Open1

CCNA関係_スタティックルーティング

rg_4232rg_4232

IP routeコマンド_スタティックルーティング

やりたいこと

  • R1から

    • ①R2(172.16.0.5 [172.16.0.0/24])-> SW-> PCA(10.10.10.3) -> ネットワーク (10.0.0.0/24)
    • ②R3(192.168.0.4 [192.168.0.0/24])-> SWを経由したPCB(10.10.10.1)
      のそれぞれに手動でパケットを送りたい。
  • IP routeコマンドを利用する。

     ip route 送信先 サブネットマスク ネクストホップ
    
    • 送信先:
      どこから送るかなどは無視した上で、どこに送るのかを指定
    • サブネットマスク
       ネットワーク(X.X.X.X/X)を論理積で1として置き換えることで、ネットワークの範囲を指定->255.255.255.255だと(X.X.X.X/X)に一致するため、一つのIPしか使えない。
      • 数字が大きいほど、ネットワークは小さいと考える。
    • ネクストホップ
      R1が直接パケットを伝送する先のこと
      R1から見たR2,R3を示している。ネットワークではないので注意

やり方

  • 2経路分設定すれば良い。
    • ①R1->R2(172.16.0.5 [172.16.0.0/24])-> SW-> PCA(10.10.10.3) -> ネットワーク (10.0.0.0/24)
    • ②R1->R3(192.168.0.4 [192.168.0.0/24])-> SW -> PCB(10.10.10.1)本体
      • 上記のエンドポイントと、経由するネットワークに着目する。
        • 宛先
          • エンドポイント
        • サブネット指定
          • 24 は 32-24 = 8 -> シグネチャ1個分 -> 255.255.255.0
          • PC本体なので、IPは一つだけで良い -> 255.255.255.255
        • 送り元
          • R1, R2のIPアドレス
      ip route 10.0.0.0 255.255.255.0 172.16.0.5
      ip route 10.0.0.0 255.255.255.255 192.168.0.4
      

より先の経路を指定したい場合は、各ルータごとに経路を指定していく必要がある。(ip routeを打ち込む)

上記をスタティックルーティングと呼ぶ。

スタティックルーティングとは?

スタティックルートとは、管理者が宛先ネットワークへの最適なルートを手動で設定したルートのことです。
スタティックルートの情報は他のルータへ通知されることはありません。また、ネットワークの状態に変化
があった場合でも、他に有効な宛先ルートがあっても、自動的にそのルートに切り替わることはありません。
ルータでこのスタティックルートを使用したルーティングのことを、スタティックルーティングと言います。

  • DHCPサーバーにルーティングテーブルを作成してそれを元にIP割り当てを自動化させたり、ルータ同士で距離を計算して自動接続してくれる自動ルーティング(ダイナミックルーティング:OSPF)とは別のもの。
  • CISCOのルート上で直接コマンドを打ち込むことで調整する。