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blockMeshを使った標準例題のメモ

2023/10/13に公開

概要

OpenFOAM標準例題には,参考になる情報・技術・ノウハウが詰め込まれている。しかし,莫大な量の情報が存在するため,把握するのが困難である。

ここでは,blockMeshに関するもので,役立つ例題の情報や特徴などをメモしていく。

例題

pimpleFoam/LES/periodicHill

特徴

曲線に沿った形状を作成するため,blockMeshDict内のcodeStreamでedgesを作成する。

壁面近傍にメッシュを寄せるために,比率100や0.01といった極端な値を採用している。

blockMeshDict

メッシュ

pimpleFoam/LES/surfaceMountedCube

特徴

多くの変数を定義し,節点座標を与えている。eval機能を使って簡単な計算で座標点を算出する。メッシュ比率を設定する数値列を変数に収めることで,blockの設定を見やすくする工夫がある。全体を17ブロックで構成している。

下記にブロック指定の設定の一部を示す。

x_up     ((0.4 0.25 0.5)(0.3 0.25 0.75)(0.3 0.5 0.2));

blocks
(
    hex ( 0  1 13 12  4  5 17 16) ($nx1 $ny1 $nz1) simpleGrading ( $x_up $y_side1  $z_bottom)

blockMeshDict

メッシュ

底面と障害物のパッチだけを表示した。

pimpleFoam/LES/wallMountedHump

複雑な計算

共通するメッシュで複数の設定計算を実行する方法

複雑なedgeGradingをわかりやすく設定・記述する方法

やや複雑なedge形状を与えるため,polyLineを使う。多くの点で構成されるpolyLineは別ファイルに記述してincludeすることで,視認性を向上させている。そのファイルにもblockMeshDictで設定した変数を使うことで,スパン方向計算領域は容易に変更できる。

blockMeshDict

polyLineを指示するためのファイル群

メッシュ

計算領域とtopology

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