VRデキナイ 海外在住Webフロントエンドエンジニアが、VR法人HIKKYにJoinした物語
✔ 注意事項
- 本稿の記載内容について、VR法人HIKKYは一切関知しておりません。レビューすら通してません。
- 本稿の記載内容は、筆者の私見であり、字句通りの idea となります。
- 断定形の文末は、適宜「と筆者は認識している」「と筆者は考えている」と読み替えてください。
- 本稿はポエムです。エビデンスを伴っておりません。正確性を求めないでください。
- 本稿では、可能な限り、執筆時現在の筆者の思うところを、あるがまま綴っておりますが、一部、昨今の社会情勢やコンプライアンスに配慮し、脚色している箇所もございます。ご容赦ください。
🏭 今北産業
- VR法人HIKKY は、良くも悪くも、まだまだこれからの伸び代のある会社。
- to CのWebサイトやWebアプリケーション開発ができる!楽しい!
- Webフロントエンドエンジニアを絶賛求人中!働き方は融通効く方だと思います。
🎍 まえがき
はじめまして。R.D.Sakamotoと申します。早速ですが、本稿はいわゆる転職エントリとなります。株式会社HIKKYへの、正社員契約でのジョインが決まったので、予てより噂には聞いていたZennなるもので、一筆書いてみることにした次第です。
執筆時現在、弊社について、3Dクリエイターの情報は腐るほどググって出てくるのですが、Web 関連の情報は、おおよそ出てこないと思います。本稿を執筆するもう一つの目的として、弊社での業務に参与したいと考える Webフロントエンドエンジニア 各位への一助となればという願いも込めております。
なお、本稿では、以下のトピックについて、言及します。
- VR法人HIKKYとは?
- VR法人HIKKYにおけるWebフロントエンド開発の現状
- VR法人HIKKYにおけるWebフロントエンド開発のこれから
- 実際に働いてみての所感
逆に、以下のトピックについては、言及しません。
- 個々の採用状況、報酬や、待遇について
- ケースバイケースであるため。
- 弊社の状況として、今がひとつの変革期であり、ここに記載してもすぐに陳腐化するため。
- 個々のプロダクトや案件の詳細について
- 社内機密情報に抵触しうるため。
- 筆者や筆者のキャリアについての詳細
- これについては、note「エストニアに法人たててみた」 や note「エストニアでVRはじめました」を参照ください。キャリアだけならGitHubを参照いただくのが手っ取り早いです。
- 弊社への忖度
- 仕事じゃないので、忖度はしません。お金もらったらします。ライター業も兼業させていただいている身として、無料で記事を書くなんて以ての外です。
💭 VR法人HIKKYとは?
VR法人HIKKYとは、
「バーチャルマーケット」などの VR空間上でのイベントを開催したり、
to Bのお仕事もやっている会社です。手広いですね。
IR情報は、会社ホームページからは探し出せませんでした。儲かっているんでしょうか?新規メンバーを採用する程度に潤っていることは間違いなさそうですが。
💥 VR法人HIKKYにおけるWebフロントエンド開発の現状
私がジョインしたロールが Webフロントエンドエンジニア ですので、Webフロントエンドエンジニアの現状のみ言及します。
まず、結論から申し上げると、モダン化目指して進化中なステータスです。
私が業務委託契約のもとアサインされたのが、本年第1Q。アサイン時にソースコードを眺めて思ったのは、「伸び代がある!!!(※脚色)」 でした。「過去のソースコードはその時々の最善」であり、「最新の技術はいずれ必ず陳腐化するもの」なので、このこと自体に非はなく、誰も悪くないです。
とはいえ「新しく入ったWebフロントエンドエンジニアは辛そう」「モノリシックスーパーキメラリポジトリを触りたくないなぁ」と思いました。
ですが、そこから数ヶ月経て、周囲の皆様の多大な助力により、
- 「コーディング規約とレビューフローを導入!」
- 「Webフロントエンド用のTemplate Repositoryを新設!」
- 「HuskyでLinterまわす!」
- 「Formatterいれる!」
- 「Repository-Factory方式導入!」
- 「検証環境を用意!」
- 「CIで自動デプロイじゃい!」
