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デフォルトのエディタをVimに変更したい【WSL2 Ubuntu18.04】
目的
sudoの設定をしようとしてvisudoコマンドを実行したら、vimではなくてnanoが起動するため、いつも使っているVimが起動するように設定を変更したい。
動作環境
OS: Ubuntu 18.04 (WSL2)
手順
現在のデフォルト設定を確認する
デフォルトで起動するエディタは、以下のルールで決定されます。
- 環境変数
EDITOR
に設定されているパス - 1の環境変数が設定されていない場合、
/usr/bin/editor
が実行される
早速確認してみよう。
$ echo $EDITOR
$
EDITOR
には特に設定されていない。
次は、/usr/bin/editor
を確認する。
$ ls -lRa /usr/bin/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 24 5月 21 2019 /usr/bin/editor -> /etc/alternatives/editor
$ ls -lRa /etc/alternatives/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 9 5月 21 2019 /etc/alternatives/editor -> /bin/nano
/usr/bin/editor
の実態は、nanoになっているね。
Vimのインストール
Vimが入っていない場合は、インストールする。
$ sudo apt install -y vim
Vimをデフォルトエディタにする
現在この環境には、テキストエディタ「Vim」「nano」の2つがインストールされているはず。
このような複数のプログラムをインストールされた環境における「デフォルトのプログラム」を、alternativesというシステムで管理されている。
システムの標準プログラムは、/etc/alternatives/
ディレクトリに置かれているシンボリックリンクが実行される仕組みになっている。
リンク先の変更は、update-alternatives
コマンドを用いて行う。
デフォルトのエディタへのシンボリックリンクである、/etc/alternatives/editor
のリンク先を変更する。
$ sudo update-alternatives --config editor
alternative editor (/usr/bin/editor を提供) には 4 個の選択肢があります。
選択肢 パス 優先度 状態
------------------------------------------------------------
* 0 /bin/nano 40 自動モード
1 /bin/ed -100 手動モード
2 /bin/nano 40 手動モード
3 /usr/bin/vim.basic 30 手動モード
4 /usr/bin/vim.tiny 15 手動モード
現在の選択 [*] を保持するには <Enter>、さもなければ選択肢の番号のキーを押してください: 3
update-alternatives: /usr/bin/editor (editor) を提供するためにマニュアルモードで /usr/bin/vim.basic を使います
変更できた様子。
$ ls -lRa /etc/alternatives/editor
lrwxrwxrwx 1 root root 18 3月 14 20:09 /etc/alternatives/editor -> /usr/bin/vim.basic
反映されているね!!
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