デザインスプリントを短縮!爆速プロトタイプ作成
この記事は SMat Advent Calendar 2024 の12月9日分の記事です。
はじめに
弊社エスマットの開発チームでは、新規機能の開発においてデザインスプリントを参考にした手順で機能開発に着手しました。オフラインで集まったメンバー7人全員がそれぞれ意見を出すことで様々な視点から解決策や問題点を出すことができ、短期間でプロトタイプを作成することに成功しました。
今まで出なかったような斬新な意見や、試したいアイディアを共有する機会となり、スムーズに開発に着手できた点が非常に有意義でした。
今回のプロセスでは、1日目をオンラインで、2日目をオフラインで実施しました。
1日目
オフラインで集まる前日までに、オンライン会議を通じて以下の内容を共有し、課題に対する理解を深めました。
- 課題が生じるまでに至った経緯
- 課題について詳しい人からのヒアリング
- 現在の状況
- 疑問を出す
- 実現したいこと
2日目
2日目は朝から夕方まで、下記の内容をスケジュールに沿って進めました。
- 各自のアイディア出し
- 各自解決フローの提案
- プロトタイプの作成(Figmaを使用)
- 他部署メンバーへのプロトタイプ共有
- プロトタイプの評価をヒアリング
アイディア出しで気がついたこと
1日目に共有した疑問や課題に対して、各自が自由にアイディアを列挙する時間を設けました。この際、「うまくいくかわからない」「実現が難しいかもしれない」といったアイディアも含め、気軽に紙に書き出すルールとしました。
アイディアの共有時には、似たような意見が出る一方で、自分では考えつかなかった視点を聞くことも多く、新たな発見がありました。ただし、似た意見が続くと単調になりがちなので、発想力を鍛えたり、ユニークな視点を意識する必要性も感じました。
意見の共有ではココがイイ!!と思ったところをお互いにチェックするなど、評価しながら進めていました。銀のシール貼ってました
解決フローをそれぞれ提案
みんなのアイディアの影響を受けてから、時間を取り、それぞれ個人で今回の課題を解決するためのフローを考えて紙に書き出していきました。今回はブラウザ上の画面構成や流れなどを利用者目線で考えています。
実際にやってみると、前日までになんとなく考えていた流れからは少し変わり他の人のアイディアを採用したり、複数人のアイディアからいいとこ採りしたような案を作り出すことができました。
個人で考えたあとは、全員分共有して意見を交換しました。似ている構成もあれば、面白い案もあり
これは実現できるんだろうか?など話が盛り上がりました。
プロトタイプを作成
全員の意見を取りまとめ、プロトタイプの作成に取り掛かりました。ここでは採用されなかった意見も当然出てきますが、今回の課題解決に向けて一本化した意見でプロトタイプを作成します。
プロトタイプ作成後には、今回の議論に参加していない他部署の社員へ発表し、その場でフィードバックを受けました。
ホワイトボードとFigmaを併用
プロトタイプの評価とフィードバック
「良かった点」や「わかりにくかった点」などの意見をもらうことができたので
わかりづらかったところをさらに工夫できないか、こうすれば分かるんじゃないか仮説を立てて検証できるか、すぐに意見交換をすることができました。
終わりに
今回はデザインスプリントもどきみたいな流れで「課題の理解〜解決アイディアを考える〜プロトタイプの作成〜プロトタイプの意見をもらう」まで短期間で行いました。参加したメンバーが課題についての理解が深まり、より良い開発、検証ができるような感覚を掴めたかなと思います。
このような流れを繰り返すことで仮設を立て、検証するのをもっとうまくやっていけるようになっていければと思います。
Discussion