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Visual Studio 2022のC++開発機能インストール時、Cドライブ直下にDLLが生成されてしまう問題の対応
Visual Studio 2022の「C++によるデスクトップ開発」機能インストール時、Cドライブ直下にappverifUI.dll
とvfcompat.dll
という二つのdllが生成されてしまう問題が確認されています。これは、Windows 11 SDKに含まれるアプリケーション検証ツールのDLLなのですが、インストーラーの不具合で本来想定されていない場所にDLLが展開されてしまっているのが原因のようです。
パス等は正常に通っているので動作上は問題ないのですが、Cドライブ直下に意図せぬDLLが配置されているのはあまり嬉しい状態ではありません。
Stack Overflowではレジストリの値を書き換える対処法が投稿されていますが、SDKのバージョン変更やアンインストール時に変な影響が出るのも面倒なので、問題が発生していないWindows 11 SDKのバージョンにロールバックすることで問題の解消を試みました。
実行環境
- Windows 11 Pro (23H2)
- Visual Studio Community 2022 (17.12.0)
手順
-
Visual Studio Installer
を起動し、変更
ボタンを押下
-
デフォルトでインストールされているWindows 11 SDKからチェックを外し、古いバージョンのSDKにチェックを入れなおして
変更
ボタンを押下
筆者の環境では、初期設定で 10.0.22621.0
がインストールされていましたが、 10.0.22000.0
へ変更したところ、Cドライブ直下から該当のDLLが消滅しました。
以上になります。
なお、自分の場合、Windows 11 SDKはUnityのIL2CPPビルドで使用する目的だったため 10.0.19041.0
以降のバージョンであれば問題がなく、今回はバージョンのロールバックで対応できましたが、最新のSDKがどうしても必要な場合は上記Stack Overflowの投稿の手順に従い、レジストリの値の書き換えで対応するか、諦めてそのまま使うしかなさそうです。
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