Mode MCP サーバーが来た!
はじめに
こんにちは、原です 🐐
少し前に Figma MCP(非公式)の Figma-Context-MCP が話題になりましたね
そして 2025 年 6 月 4 日、ついに Figma 公式の MCP サーバー がベータリリースされました 🚀
早速試してみたので、セットアップ周りや使い方、使ってみた所感などをお伝えします!
Dev Mode MCP サーバー
Figma 公式の MCP サーバーは Dev Mode MCP サーバー と呼ばれているようです
以下は Dev Mode MCP サーバー お披露目時のブログ記事です
誤解を恐れずに言うと、Figma と AI を連携し、効率よく開発を進められるようになるツールですね ✨
セットアップ
詳細は公式を確認していただくとして、軽くまとめておきます!
1. MCP サーバーを有効にする
Figma Design ファイルのメニューから [Enable Dev Mode MCP Server] を選択します
2. MCP クライアントをセットアップする
ここでは Cursor の設定方法を紹介します
- Cursor 設定の MCP Tools から [+ New MCP Server] をクリックします
- 次の設定を入力して保存します
{
"mcpServers": {
"Figma": {
"url": "http://127.0.0.1:3845/sse"
}
}
}
- 設定完了後、サーバーを起動すれば完了です ✨
使い方
Figma design のコンテキストを AI クライアントに提供する方法は「選択ベース」と「リンクベース」の 2 つがあります
選択ベースで指示を出す場合、Figma のデスクトップアプリ上で Figma 内のフレームまたはレイヤーを選択します
選択状態を維持したまま、以下のようなプロンプトで指示を出すことができます
現在選択中の Figma デザインをもとに、このモーダルにボタンを追加して。
リンクベースで指示を出す場合、Figma のフレームまたはレイヤーへのリンクをコピーして、そのままプロンプトに使用すれば OK です
特に理由がなければ選択ベースで指示を出すのがお手軽で良いかと思います 🤖
所感 & コツ
Dev Mode MCP サーバーを活用して実際にコンポーネントを実装してみました
初期のモックアップとしては十分に活用できそうで、コンポーネント単体の実装コストも半減ぐらいにはなるかなと感じました 💪
全体的には「発展途上」という印象ですが、モデル性能の向上や MCP サーバー自体の強化で、今後さらに便利に使えるようになるとは思います
コード生成の質を上げるためのコツは以下のように感じています(とはいえ毎回生成結果が異なったりはするので、ここはチューニングしていきたいところです 😅)
AI エージェント向けのルールファイルの定義
プロジェクト構成の概要やコーディング規約があると生成精度も高まります
(Figma デザインの再現性には直結しない範囲ですが、成果物自体の精度は向上します)
Figma のフレーム・レイヤー選択は小さめに
一度に多くの要素を選択すると、生成精度が落ちる印象でした
まずは小さなコンポーネントから始めてみるのが良いと思います
実装済みのコンポーネントをプロンプトに伝える
例えば Button
コンポーネントをすでに実装済みで、それを利用した Card
コンポーネントを作成する場合、プロンプトのコンテキストに Button
の存在を含めるとよいです
単に Card
の生成だけを依頼すると、Button
コンポーネントをうまく活用してくれなかったりするので、そのあたりの指示は丁寧に出したほうが結果的にコスパ・タイパよく実装できるかと思います
選択中の Figma デザインをもとに、Card コンポーネントを実装して。
Button コンポーネントは @button.tsx に実装済みなので活用して。
まとめ
公式からリリースされた Dev Mode MCP サーバーを活用して、コンポーネントを実装してみました
Dev Mode が使える環境であれば利用可能なのでぜひ試してみてください!
まだ Code Connect との併用が試せていないので、そちらも検証してみたいと思います〜
AI 活用で実装スピードどんどん上げていきましょう 🐐💨
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