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GraphAI - Compted NodeとStatic Node

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GraphAI のノードタイプ

GraphAIには、StaticノードComputedノードの2種類があります。

1. Staticノード

Staticノードは、プログラミング言語における変数のように、値を保持する場所です。
また、ループ実行時に過去のノードの出力結果を参照できます。

Staticノードの構造

value: <初期値>  # 初期値。テキスト、数値、オブジェクトなど。
update: "<nodeId.propId>"  # ループ時に他のノードの結果を参照  

特徴

  • update: nodeId.propId のように記述し、ループ時に他ノードの出力を更新できる。
  • console: { before: true, after: true } を指定すると、ノードの実行前後のデータをデバッグ表示できる。

2. Computedノード

Computedノードは、特定の計算を実行するエージェントに関連付けられたノードです。
エージェントの実行結果を取得し、次の処理に渡します。

Computedノードの構造

agent: openAIAgent  # 実行するエージェント  
inputs:  
  text: ":someNode.output.text"  # 他ノードのデータ参照 (GOD format)  
params:  
  temperature: 0.7  # エージェントに渡す設定値  
isResult: true  # GraphAI の実行結果として返す  
console:  
  before: true  # 実行前のデータを表示  
  after: true   # 実行後のデータを表示  

特徴

  • agent: 実行するエージェント名(例: "openAIAgent"
  • inputs / output:
    • GOD (GraphAI Object Dot) format を用いて他ノードのデータを指定
    • 例: inputs: { text: ":someNode.output.text" }
    • output では .propId の形式で結果を変換可能. optionです
  • params: エージェントに渡すオプション設定
  • isResult: true の場合、GraphAI の実行結果として返される。また、ストリーミング対象ノードとしても指定可能。
  • console: { before: true, after: true } で実行前後のデータをデバッグ表示

このように、Staticノードは値を保持・更新し、Computedノードはエージェントの計算を実行する役割を持っています。
各ノードは GOD format を用いてデータを受け渡し、GraphAI内での処理をスムーズに連携できます。

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