文系大学生がソフトウェアエンジニアになる、という選択肢
はじめに
こんにちは。本日は、文系大学生として過ごしていた私がソフトウェアエンジニアという道を選んだ話をしたいと思います。この記事では、文系だからといってエンジニアを目指すことを諦めず、挑戦し続けた経験をお伝えします。もしあなたが「文系だから...」と悩んでいるなら、少しでも参考になれば幸いです。(ちょっとポエムっぽくなってしまい恥ずかしいです)
始める前の私:いかに無気力でPCに無関心だったか
ソフトウェアエンジニアを目指す前の私は、正直言って「無気力」そのものでした。パソコンは大学のレポートを書くためにしか使わず、コピペのショートカットキーすら知りませんでした。ITへの関心はゼロで、情報収集能力も皆無。向上心や知的好奇心も欠けていて、ただなんとなく毎日を過ごしていました。
就職活動の時期が迫る中、自分には何のスキルも目標もなく、途方に暮れていました。
きっかけ:高校の友達に誘われて
そんな中、高校時代の友人からITに関する話を聞いたのが転機でした。「これが人生を変えるかもしれない」と直感し、勇気を出して大学を休学。将来に対する漠然とした不安を振り払うためにも、ITの学習を始めることにしました。
最初の6ヶ月:基礎からのスタート
休学後の6ヶ月間は完全に独学で、ITの基礎を一から学びました。主に取り組んだ内容は以下の通りです:
- ネットワークの基礎(フロントエンド・バックエンド・データベースの構造理解など)
- HTML / CSS / JavaScript(Web開発の基本)
- React(モダンフロントエンドフレームワーク)
最終的にReactで簡単なWebサイトを作り上げ、ポートフォリオとしてまとめました。この過程を通じて「自分でも何かを作れる!」という自信がつきました。
長期インターンへの挑戦:未知の環境に飛び込む
ポートフォリオをもとに、スタートアップ企業での長期インターンに挑戦。ここがなかなかカオスな現場で、私はダッシュボードや管理者画面の開発を提案しましたが、全ての裁量権が自分にある状況に困惑しました。
それでも、PHPとReactを駆使しながら、勉強と実践を繰り返してなんとか形にしました。フロントエンドの方が得意だと感じましたが、バックエンドの開発も非常に楽しく、新たな挑戦の楽しさを学びました。
夜や休日も:楽しいからこそ続けられる
退勤後や休日も手を止めることはありませんでした。夜21時から24時を「コアタイム」として友人と設定し、以下に取り組みました:
- 個人の勉強や開発:仕事で使えそうな技術を触ったり、個人で開発したり
- AtCoder:競技プログラミングでアルゴリズムの学習
(もちろん将来に対する漠然とした不安はありましたが、)学ぶこと自体が楽しく、働いた後でも全く苦になりませんでした。
ITに入って出会えた世界
ITの世界に飛び込んだことで、これまで出会えなかった人々や経験に恵まれました:
- ハッカソンでの優勝:東京で開催された100人規模のハッカソンで優勝。
- 時給1万円を超えるフリーランス:業界のプロフェッショナルに出会い、大きな刺激を受けました。
- 向上心を持てる環境:今では無意識にパソコンを触り、新しい知識を吸収することが当たり前になっています。
結果として得たもの
その後、新卒として自社開発のSaaS企業にエンジニアとして採用されました。来年4月から新しい環境で働き始めますが、働き方も給料も、ITに入る前では想像もできなかったほどの理想的な環境です。努力が報われた気がしました。
文系出身として:不安と向き合う
文系出身ということで、以下のような不安は常にあります:
- 「非CS出身者」というレッテル:Twitterで「学位論争」をよく目にする。
- CSの知識不足:アルゴリズムやデータ構造、ネットワークの知識不足を感じる時がある。
それでも私は、「学ぶことが楽しい」という気持ちがある限り、成長し続けられると信じています。壁にぶつかっても、挑戦する自分でありたいと思っています。
まとめ:文系だからこそ、挑戦してみてほしい
もしあなたが「文系だから」と不安に思っているなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。簡単にエンジニアになれるとは口が裂けても言いませんが、
私が学んだのは、「学び続ける姿勢」と「楽しむ心」の大切さです。私もまだ学びの途中ですが、同じように挑戦したい人を全力で応援しています。
未来への一歩を、一緒に踏み出しましょう!
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