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現在地の明日の天気を取得して通知するシステムの構築

2025/01/05に公開

現在地の明日の天気を取得して通知するシステムの構築

背景と目的

毎回アレクサで天気を確認するのが面倒だったので、以下のような仕組みを作ることを考えました:

  • 部屋に入ると顔認識で自動的に天気を通知
  • 夜なら「明日の天気」、朝なら「今日の天気」を通知

そこで、まずは天気を取得する部分から始めます。


天気取得の方法を調査

天気情報を取得するには、Weather APIを利用するのが一般的です。参考にした記事はこちらです:

しかし、ここで紹介されている「Free Weather API」は登録ページが502 Bad Gatewayの状態でした。そのため、以下のOpenWeatherMap APIを使用することにしました。

参考にした記事


OpenWeatherMap APIのセットアップ

APIキーの取得

以下のURLからAPIキーを取得できます:
OpenWeatherMap サインアップページ

規約の一部日本語訳:

  • 提供された情報は、管理およびお知らせに使用されます。
  • プライバシーポリシーに従い、データの削除リクエストも可能です。

過去に登録済みだったため、Gmailで受信したAPIキーを利用しました。


Pythonで天気情報を取得する

以下は、郵便番号を使って天気を取得するPythonコードです。

import requests
from pprint import pprint

# OpenWeatherMap API URL
url = "https://api.openweathermap.org/data/2.5/weather?zip={zip_place}&units=metric&appid={API_key}"

# APIキーと郵便番号を指定
url = url.format(zip_place="任意の郵便番号,JP", API_key="取得したAPIキー")

# APIからデータを取得
jsondata = requests.get(url).json()
pprint(jsondata)

# データの表示
print("天気:", jsondata["weather"][0]["main"])
print("天気詳細:", jsondata["weather"][0]["description"])
print("都市名:", jsondata["name"])
print("気温:", jsondata["main"]["temp"])
print("体感気温:", jsondata["main"]["feels_like"])
print("最低気温:", jsondata["main"]["temp_min"])
print("最高気温:", jsondata["main"]["temp_max"])
print("気圧:", jsondata["main"]["pressure"])
print("湿度:", jsondata["main"]["humidity"])
print("風速:", jsondata["wind"]["speed"])
print("風の方角:", jsondata["wind"]["deg"])

実行結果

以下は、郵便番号を指定して取得した天気情報の実行結果です。

天気: Clear
天気詳細: clear sky
都市名: Kawai
気温: 6.65
体感気温: 4.12
最低気温: 6.65
最高気温: 6.65
気圧: 1021
湿度: 60
風速: 3.58
風の方角: 288

今後の展望

  • 三時間ごとの天気予報や移動予定地の天気通知の追加
  • スマホのGPS情報を利用した自動的な天気通知の構築

参考リンク


次のステップ

現在地の天気取得については必要性が低いため省略し、次はOpenCVを使った顔認識の実装に進みます。

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