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話題のAIエンジニア「Devin」でTODOアプリを作ってみた

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はじめに

最近、コード生成だけでなくPRの作成まで行ってくれる、まるで人間のシステムエンジニアのようなAI「Devin」の噂を耳にしたので、今回は実際に使ってTODOアプリを作成させてみようと思います。

Devinとは?

Devinは、CognitionAI社によって2024年12月に正式リリースされたAIエージェントです。
まるで人間のようにコードを書き、テストを行い、バグの修正やPRの作成まで一貫してこなすことができると言われています。
本当にすごい時代になりましたよね……!

さらに、2025年4月にはバージョン2.0がリリースされ、Web版のVSCodeとの統合が実現しました。
これにより、ユーザーが作業しているVSCodeの情報を参照し、それを編集したり、ドキュメント化することが可能になったようです。

また、このバージョンから個人向けの料金プランも登場しました(それまでは月額500ドルという法人向けの価格設定でした)。

使い方

Devinには無料プランがないため、利用には最低でも20ドルの費用がかかります

まずは、以下のサイトにアクセスしてアカウントを作成し、プランを選択・課金してください。
https://app.devin.ai/

プランの選択後は、GitHubアカウントとの連携も行って下さい

その後は、Slackの連携などを求められますが、一旦スキップで大丈夫です。
初期設定を済ませて、以下の画面になれば準備完了です!

簡易的なTODOアプリを作らせてみた

今回は、Devinに以下の要件で一からTODOアプリを作成してもらいます。

  • ログイン機能は不要
  • タスクの作成・一覧表示・更新・削除(CRUD)機能を実装
  • データはローカルに保存
  • 使用技術は React(フロントエンド)+ Node.js(バックエンド)+ SQLite(データベース)

命令を与えると、Devinは次々と作業を開始していきました。

そのまま待つこと約10分、どうやらアプリの実装が完了したようです。

追加でテストコードの作成を依頼したところ、こちらも10分程で作ってくれました。

続けてPRの作成を頼むと、きちんとプルリクエストも作成してくれました。

ただ、最初はnode_modulesまで一緒にコミットされていたため、GitHub上でコメントで修正を依頼したところ、不要なファイルを取り消し、必要なファイルだけを上げ直してくれました

最後に実際の動作を確認してみたところ、特に不具合もなく正常に動作しました!

さいごに

今回は、DevinにTODOアプリの開発を任せてみました。
まさか一発で不具合もなく、アプリが正常に動作するとは思っていなかったので、完成度の高さに驚きました……!
まだ発展途上な部分もありますが、十分に実用的であり、特に簡単なプロトタイピングや社内ツール開発などにおいては大きな助けになる可能性を感じました。

今後さらに精度や対応範囲が向上すれば、本当に「1人のエンジニア」としてDevinをチームに迎える日も遠くないのかもしれません。

参照:
https://www.publickey1.jp/blog/25/devin_20webvscode20.html

株式会社ソニックムーブ

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