Open1
CCNA関係_スタティックルーティング

IP routeコマンド_スタティックルーティング
やりたいこと
-
R1から
- ①R2(172.16.0.5 [172.16.0.0/24])-> SW-> PCA(10.10.10.3) -> ネットワーク (10.0.0.0/24)
- ②R3(192.168.0.4 [192.168.0.0/24])-> SWを経由したPCB(10.10.10.1)
のそれぞれに手動でパケットを送りたい。
-
IP routeコマンドを利用する。
ip route 送信先 サブネットマスク ネクストホップ
- 送信先:
どこから送るかなどは無視した上で、どこに送るのかを指定 - サブネットマスク
ネットワーク(X.X.X.X/X)を論理積で1として置き換えることで、ネットワークの範囲を指定->255.255.255.255だと(X.X.X.X/X)に一致するため、一つのIPしか使えない。- 数字が大きいほど、ネットワークは小さいと考える。
- ネクストホップ
R1が直接パケットを伝送する先のこと
R1から見たR2,R3を示している。ネットワークではないので注意
- 送信先:
やり方
- 2経路分設定すれば良い。
- ①R1->R2(172.16.0.5 [172.16.0.0/24])-> SW-> PCA(10.10.10.3) -> ネットワーク (10.0.0.0/24)
- ②R1->R3(192.168.0.4 [192.168.0.0/24])-> SW -> PCB(10.10.10.1)本体
- 上記のエンドポイントと、経由するネットワークに着目する。
- 宛先
- エンドポイント
- サブネット指定
- 24 は 32-24 = 8 -> シグネチャ1個分 -> 255.255.255.0
- PC本体なので、IPは一つだけで良い -> 255.255.255.255
- 送り元
- R1, R2のIPアドレス
- 宛先
ip route 10.0.0.0 255.255.255.0 172.16.0.5 ip route 10.0.0.0 255.255.255.255 192.168.0.4
- 上記のエンドポイントと、経由するネットワークに着目する。
より先の経路を指定したい場合は、各ルータごとに経路を指定していく必要がある。(ip routeを打ち込む)
上記をスタティックルーティングと呼ぶ。
スタティックルーティングとは?
スタティックルートとは、管理者が宛先ネットワークへの最適なルートを手動で設定したルートのことです。
スタティックルートの情報は他のルータへ通知されることはありません。また、ネットワークの状態に変化
があった場合でも、他に有効な宛先ルートがあっても、自動的にそのルートに切り替わることはありません。
ルータでこのスタティックルートを使用したルーティングのことを、スタティックルーティングと言います。
- DHCPサーバーにルーティングテーブルを作成してそれを元にIP割り当てを自動化させたり、ルータ同士で距離を計算して自動接続してくれる自動ルーティング(ダイナミックルーティング:OSPF)とは別のもの。
- CISCOのルート上で直接コマンドを打ち込むことで調整する。