読書メモ:世界最高のチーム

第1章 世界共通のチームづくりのルールとは
プロジェクト oxygen=マネジャっているの?
科学的な根拠が明らかになった途端、自分たちの予断や偏見をきっぱり捨てて、すぐに方針転換するあたりが偉いですよね

優秀なマネジャ8つの特徴
- ✅️よいコーチである → 一番大事
- チームを勢いづけて、マイクロマネジメントはしない
- メンバの健康、成果をあげることに強い関心
- 生産的、成果主義
- 良き聞き手、メンバと活発にコミュニケーション
- メンバのキャリア形成の手助け
- はっきりしたビジョン、戦略
- 専門技術、知識
コーチングというのはー指示・命令することではありません。ー「なるほど、うまくいっているのはこれですね。よくできているんじゃない?じゃあ、細かく良くできた理由を考えてみましょう。なんでこんなにうまくいってるんですか?」
そうした質問や応答を通じて、本人に自分がやっている仕事について自己認識させることが、コーチングの目的です
GROW = コーチが行う基本的な質問
- G(Goal)
- R(Reality)
- O(Option)
- W(Will)

プロジェクト・アリストテレス=生産性の高いチームの特性
僕は、会社のチームはスポーツチームにとても近いものだと思っています。
家族というのは、たとえば子どもが学校をサボっても、お母さんはその子を愛し続けます。でもスポーツチームは違います。練習や試合をサボる人はいらないし、骨折してプレイできない人もいらない。
- 成果はあくまで経営トップレベルからみた成果
- 直属の上司しかみていない人も多いのでは

生産性の高いチームの特性
- ✅️心理的安全性 → 一番大事
- チームに対する信頼性が高い
- このチームは決めた時間内に高い成果をあげられる、など
- チームの構造が明瞭
- 役割分担/向かうべき目標/計画が明瞭
- 仕事に意味を見出している
- 仕事が社会に影響をもたらすと考えている
4,5一緒ちゃう?
心理的安全性の高いチームなら、自己認識・自己開示・自己表現ができる
GEは9ブロックをやめた→評価を気にすること自体が社員の心理的安全性を損なうから

第2章 「愚痴」も「もめごと」もチームにとってよいこと
無条件の肯定的関心ーそれがカウンセリングの大前提です
どんな人であっても「眼の前にいる人はいい人」と考えるのがカウンセラー

1on1はマネジャの時間ではなく、メンバの時間
決してタスクを管理するための打ち合わせではない
- その時時でメンバの話したいことを話してもらう
- 主な話題は自然と仕事の行動計画になる
- が、成果をあげているマネジャほどプライベートな相談に乗っている
プライベートな相談は、聞いてあげるだけでもいいんですよ
- マネジャとして問題なのは、チームメンバがプライベートなことが気になって仕事に集中できないこと
- 解決するに越したことはないが、立ち入り過ぎる弊害も
- 次の1on1の時などにその後どうなったかなど気にかけてあげる

愚痴は要望にして言い返す
- 話を聞き、理解を示した上で、相手の愚痴を相手がしたいことに言い換えて質問する。
- 残業多くてきつい→休みたいんですね?
- 愚痴はチャンス

会話を通じて本人の選択肢を増やしてあげることが、マネジャによるコーチングの大事なポイント
人はー根本的にはポジティブな動機で動いているー周りに迷惑をかけるのは、単にやっている手法が間違っているだけ
性善説に立つとは、何も難しいことではなくて、人は善意に対して善意で応えるものだと楽観的に信じること

心理的安全性も、建設的な会話の積み重ねによって醸成されます
相手を見下すリーダの成功は長続きしない
洋の東西を問わず、世界共通
いつも親切に優しく接しているからこそ、いざ厳しいことを言った時に相手は素直に耳を傾けてくれる
チームの中で完璧に振る舞おうとするマネジャがよくいます。ーメンバに完璧なお手本を示そうとする。その努力は認めますが、そう考えている限り、決してメンバと仲間になることはできないでしょう。

マネジャがやるべき仲裁というのは、何も一方的に解決策を提示することではなくて、当事者の言い分を穏やかに聞き出す

第3章 チームのパフォーマンスを向上させる「良質な会話」
7つの質問
- あなたは仕事を通じて何を得たいですか?
- それはなぜ必要ですか?
- 何をもっていい仕事をしたと言えますか?
- なぜ、今の仕事を選んだんですか?
- 去年と今年の仕事はどういうふうにつながっていますか?
- あなたの一番の強みはなんですか?
- あなたは、いまどんなサポートが必要ですか?

