もう見逃さない!Gitifyを使ったGitHub通知をデスクトップで受け取る方法と活用術
はじめに
GitHubではイベントごとに通知を受けることができます。(例えばプルリク作成や@メンション時など)
通知を見るにはGitHubのNotifications画面で閲覧することが可能ですが、毎回GitHubへアクセスするのは少し面倒です。
そのため、GitHubの公式では、別の通知手段として「メール通知」と「GitHub Mobile」の2つがあります。
メール通知
メール通知では、リポジトリのnotifications設定をしていれば、GitHubに登録したメールアドレスで通知を受け取ることができます。
しかし、私自身メールは1日に数回しか確認しないため、通知に気づきにくいです。
GitHub Mobile
また、GitHub Mobileを使ってスマホでプッシュ通知を受け取ることが可能です。
個人利用なら便利ですが会社アカウントの場合は使えなかったり、スマホが手元にない場合はすぐに気づけないかもしれません。
Gitifyとは?
GitifyはGitHubの通知を受信し、デスクトップ通知をしてくれるアプリです。
MacとWindowsどちらもインストール可能です。
メリット
- 導入・設定が簡単
- スリープ時に受信した通知は復帰時にまとめて通知される
導入してみる
アプリのインストールとログイン
こちらの公式サイトからアプリをダウンロードします。
インストールを行い、完了すると上部のメニューバーに「G」というアイコンが表示されます。
「G」アイコンをクリックして、いずれかの方法でログインします。
(私の場合は、Personal access tokensでログインしました。)
Gitifyのおすすめ設定
Gitifyでは通知の設定ができますので、特によいと感じた設定を紹介します。
設定項目 | 状態 | 説明 | ||
---|---|---|---|---|
Settings | Appearance | Detailed Notifications | ON | 通知の詳細内容を表示します |
Notifications | Group By | Repository | リポジトリ単位で通知を整理してくれます | |
Mark as done on open | ON | 通知をクリックしたときにGitHubが開きます | ||
System | Open at startup | ON | PC起動時に自動的に立ち上げるようにします | |
Filters | Hide Notification from Bot Accounts | ON | CICD等のBotによるコメントで通知を受けたくない場合はONにします |
GitHubの通知設定
GitHubの設定から、Notificationsに移動します。
WatchingとParticipating の on GitHub
にチェックを入れます。
PC側の設定でGitifyの通知を許可
Macの場合は、左の項目から通知を選択して、右側のアプリの一覧から Gitify を選択します。
そして、「通知を許可」を ON にします。
結果
GitHub側に通知が来ると、デスクトップにも通知が来るようになりました。
遅延はほぼ感じることはありませんでした。
アプリから開くとこのように表示されます。
上部は黒で塗りつぶしていますが実際にはリポジトリ名が表示されます。
(設定でリポジトリ単位でグルーピングしています。)
通知をタップすることでブラウザで開くことができます。
Gitifyを最大活用するために
通知の種類と表示内容につて
Gitifyで受信する通知はGitHub Notificationsに基づいており、すべての通知を受信します。
Gitifyでどのような通知が届いたのかはReason
を確認するしかないため、よく出てくるものは覚えておくと便利です。
通知の種類はたくさんあるため、ここではよく出てくる主な通知を紹介します。
通知の種類(Reason) | 説明 |
---|---|
Authored | プルリクエストまたは Issue を開くと、更新(Approved、Request Changesなど)または新しいコメントがあったとき |
Mentioned | 直接 @mentioned されたとき |
Review Requested | PRのレビュイーとして指名された時 |
Commented | issue または pull request についてコメントを付けた場合 |
Invitation Received | Team、Organization、またはリポジトリに招待されたとき |
詳細についてはGitHubのReasonをご確認ください。
リポジトリごとの通知設定
今までGitHubの通知設定をされていない場合、自分自身がアサインしているリポジトリは通知がオンになっているかと思います。
不要な通知を避けるため、必要に応じてリポジトリの「Watch」設定を「Ignore」に変更して通知を無効にすることができます。
Customを選択すると、より詳細な通知の設定を行うことができます。
GitHubでアサインされているリポジトリの通知設定をぜひ見直してみてください。
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