Kyushu Tableau User Group in Okinawaに参加してきた感想
はじめに
2024年4月23日、沖縄で開催されたTableauの勉強会"Kyushu Tableau User Group in Okinawa" に参加してきました。
普段は PowerBIを使用していますが、Tableauもスキルアップしたいと思い、参加してきました。
特に今回は、Snowflake合同会社のエヴァンジェリストである KT さんのセッションが開催されると聞いて、その話を聞くためだけでも価値があると感じました。
KTさんは TableauとSnowflakeの世界でよく知られた存在で、今回はSnowflakeは単なるデータウェアハウスではなく、必要に応じてデータを結合できる強力なツールであり、「データクラウド」として活用されているのかについて話してくれました。
当初の予定では、沖縄の観光データをTableauで可視化するグループワークを行うはずでしたが、KTさんのプレゼンテーションに対する質問が多く、当初の予定を変更して質疑応答のみで既定の1時間30分が過ぎてしまいました。
技術的な内容も印象的でしたが、今後のデータの在り方に関する「思想」的な話も興味深く、特に印象に残ったのは以下の2点です。
印象に残った2点
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Snowflakeを通してデータを相互共有するということ
Snowflakeは単なるデータウェアハウスではなく、streamlitなどの多様な機能を備えています。ただ、今回のセッションでKTさんが強調していたことは、近年はSnowflakeを通して個人から企業レベルまでのデータ共有が可能になっている点です。KTさんは「データは世界を映す鏡である」とも語っており、Snowflakeによる相互データ連携を通じて、より完全な世界を描くことができると述べておりました。これは「データの民主化」のように、次世代的な発想に繋がる思想的なアプローチであり、非常に魅力的な未来像を提示していました。 -
ソフトスキル「データストーリーテリング」の重要性
データを単に提示するのではなく、相手に効果的に伝えるための技術が必要です。データストーリーテリングは高度で難解な概念でしたが、私なりに理解したところ、これはTableauなどの BIツールでダッシュボードを作成するだけでなく、伝えるためのストーリー構築や効果的に伝達するためのコミュニケーションを含む、総合的なスキルだということです。PDCAサイクルのように常に正解を追求しながら行動することが重要だと理解しました。
さいごに
普段はPowerBIを使用していますが、TableauやSnowflakeに関する知見を得ることができ、大変勉強になりました。特に、Snowflakeが実現しようとしているデータの相互共有という「思想」は、これまで聞いたことがないものでしたので、興味深く拝聴しました。データ共有は個人でも可能で、それによって実現される未来像には大変興味があります。
Snowflakeによるデータ共有の詳細はこちら↓
このイベントを通じて、データを通してコミュニティを形成し、知識を共有することの価値を再確認しました。これからもこのようなイベントに積極的に参加し、学びを深めていきたいと思います。
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