Pleasanterインストール用Ansible(UbuntuServer20.04専用)
Implem社のOSS"Pleasanter"をインストールするためのAnsible playbookです
Pleasanter(プリザンター)とは「Excelファイルが社内メールで飛び交っていてどれが最新のデータかわからない」そんな悩みを解決するためのWebデータベースというジャンルの製品になります。項目の種類(日付、説明:テキスト、分類、数値、チェック、添付ファイル)と数(各項目26個まで)と制限する代わりに、それらの項目を簡単にWeb画面に配置設定することができます。さらにその画面を共有して複数人でデータの閲覧編集ができるとなるとExcelよりも使いやすい利用シーンがたくさん出てきます。日程調整用のExcelを配布して戻ってきたメール添付のExcelを転記してまとめるとか、離れた事業所で画像付きデータを共有していくとか・・・。そんなPleasanterをお手軽に試してみることができれば便利かなと考えてAnsiblePlaybookにしてみた次第。
Ubuntu Server 20.04と組み合わせて行くことでWindowsを使ったときに困るCALを気にする必要がありませんし、DBもPostgreSQLで安心、本丸のPleasanterもOSSで公開してくださっているので仮想でも良いからサーバーを用意できればだれでも簡単にお試しできます。
とりあえず「作ってみた」レベルでAnsible的にお行儀とか悪い気がするのですが、お試し用としてPleasanterの敷居が下がって使う人が増えたら良いなと考え公開しています。
内容自体は
プリザンターをUbuntuにインストールするページの内容を自動実行するためだけのものになっています
前提条件
- Ubuntu Server 20.04
- Ansibleインストール済み
- Ansibleはリモートではなくローカルで実行
- sudo suした状態(rootユーザ)での実行
使い方
- Ubuntu Server 20.04をセットアップし、Ansibleをインストール
sudo apt install ansible
- 任意のディレクトリに"pleasanter_ansible"のファイルを用意する
- main.ymlの内容を適宜編集
pleasanterのバージョン、DBパスワード、pleasanterをインストールするサーバのhost名orIPAddress 等
社内LAN等でProxy経由が必要な場合はそちらも設定 - sudo suコマンドでルートユーザにスイッチ
- Ansibleでmain.ymlを読み込み実行
sudo su
ansible-playbook main.yml
- Webブラウザから
http://インストールサーバhost名orIPAdress
でアクセス - 初期ユーザはID:Administrator、PW:pleasanterでアクセス
注意事項
プリザンターをUbuntuにインストールするページ内容との相違点は
- OSのpostgresユーザにパスワードを設定していない
- ufwコマンドでport:22も通信許可している(ssh接続を許可)
- PostgreSQLの設定は外部からの接続を許可する設定
listen_addresses = '*'
としていますがufwコマンドでport:5432の通信許可はしていません
必要な場合はpg_hba.confの内容と共に適宜対応必要
以上のことからあくまで内部でのお試し用Pleasanterを構築するためとして、本番環境を構築するのには適さないのをご承知ください
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