Developers Summit 2025 参加レポート(day1)(#devsumi)

2025/02/13に公開

📝はじめに

2025年2月13日、14日の2日間で開催している Developers Summit 2025(#devsumi の1日目に参加しました!

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213

私が聴講したセッションでは、開発文化や品質向上、組織づくりなどのテーマが多かった気がします。

技術に閉じず、事業の目標やサービス全体を意識して開発する意識が欠かせないと改めて感じました。印象に残ったセッションを紹介します☀️

Architecture to Design:より良い設計を目指して

スピーカー: 米久保 剛(電通総研)

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/session/5516

ソフトウェアのゴールは、その上位目的(経営理念やビジョン、目標)の達成。その達成に必要な情報や知識を得るために、開発者は常に利害関係者と連携をとり、必要なドメインをサービスに落とし込む必要がある。

開発者だからといって技術一辺倒な思考でいるだけでは、良いサービスを創る、良い設計にたどり着くことは難しいと改めて肝に銘じました。

ニンテンドーアカウントへのパスキー導入

スピーカー: 池内 弘樹・竹本 隼人・稲葉 純(ニンテンドーシステムズ)

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/session/5510

3.6億以上のユーザーを抱えるニンテンドーアカウントにパスキーを導入し、パスワード依存を軽減した事例を紹介いただきました。
巷で(もとい、私の周りで)よく聞く「エイヤで決める」ことができないスケール感のサービスで、認証方式を増やす際にどんな観点を検討すべきなのかを知ることができました。

また、ユーザーの利便性を維持するために、UI面でも細かい工夫を積み重ねたとのことで、利便性とセキュリティの両立には多面的な調整が必要なんだなと感じました。

スタートアップ1人目QAエンジニアがQAチームを立ち上げ…

スピーカー: miisan(令和トラベル)

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/session/5531

多くのスタートアップではQAが後追いになりがちな中、ローンチ前からQA文化を築いて、サービスと組織を拡大してきたノウハウを共有していただきました。

また、個、チーム、組織の3つのスケールにおいて重要な思考(≒覚悟)も伺い、私も身が引き締まる思いでした。

全体的にエモいメッセージが多く、特に印象に残ったセッションです🙂

明日からできる!技術的負債の返済を加速するための実践ガイド~『ホットペッパービューティー』の事例をもとに~

スピーカー: 浅井 徹(リクルート)

https://event.shoeisha.jp/devsumi/20250213/session/5541

技術的負債を返したい気持ちはあっても、結局は計画性に欠けて場当たり的に終わってしまう……という課題に対し、KPIツリーを使って優先度を明確にする手法が紹介されました。

負債の解消に取り組む際は個人やチームに閉じた活動にせず、仲間を作ることが大事だと色々な人が言っています。

今回の発表でお話のあった施策のフローも具体的でしたが、まずは仲間を作ること、そして自分が誰かの最初の仲間になる気持ちだけは常に忘れないようにしたいです。

🎗️まとめ

1日目のセッションを聴いて、どのテーマでも技術と組織文化が深く結びついていると感じました。AIや品質向上の話題も目立ちましたが、「最終的にそれを活かすのは人間」というメッセージが全体を通して共通していたと思います。

エンジニアとして技術を磨くのはもちろん必要ですが、それと同時に周囲とのコミュニケーションやチームビルディングも意識しながら日々の業務にあたることも大事だなと、改めて意識する機会になりました。

明日もたくさん勉強します🏋️‍♂️

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