MVP(Minimum Viable Product)に関する私的考察

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例えば今自分が無人島にいて、どこにあるか分からない、人がいる島にたどり着くというミッションを達成するために、どのようなアプローチを取るのが最良だと思いますか。
いずれにせよ海を渡らなければいけないので、どうやって海を渡るかというのを考えましょう。では海を渡るとなった場合に、どのような手段が適切でしょうか。挙げられる候補としてはこのようなものが考えられると思います。

  1. 泳ぐ
  2. 丸太を浮かべて渡る
  3. イカダを作って渡る
  4. クルーザーを作って渡る

ただ、まず手段を決める前にちょっと待ってほしい。目的の島がどの程度遠くにあるか分からないし、途中の海路に何が待っているかも分からない。そんな状況で3や4の選択肢を選ぶのが適切でしょうか。まずは「1. 泳ぐ」、「2. 丸太を浮かべて渡る」を試してみて、これがどの程度困難なことなのか、確認する作業が必要なのではないでしょうか。
システム開発・サービス開発においては、3や4の選択肢が始めに取られてしまうことが往々にしてあると感じます。もちろん、各企業のブランドもあるので気軽に1、2みたいな選択が取れないというケースもあるとは思いますが、それでもゴールがどこにあるか分からない状況でお金と時間を使ってシステムを作るというのは、ギャンブル性が高いと感じます。システムを作ったはいいけど使われないものとか、星の数ほど生まれていると私は感じていて、これを減らさないと生産性も上がらないと考えています。

ということで、上記が私の考えているMVP(Minimum Viable Product)の進め方になります。MVPの詳細についてはググればいくらでも出てくるので、特にこの記事では触れません。ただ、MVPの本質は上記のように、「まずは泳いでみる」ということに尽きると思ってます。
個人的にはMVP開発はプロダクト開発ではない | ソリューション検証の進め方の記事が、MVPの考え方してしっくりくるかなと感じます。あくまで我々がやらないといけないのはシステム開発やサービス開発でなく、いかにユーザに対して提供するソリューションがハマるか、ということだと思います。このソリューションの検証こそがMVPでやるべきことであり、例えばとりあえず海を泳いでみて北の方角に島らしきものが見えることが確認できたら、MVPとしては一旦は成功なのではと私は考えます。