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blockMeshを使った標準例題のメモ
概要
OpenFOAM標準例題には,参考になる情報・技術・ノウハウが詰め込まれている。しかし,莫大な量の情報が存在するため,把握するのが困難である。
ここでは,blockMeshに関するもので,役立つ例題の情報や特徴などをメモしていく。
例題
pimpleFoam/LES/periodicHill
特徴
曲線に沿った形状を作成するため,blockMeshDict内のcodeStreamでedgesを作成する。
壁面近傍にメッシュを寄せるために,比率100や0.01といった極端な値を採用している。
メッシュ
pimpleFoam/LES/surfaceMountedCube
特徴
多くの変数を定義し,節点座標を与えている。eval機能を使って簡単な計算で座標点を算出する。メッシュ比率を設定する数値列を変数に収めることで,blockの設定を見やすくする工夫がある。全体を17ブロックで構成している。
下記にブロック指定の設定の一部を示す。
x_up ((0.4 0.25 0.5)(0.3 0.25 0.75)(0.3 0.5 0.2));
blocks
(
hex ( 0 1 13 12 4 5 17 16) ($nx1 $ny1 $nz1) simpleGrading ( $x_up $y_side1 $z_bottom)
メッシュ
底面と障害物のパッチだけを表示した。
pimpleFoam/LES/wallMountedHump
複雑な計算
共通するメッシュで複数の設定計算を実行する方法
複雑なedgeGradingをわかりやすく設定・記述する方法
やや複雑なedge形状を与えるため,polyLineを使う。多くの点で構成されるpolyLineは別ファイルに記述してincludeすることで,視認性を向上させている。そのファイルにもblockMeshDictで設定した変数を使うことで,スパン方向計算領域は容易に変更できる。
メッシュ
計算領域とtopology
pitzDaily
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