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Stripe の標準機能で月額会費 & カスタマーポータルを作る

2024/02/10に公開

シンギュラリティ・ソサエティでは会費をいただくシステムを自前で作っていました。しかし、機能拡充工数、システム維持工数の兼ね合いで Stripe の標準機能へ移行することにしました。

この記事では Stripe の標準機能を利用するのに必要な設定について書いていきます。

1. 完成イメージ

まずはじめに完成イメージを共有します。

1.1. 決済画面

メールアドレス、クレジットカード番号・氏名だけのシンプルなものです。
ここで入力したメールアドレスは後述のカスタマーポータルのログインにも利用します。

1.2. カスタマーポータル

カスタマーポータルもシンプルなものですが、基本的な機能は備えております。

  • 現在のプランの確認
  • 現在の支払い方法の確認
  • 支払い方法の変更
  • 請求先情報の登録
  • 領収書のダウンロード

1.3. 領収書ダウンロード画面

2. 事前準備

Stripe に申請する際に以下の情報が求めらるので予め準備しておく必要があります。

  • 事業のウェブサイト
    • 販売する商品のページ
    • 特定商取引法に基づく表記のページ
  • この他にも、銀行口座、登録する人の生年月日・住所などがありますが情報を集めるのに時間はかからないと思います。

3. 事前準備 Stripe 編

  • Stripe アカウント作成
  • 本番環境の利用申請
    • ここで、事前準備で用意した情報を入力していきます。
    • 情報が不足していると Stripe とのやりとりが始まります。
    • 特に特商法に関しては以下を入れるまでは Stripe から承認されませんでした。(あくまでも一例です)
      • 販売事業者
      • 代表責任者
      • 所在地
      • お問い合わせ先
        • 電話番号
        • Eメール
      • ウェブサイト
      • 販売価格
      • 商品以外の必要料金
      • 支払い方法
      • 支払時期
      • 役務または商品の引渡時期
      • キャンセルについての特約に関する事項
      • 解約

4. Stripe 設定

ここで紹介した項目以外はデフォルトの設定のままだと思いますが、抜けている項目があったら随時更新していきます。

4.1. Tax

Tax で消費税を設定します。

4.2. 商品設定

商品カタログ で商品を設定します。

4.3. 設定 > インボイス設定

インボイス設定 > 税金 でインボイス登録番号を登録します。

その後、インボイス番号の横の3点リーダーをクリックし、デフォルトとして設定 を選択します。

4.4. 設定 > 支払い方法

支払い方法 で決済手段を設定します。

JCB の支払いを受け付けるときは、このページから申請が必要です。

4.5. 設定 > カスタマーポータル

カスタマーポータル でお客様自身で各種操作ができるようにします。

例えば、領収書のダウンロード、クレジットカードの変更などです。

4.6. 設定 > ブランディング

ブランディング でロゴの設定、色味の変更を行います。

Payment links でお客様に送付する用のURLを発行します。

お客様へ送付する方式ではなく、自身のサイトへ埋め込むURLなどにも利用可能です。

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