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CloudNative Days1日目 徒然文

2023/12/11に公開

CloudNative Daysにオフライン参加してきました!

https://cloudnativedays.jp/
やっぱりオフラインはいいですね!
会場の空気感だけではなく、懇親会でも他の組織では〜だったりプロダクトは〜、という"外気"に触れることができるので自分や属する組織の今を客観視するきっかけになります。

「組織には外に出て世間の温度を体感してくる人間が必要だ。」

という好きな言葉があります。
これはパタゴニアの創業者であるイヴォン・シュイナードが『社員をサーフィンに行かせよう - パタゴニア創業者の経営論』の中で語った一文です。
どのような職種や専門性に限らず、もはやそれは仕事であるとか趣味であるとかの壁もなく、世間の温度というものを体感することは個人、組織において成長や進化を促すための風を通す為に必要不可欠であり、それそのものが心地良いものであると感じます。
当著においては課題発掘のためのユーザー調査という文脈で記されている一文ではありますが、それは単に技術を追い求める専門性においても喜ばしい"外界との風通し"というもの繋がりうるのではないかと考えています。

ぜひお勧めしたい発表

そんなことを考えながら参加していたCloudNative Days1日目
自分のバックグラウンドや現在の環境ありきで、圧倒的な共感と共にぜひ皆様にアーカイブをとお勧めできる発表がこちらでした。

10年モノのサービスのインフラを漸進的に改善する、頑張りすぎないクラウドネイティブ

『10年モノのサービスのインフラを漸進的に改善する、頑張りすぎないクラウドネイティブ』
https://www.docswell.com/s/integrated1453/5DEQ9G-cloud-native-not-hard-work#p1

共感できる、という文脈からお察しかとは思いますが、もちろん9ページ目の会場アンケートではbに挙手をしました(汗

それだけではなく、前職ではもはやオンプレで、かつ定期的にアップデートをしていくようなSaaSとは到底言い難いパッケージのプロダクト開発をしていたため痛みも辛みも誰よりも強く共感していた自信があります。

そしてクラウドの歴史と照らし合わせて個人的な解釈ではあるのですが、この「頑張りすぎない」という表現そのものがCloudNativeそのものであるのではないかと感じました。
クラウドの歴史というと、僕自身が最初にそれに触れたのはこの著書を読んだことがきっかけとなります。
https://www.amazon.co.jp/クラウドの衝撃――IT史上最大の創造的破壊が始まった-野村総合研究所-城田-真琴/dp/4492580824

当時はIT業界に身をおかない中高生だったものですから、肌感としてその衝撃をリアルタイムで感じれているかというと決してそうではないのですが、前述の通りオンプレでのDevOpsをしていたという背景もあり全くの無関係ではないのかなと勝手に捉えています。
そこからクラウドファーストという考え方が拡まり、一周してハイブリッドクラウドやクラウドネイティブという表現になっていった歴史がこの「頑張りすぎない」という表現に集約されているような感覚を得ました。
クラウドファーストというのはそもそも手段が先行していて、良いモノづくりや事業を作るための意思決定を放棄している文脈を感じる瞬間があると考えています。

そういったような形而上でのイメージを想起させながらも、発表自体はかなり現場寄りでどういった変遷を辿りどのような対応をどのような意思決定のもと推進して行ったのかというのが分かり易く、ストーリーテリングという意味でも面白おかしく発表を聞かせていただきました。

from monolith to cloud native ~実現可能なcloud-native化手法~

次にこちらの発表です。
from monolith to cloud native ~実現可能なcloud-native化手法~
https://speakerdeck.com/zeal_mkt/20231211-cloudnative-daysjiang-yan-from-monolith-to-cloud-native-zhu-shi-hui-she-ziru

こちらはよりCloudNativeの定義に即しながら、「microservice」「ロジック分離」「コンテナ化」「IaC」「CI/CD」「observability」それぞれの観点でモノリスからの移行の歴史を示した発表でした。

やはりレガシー(とは一概に言えないものの)既存システムからの改善、リプレースをインフラ・アプリケーションアーキテクチャレベルでしてみた!みたいなストーリーが個人的に好きなのかもしれません(笑)
一番に感じたことは、複雑に絡み合う要素の整理と、整理の上でどこに向かおうという解を見出し推進していく力に尊敬というか、憧憬を感じました。
そしてそれが限りなくロジカルである。
発表の中で、「実は150pのスライドを作ったんですけど・・・;;」と話されていたので、検討に挙げていた範囲はこの40分で計り知れないほどのボリュームがあるのだと思います。
その後、プロダクトがどのように生きて成長したのかというのが気になる点ではありますが、学びというよりは、シンプルに刺激を得させてもらったという感覚です。
こちらもプロダクト開発における様々な分かりづらい要素を、ちゃんとした解釈で言語化されていたのでめちゃくちゃお勧めの発表でした。

オフラインならではの楽しみ

意見交換のためのホワイトボード

会場には様々なテーマで意見交換できるホワイトボードが設置されており、これはオフラインならではの設計だな〜と感じました。

↓↓↓最近気になっているCloudNative技術・OSSは?↓↓↓
最近気になっているCloudNative技術・OSSは?

いいですね〜〜!
様々な環境に身を置きつつも、同じようなミッションを持ったエンジニアが今何に興味関心があるのかというのが分かっちゃいます!
初めて名前を知ったOSSも多くあり、ここら辺から気の向くままに触ってみようかなと思ったり!

夜イベ(懇親会)にも参加してきました!

夜イベ
開沼くん

実はエンジニア友達の開沼くんと一緒に参加してました。
https://x.com/ryo_kainuma?s=20

基本、コミュ障なのですが、開沼くんを盾に色んな組織の人と交流を持つこともできたり・・・!
ぜひカジュアル面談等で話させてくださいとありがたい言葉を頂けたりと良い夜になりました。
ここら辺もオフラインならではの良いところではありますね!(北海道からイベントのためにいらした方ともお話しすることができました・・・!)

2日目は業務後にオンラインでアーカイブを追っていく形になるのですが、様々気になるテーマもあり、視聴をしていこうと思います!
唯一の心残りは夜イベの抽選会でArgoCDのグッズとKubernetesのパーカーを入手できなかったことですが、それはそれで徳を積んでいるということで!!
どこかで一大イベントの際に溜め込んだ徳を爆発できればと思います!!!(笑)

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