PageSpeed Insights(モバイル)スコア改善にSEO的な意味はあるのか?

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PageSpeed Insights(PSI)スコアとは?

PageSpeed Insights = PSI(記事中ではPSIと表記)スコアはGoogleが定めた端末及び回線を基準にシミュレーションしたウェブサイトの改善度合いを点数化したものです。

モバイルスコアとデスクトップスコアがありますが、基本的に重視すべきはモバイルです。デスクトップスコアは大体どのサイトも80、90、100と高得点になるのが普通です。

基準となるのは測定結果ページに表示されるラボデータ内にある6つの指標で下記画像赤枠で囲んである箇所です。

PSIスコアを決める指標とその点数配分

6つの指標の内、どこを改善すると一番高得点になるか?(可能なら全部改善した方が良い)ですが現在のLighthouse 6では下記の通りです。

First Contentful Paint 15%
Speed Index 15%
Largest Contentful Paint 25%
Time to Interactive 15%
Total Blocking Time 25%
Cumulative Layout Shift 5%

参考までにLighthouse 5、つまりCore Web Vitals採用の1つ前までは下記の通り。

First Contentful Paint 20%
Speed Index 27%
First Meaningful Paint 7%
Time to Interactive 33%
First CPU Idle 13%

FCPは20%考慮されていたのが現在では15%に。Speed Indexについては27%が15%に。Time to Interactiveは33%から15%になっています。そして指標そのものも変わっている箇所があります。

詳しい説明は下記ページをご覧ください。
https://web.dev/performance-scoring/

PSIスコア改善はSEOに影響あるのか?

数年前までは「PSIスコア(この場合は主にモバイル)改善するとSEOに良い」という謳い文句のウェブサイト高速化サービスがありました。今はどういったスタンスなのか分かりません(ググっても同じサイトが見つからないので確かめられないですがGMO等と取引ある大きめの制作会社でした)。

おそらく一般的な解釈としては現在もPSIスコア改善がSEOに有利と考えられていると思います。私も改善する事自体にマイナス影響はないと考えています。ただGoogleが何を見て判断しているか?は注意が必要です。下記にもう少し詳しく説明します。

PSIスコア、フィールドデータ、Origin Summary

冒頭の通りPSIスコアはGoogleが定める条件で計測したシミュレーション結果がベースとなっています。

PSIには更にフィールドデータとOrigin Summaryの項目があります。これらは一定のアクセス数がないとデータとして出てきません。これらはChrome ユーザー エクスペリエンス レポート(CrUX)と呼ばれています。

フィールドデータとは何か?


フィールドデータはPSIで計測したページに対して実際に世界中のChromeユーザー(ただし実際のサイト閲覧者の範囲)が表示に掛かった時間をGoogleが収集し反映したものです。

例えばラボデータで全て良好な数値だとしても、実際の閲覧者の通信環境が悪かったり端末性能が悪くてChromeブラウザの処理性能に影響が出ている場合フィールドデータが悪化してしまう可能性があります。

逆にラボデータの値が若干悪くても実際の閲覧者の通信環境が良好だとフィールドデータは合格と判断します。

Origin Summaryとは何か?


簡単に言ってしまえばフィールドデータが特定ページの結果に対してOrigin Summaryはサイト全体の評価です。なのでここが良好だとすれば全てのページ表示速度は速いという事ですし、高速化していても良好になっていなければサイト内のどこかのページが遅いという事になります。

このどこかのページが遅いか?についてはサーチコンソールのウェブに関する主な指標レポートを確認してください。

サーチコンソール「ウェブに関する主な指標レポート」はフィールドデータ

WordPres高速化サービスを提供していて比較的良く聞かれるのは「PSIスコアを改善するとウェブに関する主な指標レポートは改善するか?」です。

これに対する回答は上記の通りサイト閲覧者の影響が大きく関わってきます。もちろん今まで悪かったPSIラボデータを改善する事で従来よりも良好と判断される確率は上がると考えるのが普通です。

ただいくらラボデータを最高まで引き上げても、ユーザー環境次第ではGoogleが定めるシミュレーション状況とは別の結果になります。

なので様子を見てみて(28日間程度)改善しないのであればAbove the fold(日本だとファーストビューの方が馴染み深い?)のコンテンツやレイアウトを変更して微調整すると良いでしょう。

特に有名サイトで海外からもアクセスが一定割合ある場合は日本のサーバーに設置しているだけだと不利なのでコンテンツを分散させるCDN等の取り組みが必要となってきます。もちろんフィールドデータ、Origin Summaryの状況を踏まえて判断してください。

それでPSIスコア(ラボデータ)は結局SEOに効果あるの?

Googleは基本的にCrUXを重視しています。逆に重視していなければサーチコンソールのウェブに関する主な指標レポートでラボデータを使えば皆同条件なのに。

けどサイトアクセス数次第では十分なデータが揃ってない指標を100%根拠として使うのか?と考えた時にそれを補足する意味でラボデータのシミュレーション結果もサイト表示速度判断として使われる事があるのではないか?と考えています。

もちろんラボデータを改善する事で実際のユーザーが従来より速くサイトを表示する事ができれば結果としてCrUX改善に繋がります

(ラボデータ改善しなくても実際ブラウザで見た時の体感ってのは比較的簡単に高速化できます。)

なのでPSIスコア改善してもSEOに意味ありませんよー、とも断定できないですし、逆にフィールドデータだけ改善していればOKですよーとも言えません。

ただし高速化を請け負う時には直ぐに変化を確認できるという条件、そして長期的な対応となると継続契約も必要になるので基本的には直ぐに改善度が分かるラボデータを基準にして、かつお客様もPSIモバイルスコアを気にされる事が多いのでその要望に直結する対応を取っています。

もちろん長期契約を結んで実際のユーザーデータ改善を継続的にアドバイスするというのもウェルカムです。その他高速化やWordPressについて日々ツイートしているのでフォローはお気軽に。

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