FigmaからLottieアニメーションをつくってみよう!
Lottieとは?
Lottieは、After Effectsなどで作成したアニメーションをJSON形式に変換し、軽量でなめらかなアニメーションをWebサイトやアプリで動かせるための技術(フォーマット)です。
Lottieの特徴
①軽量
アニメーションというとGIFやmp4動画などありますが、それよりも格段にデータが軽いということが特徴です。なぜ軽いかというとアニメーションを画像や動画ではなくJSONというコード(テキスト)ベースのデータ形式に変換するという仕組みなので、とても軽量です。
②拡大縮小に強いベクター素材
もう1つ大きな特徴としてはSVGのようにベクターデータでコードベースのため拡大縮小しても劣化せずなめらかなアニメーションが可能です。
③クロスプラットフォーム対応
LottieのアニメーションはWebはもちろん、iOSやAndroidなどのモバイルアプリにも対応しているため、同じアニメーションを複数の環境で再現できます。
④高いデザイン再現性
Lottieはコードベースで動きを記述するため、デザイン通りの精密なアニメーションを実現できます。たとえば、抜け感のない清晰な動きや、逆に自然な適当さを表現したい場合も、Lottieは最適です。
Lottieアニメーションをつくってみよう!
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ベクターイラストを配置
AfterEffectsだけでなくFigmaでも手軽にアニメーションを作成することが可能です。
今回はフリー素材サイトからベクターイラストをSVGでダウンロードして使用します。
ベクターデータをフレームごとに配置し、ベクターイラストに変化をつけていきます。
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Figmaのプロトタイプ機能を使いアニメーションを設定する
・[スマートアニメート]→フレーム間の変化を自動でいい感じになめらかに
・[アフターディレイ]→自動的に再生されるように
・[次に移動]→次のフレームを指定
・最初のフレームと最後のフレームをつなげてループされるように
修正とプレビューを繰り返し、アニメーションを完成させます。
作成したアニメーションに[フローの開始点]を追加し、名前を設定しておく
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LottieFilesプラグインを使用したJSON形式への変換
・LottieFilesプラグインをFigmaにインストール
https://www.figma.com/community/plugin/809860933081065308
無料登録が必要です。無料版はアップロード数などに制限があるようですが、無料版でも十分使えると思います。
フローを選択して「Export to Lottie」を押して「Save to workspace」、「Save」で保存。
プレビューで問題ないことを確認できたら、LottieFilesのブラウザ版に移動する必要があるため右上の地球マークから移動します。
先ほど保存したアニメーションが、自分のプロジェクト内に保存されているので、
対象のアニメーションが選択された状態で右メニューの</>マークを選択。「Enable asset CDN」をONにすると下にコードが表示されるので、まるごとコピーする。
コピーしたコードをエディタのHTMLの任意の箇所に貼り付けます。
アニメーションはシンプルですが、、簡単にLottieアニメーションを実装することができました。
CDNでなくJSONファイルとしてダウンロードすることも可能です。
参考記事
・LottieFiles
・FigmaでLottieアニメーションを作ってみよう!作成方法やメリット、注意点を解説 - necco Note | necco inc.
・最新版! Lottieアニメーションの作り方 - Figma編 - ICS MEDIA
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