- 「Nuxt + TypeScript でSSRじゃーーーい!!!」
といった、最低限のモダンWebフロントエンド開発環境をどうにか導入し、案件を回しはじめることができました。
これができたのは、周囲のエンジニアをはじめとする、マネージャー、デザイナーなどのメンバーの理解があり、助力を得られたからに他なりません。技術への理解があることや、そういったことができる文化やふいんき、マインドがある点は、弊社の強みであると認識しています。
これからは、これを如何に継続し、バージョンアップしていくかが、課題になっていくはずです。
🦾 VR法人HIKKYにおけるWebフロントエンド開発のこれから
これからは、上述の通り構築したモダンWebフロントエンド開発環境を維持し、改良していく必要があります。ぱっと思いつく限りでは、以下が具体例となります。
- パフォーマンス改善
- UXの改善
- 基底コンポーネントの充実
- デザインシステムの導入
- Unitテストやスナップショットテストの導入
- Template Repositoryの再利用性向上(ライブラリ化)
- Nuxt 2系からのバージョンアップ
- Nuxt 以外のFWの模索と CSS in JS の導入(時流を見て)
- チームビルディング
- VRやWeb VRと親和するWebの在り方の研究と導入
めっちゃ課題がありますね。「課題の数とTypeScriptにおける any の数は、伸び代の幅」なので、めっちゃ伸び代があるということだと信じています。
最後の課題は、私が個人的に思うところなのですが、これは、VRビジネスを勧めていくにあたり、模索していかなければならない点だと考えています。完全に他社イベントなのですが、このイベントの、Web VRとWebを繋ぐUXは非常に良かったと記憶しており、弊社としても、学ぶところがあるのでは?と思う次第です。
🕶 あとがき
VR法人HIKKYでは、 執筆時現在、Webフロントエンドエンジニア を募集しています。弊社のエンジニアは、私以外の大抵の方が「いろんなところを広く触れる系」のエンジニアです。逆に、「モダンWebフロントエンド特化型」は私くらいで、しかもかくいう私とて、スペシャリストを名乗るには、実力も実績も足りていないものと認識しています。上記の「これから」を達成するためにも、ひいては弊社の事業を拡大していくためにも、Webフロントエンドエンジニアの増強は欠かせません。
なお、弊社は、よくも悪くも成長途中の会社です。上述のイベント前には稼働が逼迫したり、交渉次第では、待遇に満足がいかない場合もあるかもしれません。これらは、要員と資金が潤うことで解決していくとは思っているのですが、確実にどうなるとは本稿では言い切れません。また、企業文化もいささか独特で、万人にマッチするわけではないです。人を選びます。
よって、 「万人におすすめできる超ホワイト企業ではない」 のは確かです。私自身、VRに興味のない仕事仲間を、待遇推しで弊社にリファラルすることは、現時点では「無い」です。
唯一の例外として、海外や遠隔地に在住している仕事仲間には、お声掛けしてもいいものと考えています。私自身が、エストニアという北欧の国からフルリモートワークで働かせていただいており、フルリモートワーク勤務を前提としている身としては、これが大変ありがたい限りです。これが一番の入社の決め手となります。
最新の募集要項は、弊社の採用要項をご確認ください。
末筆ながら、モダンWebフロントエンドの開発環境をつくるにあたり、規約の選定と技術選定周りは本当にいろいろ考えて絞り出しました。どこかの勉強会やZennとかでアウトプットしていきたいと考えているので、どなたか、適切な場をご紹介いただけますと幸いです。
本稿についてのお声掛けは、Twitterか、匿名希望の場合には、質問箱からどうぞ。
以上。最後までお読みいただき、ありがとうございます。
🦍 著者紹介
R.D.Sakamoto は、歪なキャリアを突き進むアラサーWebフロントエンドエンジニア兼社長。エストニアという北欧の小国に居住しながら、エストニア法人を運営し、日本の個人事業主として複数案件に従事。2021年5月1日からは、Webフロントエンドエンジニアとして、日本のVR法人HIKKYにJoin。
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