マネジャは最低限下記の役割を果たすべき
- チームのミッションをちゃんと決めること
- そのミッションに向かっていくプロセスを管理すること
- メンバを育成すること

- 計画主義から学習主義へ
- アジャイル的な
- プレイングマネジャからポートフォリオ(最適組み合わせ)マネジャへ
- AIもそんな感じよな
- 鵜匠型から羊飼い型に

モチベが上がるための要素
- 目的:意味があると思えているか
- 熟達:新しいことを学べているか
- 自主:選択肢が増えているか

- アイデアを確かめることがマネジャの大事な役割
- BtoB/Cではなく、BwithB/C

行為の価値は、大事な行為ほど、関係性によって決まってしまう気がする。
メンバが感じる日々の価値を高めたいなら、関係性に気を払うべきなのは当然で、関係性は日々の会話の積み重ね等によって醸成される

第4章 〝一瞬〟で差をつける「チーム時間」の使い方
完璧は遅すぎます
プロノイアは、チャーミングさを大切にしている
次の選択肢が増えないと意味がありません。たとえば、「これ、まだできていません」「そうですか、じゃあ、引き続き頑張ってください」といった会話はまったく無意味。

- unconscious bias
- bias busting
- creative chaos

カオス重視とルーティン重視は矛盾しない
仕事はルールに縛られずに自由に発想したいのでカオス重視。そのほかは、余計なことに時間をかけたくないのでルーティン重視

フィードバックがフィードフォワードに活かされなければ意味がない

単に厳しく指示するだけではメンバが混乱してしまいがちです。だからマネジャは、自分の判断のルールを前もって相手に伝えたほうが良いと思います
打ち合わせをして僕から何を得たいのかーマネジャとの打ち合わせは、そうした次のアクションに繋がらなければ意味がないわけです。
自分の上司である管理職の時間を使うなら、「上司の興味を引くような提案」を持っていかないとお互いに時間の無駄になってしまう

- learning agility
- unlearn

第5章 「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法
どんな相手でも気をつけるコミュニケーションの原則
- 優しさ(Kind)
- 厳しさ
- チャーミングさ
- 人は誰しも失敗する。失敗を認める

- 一人のマネジャが面倒見られるのは7人以内
- 頑張っても10人
- リクルートでは理想は6人以内

- ディズニーストラテジ
- ドリーマーとブレスト
- リアリストと実現方法を検討
- クリティックにブラッシュアップしてもらう

- 日本のプレイングマネジャ
- 自分もチームメンバと同じ業務をやりながらチームの面倒も見る
- 今と同じことしかできず、生産性が上がらない
- Google
- メンバと同じ業務はしていない
- マネジャレイヤにおける業務をPlayingしている

- culture fit → culture add
- lead by example
- 自分が前例、お手本を作る
- ギャング化するリーダの特徴
- 自慢と文句が多い
- ある意味面倒見がいい

メンバ同士のつながりは遊び仲間的
- 家族は受け身で要求ばかりする子どもでも参加が約束される
- 遊び仲間はルールを守らないと一緒に遊べず、ケンカをすれば仲間外れ
子どもは、遊び仲間と一緒にいるときには、無意識的に家族といるときよりも建設的な行動を取っている

第6章 劇的に生産性を上げる仕組みのつくり方
マネジャの役割
- 安全な場作り
- チームのゴール設定
- パフォーマンスの評価
- 人材の育成
- チームの代表として動くこと

まとめ、感想
自己反省
- ちょっとマイクロマネジメントしすぎ、自分でやりたがりすぎ
- 評価・教育が苦手
- チャーミングさが足りない
- 専門知識が足りない
- 厳しくできない
ただ、大きな方向性としては間違ってないのかなーという感触
- 成果はあくまで経営トップレベルからみた成果
- オーバコミュニケーション
- 鵜匠型から羊飼い型に
- カオス重視とルーティン重視は矛盾しない
- フィードバックがフィードフォワードに活かされなければ意味がない
- be scrappy = とにかくやってみる

会話を通じて本人の選択肢を増やしてあげることが、マネジャによるコーチングの大事なポイント
完璧は遅すぎます
プロノイアは、チャーミングさを大切にしている