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エッジコンピューティングって何?
✅ Cloudflare Workersとエッジコンピューティングの概要
🔹 エッジコンピューティングとは?
-
従来のWebアプリは、中央のサーバー(クラウド)にアクセスして処理する。
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エッジコンピューティングでは、ユーザーに近い場所(エッジサーバー)で処理を行う。
- たとえば東京のユーザーなら、東京にあるCloudflareのエッジサーバーで処理する。
👉 結果として:
- レイテンシ(通信の遅延)が減る
- グローバルでも高速にレスポンスできる
🔹 Cloudflare Workersとは?
- Cloudflareが提供する、サーバーレスのJavaScript実行環境。
- 世界中のエッジロケーション(200以上)で動く。
- つまり、グローバルに展開できる超軽量バックエンドのようなもの。
✅ Cloudflare Workersの特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 言語 | JavaScript(Node.js風だけどrequireは使えない) |
| 実行環境 | V8(Chromeと同じ)ベース。超軽量 |
| 起動時間 | 数ミリ秒(常時起動ではなく、リクエスト時に即起動) |
| 料金 | 無料枠あり。基本はリクエスト数ベースで課金 |
| 使い方 | ルーティング・API・認証・CDN制御・A/Bテストなど |
✅ 使いどころ(例)
- CDNエッジでのリクエストフィルターやヘッダー操作
- 静的サイト+APIの構成(Jamstackとの相性が良い)
- 認証トークンのチェック(Auth0などと連携)
- サーバー不要の簡易バックエンド処理(フォーム送信、ログ収集など)
✅ メリットとデメリット
✔️ メリット
- 超高速(エッジで実行)
- グローバルにスケーラブル
- サーバー管理不要(インフラレス)
- 開発体験が良い(CLI, GitHub連携)
❌ デメリット
- Nodeの全機能は使えない(
fsやrequireが使えない) - DB接続は工夫が必要(D1やDurable ObjectsなどCloudflare独自の仕組みが必要)
- 複雑な処理には向かない(バッチ処理や重いAI推論など)
✋ まとめ
Cloudflare Workersは「超高速&軽量なバックエンド」を「世界中のエッジで動かす」ことができる技術。
スケーラブルでメンテナンスが少なく、JamstackやSPAのAPI処理にピッタリな選択肢です。
Cloudflare Workersでできること・できないことをまとめたチートシートが欲しければ、作成もできますよ!どうしましょうか?
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