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VSCodeのユーザー設定、ワークスペース設定、デフォルト設定のかんたん解説
RuboCopをインストールしてコマンドを実行するために、設定を記述しようとした時のこと。
「なんかSettingいっぱいある。。。」
どうやら、VSCodeには設定を行う場所として「User」、「Workspace」、そして「Default」の3種類があるようです。それぞれの設定の違いについて簡単にまとめてみました。
1. User Settings (ユーザー設定)
ユーザー設定は、VSCode全体に適用される設定です。複数のプロジェクトにまたがって適用されます。一般的な設定を行う場合に使用します。
場所 | 適用範囲 |
---|---|
settings.json (ユーザー設定) | 全プロジェクト |
使用例:
setting.json
{
"editor.formatOnSave": true,
"ruby.format": "rubocop"
}
2. Workspace Settings (ワークスペース設定)
特定のプロジェクト(ワークスペース)にのみ適用される設定です。
プロジェクトごとに異なる設定を行いたい場合に使用します。
場所 | 適用範囲 |
---|---|
.vscode/settings.json (ワークスペース設定) | 現在開いているプロジェクト |
使用例:
setting.json
{
"editor.formatOnSave": true,
"ruby.format": "rubocop"
}
3. Default Settings (デフォルト設定)
デフォルト設定は、VSCodeの初期設定です。
これらの設定は変更できませんが、ユーザー設定やワークスペース設定で上書きすることができます。
場所 | 適用範囲 |
---|---|
VSCode内部(settings.jsonには表示されない) | VSCodeの初期設定 |
ユーザーが直接編集することはできません。
推奨される設定方法
基本的には、ユーザー設定(User Settings)に行うことをお勧めします。 これにより、すべてのプロジェクトに対して一貫した設定が適用されます。特定のプロジェクトに対して異なる設定が必要な場合は、そのプロジェクトのワークスペース設定(Workspace Settings)を使用します。
ユーザー設定の手順
- コマンドパレットを開く
Ctrl + Shift + P
またはCmd + Shift + P
- 「Preferences: Open User Settings (JSON)」 を選択。
- 開いたsettings.jsonに設定を追加。
ワークスペース設定の手順
プロジェクトのルートディレクトリに .vscode フォルダを作成。
.vscode フォルダ内に settings.json ファイルを作成。
settings.json に設定を追加。
{
"editor.formatOnSave": true,
"ruby.format": "rubocop"
}
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