ソーシャルPLUS開発ブログの誕生
ドーモ、株式会社ソーシャルPLUS CTO の サトウリョウスケ (@ryosuke_sato) です ✌︎('ω')✌︎
この度、ソーシャルPLUS開発チームの TechBlog を立ち上げる運びとなりました 👏
今回が最初の投稿なので立ち上げの経緯と運用についてをまとめてみたいと思います。
開発ブログ立ち上げの経緯
現在、弊社では esa というナレッジ共有ツールを使用しています。
今回、自分がソーシャルPLUS の開発ブログを立ち上げようと思ったのは、以下の Slack 投稿にあるように、個々で得た知見が esa にたくさん眠っていることに気付いたことがきっかけでした。他では読んだ事のない面白い内容になってると思いましたし、せっかくだし世間にもソーシャルPLUS では日々面白いことをやっているんだよ、と知って欲しいと思いました。
もちろんテック企業としてのブランディングや、エンジニア採用する上で知名度を上げていきたいというモチベーションもありますが、一番は自分達の面白さを世間にも知って貰いたいということです。
面白いだけでなく、何らかの刺激を受けて読者自身の開発に活かされれば嬉しいですし、続けていればもしかすると勉強会等で「あなたの記事を読みました!」と言ってもらえる機会があるかもしれません。自分も経験がありますが、これを言ってもらえた日の打ち上げは本当に楽しいです🍻
こうしたつながりを通して、自分達のエンジニアとしての人生がより一層豊かなものになっていけば良いなと思ってます。
ブログの運用について考える
「オッス!オラCTO!開発ブログいっちょやってみっか!」 という号令一つである日突然、開発チームがブログ記事をバリバリ執筆し出す、というほど世の中甘くないと思ってます。
エンジニア一同、日々バリバリ開発してる中、「ついでにブログも書いてね」と言われても業務時間が界王拳する未来しか見えません。
ここは真剣に、ブログを始めるにあたってのポイントを幾つか考えてみることにしました。
- ブログの投稿先を決める
- ブログのアイデアを貯めることを習慣化する
- ブログを書くトリガーを用意する
- 執筆する時間を確保する
- 誰かにレビューしてもらう
- 読んだ人からリアクションを受け取る
1.
については Zenn Publication が良さそうという話が社内でも出ていたのであっさり決まりました。 6.
はブログを定期的に書く習慣が根付いてから考えれば良さそうなので一旦後回しにします。
2.
〜 5.
について考えたことをまとめてみます。
2. ブログのアイデアを貯めることを習慣化する
冒頭で述べたように esa の個人フォルダに細々と知見をまとめるムーブがすでにあったのと、開発朝会やスプリント毎の開発共有会で面白い話題が出ていることから、日々の開発の中にブログの原石はたくさん落ちているように思いました。
一方でそれが表に出てこないのは、当のエンジニア自身がその価値に気付けていない点にあるように思えました。『まあ大した話ではないのですが』『いやいや、その話めっちゃおもろいですやんブログにしまひょ』という流れを作るシステムがあれば良さそうに思います。
フルリモートで働く会社の特性上、全てのやりとりは Slack に集約されているので、「ブログ化希望」というリアクションのあった投稿を自動的に「ブログアイデアチャネル」に投稿する仕組みを作りました。
「仕組み」といっても超簡単で、リアク字チャンネラー を使ったことがある人なら 10 分で用意できます。
あとは開発チーム全体で習慣化するまでバシバシ「リアク字」を送って送って送りまくろうと思ってます💪 ドーモ、ブログ化希望おじさんです👨🏻🦱
3. ブログを書くトリガーを用意する
グループ企業である株式会社フィードフォースでは、週次の社内勉強会を 10 年以上継続しているという実績があります。
🔗 自発的に始まった技術勉強会が10年500回つづいている件|フィードフォースのnote
弊社は株式会社フィードフォースから分社化して独立したという経緯がありますが、現在も共に勉強会に参加しており、次回でなんと 550 回目を迎えます 🎉
この勉強会の運用はスプレッドシートで「発表者」「発表予定日」「発表テーマ」を管理するだけという簡単なものですが、案外みんなきっかけがあれば何かしら発表できるもんだなと感じてます。アドベントカレンダーに参加したことがある人ならなんとなく伝わるんじゃないかと🎄
また、自分の場合がそうなのですが、時間があるとついついコードを書くことにばっかり時間を使ってしまうので、『今日はブログを書く日ですよ』と誰かに決めてもらった方がむしろやりやすいとも思ってます。
そこで以下のようなブログの当番表を作成しました。都合が付かない場合は別の方と順番を入れ替わるなどしてもらって OK で、柔軟に回していければなーと思っています。
毎週火〜木曜日(休暇・祝日を除く)に投稿予定が来るようにスケジュールを組んでいます。火〜木曜日を選んだのはスクラムイベントがない曜日だからですね。
現在の開発チームの人数(15名)だと 1 ヶ月強に一度のペースで担当が回ってくることになり、一人当たり年間 10 回投稿する予定になります。もちろんこの日程表以外でも投稿して OK で、ネタを思いついた方は積極的に執筆してもらえると嬉しいなーと思ってます。
4. 執筆する時間を確保する
スクラムの話が出ましたが、弊社では 2 週間 1 スプリントのスクラム開発を行っており、これまで各チームそれぞれが 16pt でプランニングを行ってきました。ブログの開設にあたって社長と相談し、これを今回のスプリントから 15pt に変更しています。ちなみに社長からは相談して 8 分後には OK のレスが返ってきてました🚀
弊社では 1pt = 半日と定義しているので『スプリント毎に約 4 時間を開発ブログに関する作業に使って下さい』という会社からのメッセージになります。
週 3 回投稿のスケジュールなので 1 スプリントで執筆当番は 6 人であり、実は常に各チームで 1pt 減らす必要はないのですが、運用の簡素化とブログのレビューなどに時間を使うことなども考慮しました。
5. 誰かにレビューしてもらう
弊社の開発では Pull Request に対してレビューを必須としていますが、ブログについては一旦任意で OK としました。とにかく最初はブログを書く習慣を身につけようという段階なので、必須にするかどうかは様子を見てからで良いかなと判断しました。
レビューには監査的な側面もあると思いますが、顧客企業名や個人情報については書かないようにしてね、という注意はしつつ、会社で採用している技術については積極的に発信していきたいという方針だけ伝えてあります。
今後の展望
せっかく立ち上げた TechBlog なので、末長く運用を続けていけるよう、これから頑張ります💪
将来的には開発ブログのベストセレクションを 技術書典 に出すなど、開発チームみんなでワイワイできる企画も立ち上げたいと思ってます ✌︎('ω')✌︎
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