最新のコントロールとテーマに関する 2024 年 5 月の更新

この記事は以下のブログを翻訳したものです。

https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/blog/may24-updates-for-modern-controls-and-theming/

注: このブログは、キャンバス アプリに導入される一連の最新コントロールの続きです。2024年3月の更新情報はここでご覧いただけます。

4月初旬の前回の更新以来、私たちはアプリ作成者が真に最新のアプリを構築できるようにするために重要な飛躍を続けてきました。最新のテーマへの更新、ボタンのアイコンの利用可能性、一般提供状態のより多くのコントロール、最新のコントロール全体で約 100 個の新しいスタイル プロパティなど、多くのエキサイティングな発表があります。これらのアップデートはプレビュー段階であり、展開スケジュールに従ってさらに多くのリージョンに展開される予定です。詳細を見ていきましょう。

モダンなテーマの更新

• クラシックコントロール
  モダンなテーマは、モダンなコントロール以外にも適用されるようになりました。モダン テーマを選択すると、モダン テーマ変数を利用してクラシック コントロールの色のプロパティを設定する PowerFx 式を通じて、そのテーマがクラシック コントロールにも適用されます。これにより、ボタンを 1 回クリックするだけで、より一貫した外観のアプリを作成できるようになります。また、最新のテーマがアプリに適用された方法が気に入らない場合でも、問題ありません。 [元に戻す]ボタンを 1 回クリックしてクラシック コントロールへの変更を元に戻し、もう一度クリックしてテーマの適用をモダン コントロールに戻すことで、変更を簡単に元に戻すことができます。

• 鮮やかさとねじれの調整
  カスタム テーマを作成または編集するときに、鮮やかさとねじれのスライダーを利用して、選択したシード カラーから生成されたテーマ パレット、特にパレットの明るい端の色を調整できるようになりました。鮮やかさはパレットの落ち着いた明るさに影響し、ねじれは色の色合いに影響します。これらのスライダーを使用してテーマを微調整できます。

テーマのねじれと活気のオプション

• テーマのプレビュー
  「テーマの作成」ダイアログにテーマのプレビューも追加されました。このプレビューでは、テーマがボタン、ラベル、入力フィールドなどのさまざまなサンプル コントロールにどのように適用されるかを示します。プレビューを使用して、テーマの選択の効果をアプリに適用する前に確認し、最適なオプションが見つかるまでさまざまなオプションを試してください。

コントロール上のテーマのプレビュー

ボタンコントロールのアイコン

滑らかなアイコンを表示するためにボタン コントロールが強化されました。
メーカーは、アイコンを左側、右側にレンダリングするか、ボタンにテキストを含まずアイコンのみをレンダリングするように構成するかを選択できます。メーカーはアイコンをアウトラインまたは塗りつぶした状態でレンダリングできます。メーカーはボタン内のアイコンを回転させることもできます。

ボタン内のアイコンの例

より多くのコントロールが一般提供

• チェックボックス
  アプリ作成者からのフィードバックを取り入れ、より多くのスタイルオプションとともに、チェックボックスのサイズを細かく制御できるようになりました。今回のアップデートにより、このコントロールが一般提供されるようになりました。

チェックボックスの異なるサイズ

• ラジオ
  チェックボックスと同様に、追加のスタイル プロパティとともにラジオ ボタンのサイズを更新するための構成も提供され、このコントロールをお客様が一般に利用できるようになりました。
• バッジ
  最後に残ったいくつかの整列プロパティを追加し、このコントロールを一般利用できるようにしました。多くのアプリ作成者はバッジをボタンとして使用したいと考えていますが、アクセシビリティのためにボタンコントロールを使用することをお勧めします。また、以下のスタイルセクションで詳しく説明するように、ボタンのカスタマイズも提供しています。

最新のコントロールの新しいスタイルプロパティ

以下に示すコントロールで重要なスタイル プロパティの展開を開始しました。数週間以内に、さらに多くのスタイリング プロパティを追加するメジャー アップデートが行われる予定です (次のセクションを参照)。

