学び直しNext.js

Next.jsのバージョンやプロジェクトの設定によって`.next`ディレクトリの構成は多少変わりえますが、基本的な構成について説明します。なお、ここでの説明は2023年時点のNext.jsの情報に基づいています。
.nextディレクトリはNext.jsのビルド時に生成されるディレクトリで、サーバーサイドとクライアントサイドの両方に関するファイルが含まれます。以下はその主要なサブディレクトリとファイルです。

- cache：ビルドキャッシュを保存するためのディレクトリです。Fast Refreshや再ビルドの高速化に使われます。
- server：サーバーサイドのビルドファイルが含まれます。ページ、APIルートのハンドル、SSR(Server Side Rendering)やSSG(Static Site Generation)に関連するファイルなどがあります。
- static：ビルド時に生成された各種静的ファイルが格納されます。
- build-manifest.json：クライアントサイドで使用されるJavaScriptとCSSのバンドル情報が記載されています。
- prerender-manifest.json：静的に生成された（SSG）ページのリストと、それらのページのパスに関するデータが含まれます。
- react-loadable-manifest.json：サーバーサイドレンダリングの際に使用される、動的にロードするコンポーネントの情報が記載されています。
- routes-manifest.json：アプリケーションのルーティングに関する情報が含まれます。

プロジェクトの設定やNext.jsのバージョンによって、一部ファイルやディレクトリが異なる場合があるので、具体的なプロジェクト状況に応じて内容を確認することが重要です。