WindowsにWSL2をインストールしてみた
こんにちは!WindowsにWSL2(Windows Subsystem for Linux 2)をインストールしてみました。WSL2を使うことで、Windows環境でLinuxを利用できるようになり、開発や学習がとても便利になります。例えば、LinuxからWindows上のアプリをLinuxファイルシステムの上で起動したり、Windows GUIからLinuxへファイルを作成したりといったことも容易にできます。これにより、両方の環境の利点を最大限に活用することができます。
WSL2には以下のようなメリットがあります:
- 高速なファイルシステム:WSL2では、ファイルシステムのパフォーマンスが大幅に向上しており、開発作業がスムーズに行えます。
- 完全なLinuxカーネル:WSL2は完全なLinuxカーネルを使用しているため、Dockerなどのコンテナ技術も利用可能です。
- シームレスな統合:WindowsとLinuxの間でシームレスな統合が実現されており、例えばWindowsのファイルエクスプローラーから直接Linuxのファイルにアクセスしたり、Visual Studio CodeなどのエディタでLinux上のコードを編集することが簡単にできます。
実行環境
私の実行環境は以下の通りです:
- エディション:Windows 11 Pro
- バージョン:22H2
- OSビルド:22631.3737
この環境では、WSLの有効化は不要です。ただし、Windows 10 バージョン 2004 以上(ビルド 19041 以上)またはそれ以前のバージョンを使用している場合は、WSLの有効化が必要です。以下のリンク先にある公式手順を参考にしました:こちらのリンク
ステップ1:WSLの有効化(必要な場合)
Windows 11を使用している場合、このステップは不要です。しかし、Windows 10 バージョン 2004 以上(ビルド 19041 以上)またはそれ以前のバージョンを使用している場合、以下の手順でWSLを有効にする必要があります。
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PowerShellを管理者として起動する
- スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
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WSL機能を有効化するコマンドを実行する
- PowerShellに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
- PowerShellに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
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仮想マシンプラットフォームの機能を有効化する
- 続けて、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
- 続けて、以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
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PCを再起動する
- 以上のコマンドを実行した後、PCを再起動します。
ステップ2:WSL2をデフォルトに設定する
再起動後、WSL2をデフォルトのバージョンに設定する必要があります。
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PowerShellを再度管理者として起動する
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WSL2をデフォルトに設定するコマンドを実行する
- PowerShellに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
wsl --set-default-version 2
- 実行結果は以下のようになります。
PS C:> wsl --set-default-version 2 WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください この操作を正しく終了しました。
- PowerShellに以下のコマンドを入力し、Enterキーを押します。
ステップ3:Linuxディストリビューションのインストール
次に、好みのLinuxディストリビューションをMicrosoft Storeからインストールします。
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Microsoft Storeを開く
- スタートメニューからMicrosoft Storeを開きます。
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検索バーに「WSL」と入力し、好みのLinuxディストリビューションを検索する
- Ubuntu、Debian、Kali Linuxなど、好きなものを選んでください。ここでは、Ubuntuを例にします。
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Ubuntuを選択し、「入手」ボタンをクリックする
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インストールが完了したら、「起動」ボタンをクリックする
ステップ4:初期設定を行う
インストールが完了し、Ubuntuを起動すると、初回設定が始まります。もし初回設定が始まらなかった場合は、以下のコマンドをPowerShellで実行してください。
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PowerShellを管理者として起動する
- スタートメニューを右クリックし、「Windows PowerShell(管理者)」を選択します。
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希望のユーザー名とパスワードを設定する
- 画面の指示に従って、希望のユーザー名とパスワードを設定します。この情報はLinux環境で必要となりますので、忘れないようにしてください。
ステップ5:WSL2の確認
WSL2が正しくインストールされているか確認します。
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PowerShellを管理者として起動する
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以下のコマンドを入力し、インストールされているLinuxディストリビューションがWSL2で動作しているか確認する
wsl -l -v
- 出力結果にインストールしたLinuxディストリビューションが表示され、「VERSION」列に「2」と表示されていれば、WSL2で動作しています。
以上でWSL2のセットアップは終了です。
まとめ
これで、WindowsにWSL2をインストールし、Linux環境を利用する準備が整いました。WSL2を使えば、Windows上で手軽にLinuxを扱うことができ、開発環境を整えるのが一段と楽になります。例えば、WindowsでVS Codeを使ってコードを書き、そのままLinux上でコンパイルして動作を確認する、といったことも可能です。
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