• 配置プロパティ:数値入力、テキスト入力、ボタン、バッジなどのコントロールに、垂直方向と水平方向の両方の配置機能が追加されました。
• パディング プロパティ:最新のコントロールの大部分 (テキスト、ボタン、すべての入力コントロール、チェックボックス、ラジオ、リンクなど) でパディング プロパティが利用できるようになりました。
• 入力コントロールの外観プロパティ:すべての入力コントロールに、必要な視覚的処理を更新するために使用できる外観オプションが追加されました。

入力コントロールのさまざまな外観プロパティ

長期的には、このプロパティはフォームおよびテーマ レベルでも利用できるようになり、作成者はアプリ全体に必要なスタイルをすばやく設定できるようになります。

• 境界線の半径:左上、右上、左下、右下の半径プロパティなど、ボタン コントロールで詳細な境界線の半径プロパティを使用できるようにしました。すべての入力コントロールについて、エクスペリエンスを意図的にシンプルにし、「BorderRadius」と呼ばれる新しいプロパティに従うコントロールの半径値を 1 つだけ提供しました。
  (PS: 安定性を高め、すぐに再度有効にするために、他の境界プロパティを数週間ロールバックする予定であることに注意してください。)

最新のコントロールとテーマに対する今後の機能強化:
私たちのチームは、アプリ作成者が最新のアプリを構築できるよう、より多くの優れた機能を提供できるよう懸命に取り組んでいます。今後数週間以内に展開される重要な投資の一部は次のとおりです。

今後のコントロールへのスタイルの更新

私たちのチームは、アプリ作成者が最新のアプリを構築できるよう、より多くの優れた機能を提供できるよう懸命に取り組んでいます。今後数週間以内に展開される重要な投資の一部は次のとおりです。

1. 最新のコントロールにさらに重要なカスタマイズプロパティを追加しています。

• 塗りつぶし
  このプロパティは、すべての入力コントロール、テキスト コントロールなどの背景色を追加または編集するために使用できます。
• 追加の境界線プロパティ
  境界線の色、スタイル、太さ、および半径のプロパティは、入力コントロールを含む該当するすべてのコントロールで利用できます。一部のアプリ作成者向けに、これらの境界線プロパティはすでにロールアウトされていますが、現在ロールバック中であり、機能の安定性を向上させて数週間以内に再度リリースする予定です。

2. より多くのコントロールの一般提供
   私たちは、高品質の機能を備えたコントロールをリリースし、ゴールデンタイムに備えられるようにすることに重点を置いています。さらに 3 つのコントロール (テキスト入力、トグル、情報ボタン) を間もなく一般提供ステータスに移行する予定です。残りのコントロールもこのパターンに従い、次のアップデートから数週間以内に一般公開される予定です。
3. 新しいコントロール
   数週間以内に、メーカー向けに新しいコントロールをリリースする予定です。

• インタラクティブテキストコントロール
  最新のコントロールのセットにより、OnSelect サポートを備えた真にアクセスしやすいテキストコントロールを提供します。これは現在のテキスト コントロールに追加され、aria ラベル、キーボード タブの境界線、マウス ホバー状態などのすべての対話型アクセシビリティプロパティをサポートします。

• コマンドバーコントロール
  ユーザーが選択できる1つ以上のコマンドを含むコマンドバー コントロールも近々提供される予定です。コマンドにはテキスト、アイコン、またはその両方を含めることができ、作成者の設定に応じて外観や動作が異なる場合があります。
  

• Fluentベースのアイコンコントロール
  ビジュアライゼーションを強化するために使用できる、Fluent デザイン言語に基づいたスタンドアロンのアイコンコントロールもリリースする予定です。これらでは OnSelect が有効になっていないため、Power Apps では対話型アイコンとしてボタン上のアイコンを活用することをお勧めします。