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【新コネクタ LT会登壇資料】TROCCO CONNECT 100+スマレジ直営店データの取得

に公開

背景

シロクは「N organic」や「FAS」などの化粧品ブランドを展開しています。各ブランドの成長に伴い、データに基づく意思決定の重要性が増しており、顧客体験の向上とマーケティング効果の最大化のために、日々多様なデータが活用されています。

「N organic」「FAS」は日本全国に直営店を展開しております。百貨店やショッピングモール内の店舗を通じて、顧客との直接的な接点を持っており、オフライン領域におけるデータの重要性も高まっています。

https://sirok.jp/shop

https://fas-jp.com/store

TROCCO CONNECT 100+

この背景で注目したのが、primeNumber社のデータ統合サービス「TROCCO」です。TROCCOでは100種類以上のコネクタが提供されており、2024年5月には新たに「スマレジ」コネクタも正式リリースされました。

今回、スマレジAPIを活用し、直営店データをTROCCO経由で柔軟に取得できるようになったことで、各店舗ごとのデータをDWHへ連携しました。これにより、データのサイロ化を解消や、オンラインとオフラインを統合した分析が可能になります。

https://primenumber.com/blog/connector_release_25_05

スマレジ

スマレジは、小売業やサービス業を中心に広く導入されているクラウド型のPOSレジシステムになります。各直営店の売上や在庫の管理、お客様情報などを一元管理し、リアルタイムでの業務支援を実現します。APIも提供されており、外部システムと柔軟に連携できる点が大きな特徴です。今回TROCCOとスマレジを利用したデータ取得の仕組みと、利活用事例について紹介させていただきます。
https://smaregi.jp/

やったこと

スマレジの設定方法

  1. 「接続情報一覧」スマレジのコネクタの選択

  2. スマレジアプリでTROCCOのリクエストを許可

  3. 転送設定の新規作成でデータを設定
    「部門一覧」「商品一覧」「在庫一覧」などのデータを取得することができます。詳細はこちらのドキュメントを参照ください。

データ設計

スマレジのデータは、TROCCO経由でS3にCSV形式で転送。その後、Snowflakeへ同期し、dbtによるデータ変換、Lightdashを用いたBI分析という構成です。

ワークフローの構成

N organicとFASでスマレジのアカウントごとでワークフローを並列化しています。同一アカウントを並列処理をすると、スマレジのAPIの仕様上のエラーが出てしまうため、同じアカウントは直列処理を行いました。

アウトプットイメージ

以下のように、Lightdashを用いて日毎の売上と予算を可視化することによって、各店舗ごとのROI分析などを行うことができます。(下図のデータはダミーデータになります。)

謝辞

この取り組みについて、2025年6月にprimeNumber社主催イベントにてご紹介させていたいただきました。他にも、梶谷様のBacklogユーザー棚卸しの事例や、primeNumber社の山口様のTROCCOコネクタの拡充の紹介などをご紹介しております。こちらも併せてご覧ください。
primeNumber社の皆様、この度は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。

https://pug.connpass.com/event/355776/

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