秘密鍵と公開鍵?
いいですね!これはSSHの超重要ポイントです。
秘密鍵と公開鍵は「鍵ペア」と呼ばれるもので、SSHにおける“安全なログインの仕組み”を支えています。
🔐 まず結論:
公開鍵をサーバーに置き、
秘密鍵を自分のPCに持っておくことで、
パスワードなしで安全にログインできる!
✅ 秘密鍵と公開鍵の役割
鍵の種類 | 保存場所 | 説明 |
---|---|---|
🔐 秘密鍵(private key) | 自分のPC | 絶対に他人に見せてはいけない! |
🔓 公開鍵(public key) | サーバー側 | 誰が見てもOK。サーバーに登録して使う |
🧠 どう動くの?ざっくり仕組み
- あなたのPC(クライアント)は 秘密鍵で署名(電子ハンコ) を作る
- サーバーは、事前に登録された 公開鍵でそのハンコを検証する
- 一致したら「この人は本人だ!」と認証成功
🧠 つまり、「秘密鍵を知ってる人=本人」と判断される。
💡 パスワードは使わず、暗号学的に本人確認している。
🛠 実際の操作イメージ
🔧 鍵の作成(ローカルで)
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your_email@example.com"
これで:
-
~/.ssh/id_rsa
→ 秘密鍵(厳重保管!) -
~/.ssh/id_rsa.pub
→ 公開鍵(サーバーに渡す)
📤 公開鍵をサーバーに登録
ssh-copy-id user@server_ip
または手動で:
cat ~/.ssh/id_rsa.pub | ssh user@server_ip "mkdir -p ~/.ssh && cat >> ~/.ssh/authorized_keys"
🚀 その後のログイン
ssh user@server_ip
→ パスワード不要でログイン成功!
🔒 なぜ安全なの?
- 秘密鍵はサーバーに送られず、PC内で署名を作って送信するだけ
- サーバーは公開鍵で検証するだけなので、秘密鍵を盗まれない限り安全
- パスワードを送信しないので、盗聴されても安心
✅ まとめ
用語 | 意味 |
---|---|
公開鍵 | サーバーに設置、他人に見せてもOK |
秘密鍵 | 自分のPCに厳重に保管 |
利点 | パスワード不要、安全で自動化しやすい |
注意 | 秘密鍵は絶対に漏らさないこと!漏れたら削除&再発行 |
次に「GitHubやAWSでのSSH設定」や「鍵の紛失時の対応」も知っておくと実践的になりますが、今の理解を深めたい方向などありますか?
操作イメージについてですが、それぞれのコマンドは、ローカルのMACでやっているか、サーバーのLinuxでやるのか、明記してください。でないとわかりません。
ご指摘ありがとうございます!その通りですね。
では、「どの操作をローカルMacで行うのか」「どれがサーバー側か」をはっきり区別して、SSH鍵認証のセットアップ手順をわかりやすく整理します。
✅ SSH鍵認証のセットアップ手順(MacからLinuxサーバーにログイン)
🧰 【STEP 1】鍵ペアを作成する
📍ローカル(あなたのMac)で実行
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your_email@example.com"
-
これは 秘密鍵(id_rsa)と公開鍵(id_rsa.pub)を生成するコマンドです。
-
保存場所(聞かれたらそのままEnterでOK):
- 秘密鍵 →
~/.ssh/id_rsa
- 公開鍵 →
~/.ssh/id_rsa.pub
- 秘密鍵 →
📤 【STEP 2】公開鍵をサーバーに登録
📍ローカル(Mac)で実行
ssh-copy-id user@サーバーのIP
- これで Macの公開鍵を、サーバーの
~/.ssh/authorized_keys
に追加します。 -
ssh-copy-id
が使えない場合(Macだと稀にない):
cat ~/.ssh/id_rsa.pub | ssh user@サーバーのIP "mkdir -p ~/.ssh && cat >> ~/.ssh/authorized_keys"
- 🔐 この操作の結果、サーバーに"公開鍵だけ"が置かれます
🧪 【STEP 3】接続テスト
📍ローカル(Mac)で実行
ssh user@サーバーのIP
- パスワード入力なしで接続できたら成功!
- 🔁 ログイン後は、サーバー上で操作ができる状態になります
🔒 補足:サーバー側で確認してもOK
📍サーバー側(Linux)で実行
cat ~/.ssh/authorized_keys
- 公開鍵が登録されていることを確認できます。
✅ ローカルとサーバーの違いまとめ
操作内容 | コマンド | 実行場所 | |
---|---|---|---|
鍵ペアの作成 | ssh-keygen |
🖥️ Mac | |
公開鍵の送信 |
ssh-copy-id または `cat ~/.ssh/id_rsa.pub |
ssh ...` | 🖥️ Mac |
接続テスト | ssh user@IP |
🖥️ Mac | |
鍵の確認 | cat ~/.ssh/authorized_keys |
🖥️ サーバー |
この区別で混乱が解消されていたら嬉しいです!
次に「接続できないときの対処法」や「秘密鍵の管理方法(パーミッション)」についても知りたければどうぞ!
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your_email@example.com" このコマンドについて教えて。それぞれ何を意味している?rsaって何?
とても良い質問です!
このコマンドは、SSHで使う「公開鍵」と「秘密鍵」を作るためのコマンドで、各オプションはその鍵の形式や強さ、コメントを指定しています。
✅ コマンドの全体像
ssh-keygen -t rsa -b 4096 -C "your_email@example.com"
これは:
🔐 「RSA方式で、長さ4096ビットの鍵ペアを生成し、メールアドレスをコメントとして付ける」
という意味です。
🧩 各オプションの意味
部分 | 意味 | 詳細 |
---|---|---|
ssh-keygen |
鍵を生成するコマンド | SSH用の鍵ペア(公開鍵+秘密鍵)を作る |
-t rsa |
鍵の種類(type) |
rsa は暗号方式のひとつ(よく使われる) |
-b 4096 |
鍵の長さ(bits) | 4096ビット → より安全(2048よりも強固) |
-C "your_email@example.com" |
コメント | 公開鍵に表示されるメタ情報(誰の鍵か) |
rsa
って何?
🔐 - RSA = Rivest–Shamir–Adleman
- 1977年に開発された公開鍵暗号方式
- 暗号の原理:巨大な素因数分解が困難であることを利用
- SSH、SSL/TLS、電子署名などで今も広く使われている
- 安全性が高く、2048ビット以上が推奨(最近は4096ビットが主流)
🔄 他にも選べる鍵の種類(参考)
タイプ | 特徴 |
---|---|
rsa |
一番よく使われる。互換性が高い |
ecdsa |
新しめ。短くても安全。高速 |
ed25519 |
さらに新しい。安全・高速・省サイズ |
dsa |
古い&非推奨(使わない方が良い) |
🧠 Macやサーバーが対応しているかに注意(ed25519
は対応必須)
✨ 実行後にできるもの
ファイル名 | 説明 | 保存場所(デフォルト) |
---|---|---|
id_rsa |
🔒 秘密鍵(誰にも見せてはいけない) | ~/.ssh/id_rsa |
id_rsa.pub |
🔓 公開鍵(サーバーに渡す) | ~/.ssh/id_rsa.pub |
✅ まとめ
オプション | 意味 |
---|---|
-t rsa |
鍵の方式(RSA)を指定 |
-b 4096 |
鍵の長さ(ビット数)を指定 |
-C |
鍵に識別用コメントをつける(メールや名前) |
「生成した鍵ファイルってどう安全に管理すればいい?」とか「コメントってどこに表示されるの?」など、次のステップに進みたければお伝えください!
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