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Dart基礎3

2024/02/02に公開

はじめに

前回の続きです。今回はDartの重要な概念である制御文に関してまとめていこうと思います。

制御文とは

制御文とはプログラミングの実行を制御する命令のことを言います。条件によって異なる処理を行ったり、繰り返し処理を管理したりします。今回は代表的なものであるif文、for文、while文、 do while文、switch文に関してまとめようと思います。

if文

if文は、指定した条件が真の場合にのみ、特定のコードブロックを実行します。基本構文は以下のようになります。

if (条件) {
   // 条件が真の時に実行される処理
}

以下のようにして使用します。

void main() {
   var score1 = 100;
   var score2 = 80;
   
   if(score1 > 90 && score2 > 90) {
       print('優です');
   } else if (score1 > 90 || score2 > 90) {
       print('可です');
   } else {
       print('不可です');
}

while文

while文は繰り返し処理を行う時に使用されます。条件式がtrueである限り、処理が続きます。基本構文は以下のようになります。

while (条件) {
   //実行される処理
}

以下のように使用します。

void main() {
  var num = 10;
  while(num < 15) {
     print(num);
     num++;
  }
}
// 10
// 11
// 12
// 13
// 14

while文を使用する時には無限ループにならないように注意する必要があります。例えば上のコードでnum++を除くと、条件の中身が常にtureとなるため無限ループが起きてしまいます。

do while文

do while文はwhile文と似ているのですが、1度はコードブロックが実行されるのが異なっています。基本構文は以下のようになっています。

  do {
     // 条件に関わらず1度は実行される処理
  }

以下のように使用します。

void main() {
  var num = 10;
  do {
         print(num);
       num++;
   } while(num < 15);
}
// 10
// 11
// 12
// 13
// 14

上記のnumを例えば以下のようにすると

void main() {
  var num = 30;
  do {
         print(num);
       num++;
   } while(num < 15);
}
// 30

doの中の処理は1回は実行されるので30と表示されます。

switch文

switch文は、特定の変数の値に基づいて、複数のケースの中から1つを選択して実行します。基本構文は以下になります。

switch (変数) {
   case 値1:
           // 変数が値1の場合の処理
     break;
   case 値2:
     // 変数が値2の場合の処理
     break;
   default:
     // どのケースにも該当しない場合の処理
}

以下のように使用します。

void main() {
var color = 'red';
switch (color) {
   case 'black':
      print('黒です');
      break;
   case 'blue':
      print('青です');
      break;
   case 'red':
      print('赤です');
      break;
   case 'white':
      print('白です');
      break;
  }
}

おわりに

Dartにおける主要な制御文について学びました。これらの制御文を使えるようになることで、プログラムの流れを柔軟に制御することができるようになります。実際のプロダクト開発でもよく使う部分なので、実際に自分で手を動かしながら身につけていくといいかもしれないです。最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献

https://dart.dev/language/loops
https://dart.dev/language/branches

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