GraphAI - anyInputについて

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anyInputについて

anyInputは、複数の入力を受け取る inputs に対して、いずれか1つの入力が到達した時点でエージェントを実行するためのオプションです。

通常、すべての入力が揃うまで待ってから処理を開始しますが、anyInputを使うことで、最速で到達した入力だけで処理を開始することが可能になります。
これにより、反応速度を重視したユースケースや、部分的なデータでも十分な処理において有効です。

inputs: {
  a: ":anode.data",
  b: ":bnode.data",
  c: ":cnode.data",
}

のような場合、bnodeが先に実行完了した場合には

inputs: {
  b: ":bnode.data",
}

となる。

arrayで使う場合

inputs: {
  array: [
    ":anode.data",
    ":bnode.data",
    ":cnode.data",
  ]
}

だと、通常のケースで考えると、

inputs: {
 array: [
   undefined,
   ":bnode.data",
   undefined,
 ]
}

となりますが、これだと不便なのでGraphAIでfilterして

inputs: {
 array: [
   ":bnode.data",
 ]
}

となります。

inputs: {
 array: [
   ":bnode.array",
 ]
}

のように array を選択するケースでは（LLM の message でよく使いますね）、array の中に array があって不便なので、arrayFlatAgent を使うと良いです。

通常は if / unless を組み合わせて使う

通常は、その手前で
if / unless を使ったノードでデータの分岐を行ってから使用します。

利用例(実装サンプル)

https://github.com/receptron/graphai/blob/841ded91c9ef8b07ff67447988e44d85ed2f4010/llm_agents/tools_agent/src/tools_agent.ts#L107

https://github.com/receptron/graphai/blob/841ded91c9ef8b07ff67447988e44d85ed2f4010/packages/samples/src/llm/research.ts#L143

https://github.com/receptron/graphai/blob/841ded91c9ef8b07ff67447988e44d85ed2f4010/packages/samples/graph_data/ollama/weather.yaml#L104

https://github.com/receptron/graphai/blob/841ded91c9ef8b07ff67447988e44d85ed2f4010/agents/vanilla_agents/src/string_agents/string_update_text_agent.ts#L29