「やさしい日本語」について
12/3、GMOリサーチ&AIさんが開催された GMOリサーチ&AIテックカンファレンス2024(https://gmo-research.connpass.com/event/327509/) に参加してきました。
「未来へ向けた第一歩:海外エンジニアとの協働を深めるための小さなアクション」としてされていた「やさしい日本語」がとても便利だと思いました。
そこで紹介されていた「やさしい日本語チェッカー」といっしょに紹介します。
やさしい日本語 とは
やさしい日本語とは
文法ぶんぽう・言葉ことばのレベルや文章ぶんしょうの長ながさに配慮はいりょし、わかりやすくした日本にほん語ごのことです。
東京都多文化共生センターポータルサイト(https://tabunka.tokyo-tsunagari.or.jp/yasanichi/about.html) より
災害が起こった時、日本に住んでいる外国人を含めた情報が必要な人達のために、伝えやすい文章を使おうと始まった取り組みのようでした。
どういう内容かというと
- 一文で伝つたえたいことはひとつにして、文章を短みじかくする
- 漢語や敬語(尊敬語・謙譲語)は、簡単な表現にする
- 伝えたいことは はっきり伝える(曖昧にしない)
- 写真やイラスト、ジェスチャーなど 視覚的な補助を使つかう
- 話すときは、ゆっくりと相手の理解を確認しながら話す
- 書くときは、漢字にフリガナをつけ、分かち書きをする
を気にした伝え方が大事との事でした。
私達は、やさしい日本語をどう使うことができるか
ふだん生活していく時に、やさしい日本語を使おうという時や外国人への伝え方を考えるタイミングは少ないです。
しかし、例えば 社内でのやりとりをする時などにやさしい日本語を使う事で よりわかりやすく相手とコミュニケーションを取る事もできるのではないかと思います。
APIの仕様が変わりました。
これから "user" が必要になります。
"metadata" の形式も変わったので、12月15日までに対応してください。詳しくはConfluenceを見てください。
というメッセージを送る事があるとします(あるか? このメッセージの例は、ちょうど良いものを思いつく事ができなかったので ChatGPTに考えてもらいました)
これをやさしい日本語にすると
APIの決まりが かわりました。
"user" が必要になりました。
"metadata" の形も変わったので、12月15日までに直してください。詳しくはConfluenceをみてください。
とかになります。
ここまで「やさしい日本語」を意識する必要があるとは 仕事で使う事を考えたら思いません。
それでもエンジニアという仕事として会話を行なう時は あまりふだん使わない言葉が良く出てくるので 少しでも「やさしい日本語」を使おうとするのは やりとりがスムーズになったり 伝わりやすくなるんじゃないと思いました。
やさしい日本語チェッカー
やさにちチェッカー(http://www4414uj.sakura.ne.jp/Yasanichi1/nsindan/)
書いた文が やさしい日本語にどれくらいなっているかをチェックしてくれるサービスです。
文章の中のどこがやさしい日本語になっているか、そしてなっていないのはどういう所かをチェックしてくれるので とても便利です。
今回のZennの記事もこのチェッカーを使って やさしい日本語 総合判定がBになる事を見ながら書きました(A判定は参加したイベントの名前があったり とても難しかったです)
やさしい日本語となって、たくさんの人が読むといいなと思います。
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