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デフォルトのエディタをVimに変更したい【WSL2 Ubuntu18.04】

2021/03/14に公開

目的

sudoの設定をしようとしてvisudoコマンドを実行したら、vimではなくてnanoが起動するため、いつも使っているVimが起動するように設定を変更したい。

動作環境

OS: Ubuntu 18.04 (WSL2)

手順

現在のデフォルト設定を確認する

デフォルトで起動するエディタは、以下のルールで決定されます。

  1. 環境変数EDITORに設定されているパス
  2. 1の環境変数が設定されていない場合、/usr/bin/editorが実行される



早速確認してみよう。

$ echo $EDITOR

$

EDITORには特に設定されていない。


次は、/usr/bin/editorを確認する。

$ ls -lRa /usr/bin/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 24  521  2019 /usr/bin/editor -> /etc/alternatives/editor
$ ls -lRa /etc/alternatives/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 9  521  2019 /etc/alternatives/editor -> /bin/nano

/usr/bin/editorの実態は、nanoになっているね。



Vimのインストール

Vimが入っていない場合は、インストールする。

$ sudo apt install -y vim




Vimをデフォルトエディタにする

現在この環境には、テキストエディタ「Vim」「nano」の2つがインストールされているはず。


このような複数のプログラムをインストールされた環境における「デフォルトのプログラム」を、alternativesというシステムで管理されている。
システムの標準プログラムは、/etc/alternatives/ディレクトリに置かれているシンボリックリンクが実行される仕組みになっている。


リンク先の変更は、update-alternativesコマンドを用いて行う。
デフォルトのエディタへのシンボリックリンクである、/etc/alternatives/editorのリンク先を変更する。

$ sudo update-alternatives --config editor
alternative editor (/usr/bin/editor を提供) には 4 個の選択肢があります。

  選択肢    パス              優先度  状態
------------------------------------------------------------
* 0            /bin/nano            40        自動モード
  1            /bin/ed             -100       手動モード
  2            /bin/nano            40        手動モード
  3            /usr/bin/vim.basic   30        手動モード
  4            /usr/bin/vim.tiny    15        手動モード

現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 3
update-alternatives: /usr/bin/editor (editor) を提供するためにマニュアルモードで /usr/bin/vim.basic を使います

変更できた様子。

$ ls -lRa /etc/alternatives/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 18  314 20:09 /etc/alternatives/editor -> /usr/bin/vim.basic

反映されているね!!

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