【2025年版】iPhoneアプリをApp Storeにリリースするまでの手順
人生初、iPhoneアプリをリリースをしました!😆
ということで、最新のApp Storeリリース手順について情報を発信したいと思います。
前提
・個人アプリ開発
・アプリは作成済み
・Apple Developer Programに登録済み(登録料は年間$99)
・iOSネイティブアプリを対象とし、Flutterなどのフレームワーク固有の説明は無し
・無料アプリを対象とし、有料アプリの公開手順の説明は無し
やること概要
①証明書とプロファイルの管理をチェック
②Bundle IDがApple DeveloperサイトのIdentifierに表示されていることをチェック
③ビルドしたものをApp Store Connectにアップロード
④スクリーンショットを作成する
⑤利用規約・お問い合わせ・プライバシーポリシーのWebページを作る
⑥App Store Connectで必要事項を入力
⑦審査に出す
⑧リリース
①証明書とプロファイルの管理をチェック
Xcodeでプロジェクトを開き、Signing & Capabilitiesタブを選択します。

チェック項目
・Automatically manage signingにチェックが入っているか?
・Provisioning Profileが「Xcode Managed Profile」と表示されているか?
・Provisioning Profileの右にあるInfoボタンを押して警告やエラーが表示されていないか?
・Signing Certificateが「Apple Development: *** ***」のように表示されているか?
②Bundle IDがApple DeveloperサイトのIdentifierに表示されていることをチェック
Apple Developerのサイトにログインし、証明書のリンクからCertificates, Identifiers & Profilesページに飛びます。

チェック項目
Identifiersにおいて、App Storeに提出するアプリのBundle IDが一覧の中に表示されているか?
③ビルドしたものをApp Store Connectへアップロード
XCodeを開き、ProductメニューからArchiveを選択します。

Archives画面がでるので、ビルドしたアプリを選択して”Distribute App"を選択します。

Distribution画面で、配布先をApp Store Connectを選択し、Distributeボタンを押します。
アップロードが始まるので完了するまで待ちましょう。

④スクリーンショットを作成する
App Storeに載せるスクリーンショットを作成します。(最低3枚)
複数のディスプレイサイズ用のものが必要ですが、一番大きいサイズ(6.9インチ)で作成すれば、
それ以下のサイズのスクリーンショットは自動的に作られます。
私の場合はiPhone Airのシミュレータで作成しました。

※動画も扱えるようなので興味ある方はぜひチャレンジして下さい!
⑤利用規約・お問い合わせ・プライバシーポリシーのWebページを作る
アプリを公開するにあたりこれらのWebページを作っておくと楽です。
以下、生成AIで調査した必要性についての解説です👇
| 項目 | 必要性 | 詳細説明 |
|---|---|---|
| プライバシーポリシー | 必須 | すべてのアプリで、App Store Connectのメタデータフィールドとアプリ内から簡単にアクセス可能なリンクを提供する必要があります。WebページとしてURLを指定し、アプリが収集するデータ、収集方法、使用目的、データ保持/削除ポリシー、第三者共有の保護を明確に記述。子供向けアプリや個人情報を扱うアプリでは特に厳格です。未提供の場合、アプリ審査で拒否されます。 |
| 利用規約(Terms of Service) | 必須ではない | ガイドラインで明示的な要件はありません。ただし、アプリが第三者サービスを使用する場合や、抽選・コンテストを実施する場合などに、関連するルールをアプリ内で提示する必要があります。多くの開発者が自主的にWebページとして提供し、法的リスクを軽減しています。 |
| お問い合わせ(Contact) | 必須 | サポートURLをApp Store Connectのメタデータとアプリ内に提供し、ユーザーが簡単に連絡を取れるようにする必要があります。Webページとして連絡先(メール、フォームなど)を掲載。ユーザー生成コンテンツを含むアプリや教育アプリでは特に重要で、未提供は法的に問題になる可能性があります。 |
| 商品(Products) | 必須ではない | アプリのメタデータ(説明文、スクリーンショット、What's New)で商品や機能を正確に記述する必要がありますが、専用のWebページは義務付けられていません。アプリが主にマーケティング目的でない限り、機能的なURLを提供するだけで十分です。 |
Webページですが、個人開発界隈ではGitHubのPages機能を使うことが多いようです。
これを使えば静的なWebページを公開することが可能です。
GitHubでSettings→Pagesを選ぶとWebページとして公開するフォルダを選べます。

参考に、私が作った利用規約・プライバシー・お問い合わせのWebページのリンクを載せておきます。
(全てGitHub Pagesで公開)
⑥App Store Connectで必要事項を入力
④で作成したスクリーンショットをアップします。

プロモーション用テキスト、概要、キーワード、
サポートURL(⑤で作成したお問い合わせページURL)、
マーケティングURL(商品紹介ページやブランドページのURL)、
バージョン情報、著作権、を入力します。

ちなみに、AppStore上での見え方としては、
プロモーション用テキストは以下のように見え、
概要については、”さらに表示”ボタンをユーザーが押すと中身が見える仕様です。
サポートURLは、”サポート”のリンクURLになります。

ビルドを選びましょう。③でアップロードしたビルドが選択できるはずです。
アップロードしてからこちらで選択できるまで少し時間が掛かるため、
アップロードしたのに選択できない!という方は反映されるまで待ちましょう。

AppReviewに関する情報を入れましょう。
メモにはレビューに関する感謝も入れると良いかもしれません!

左メニューからアプリのプライバシーのページに飛んで、
⑤で作成したプライバシーポリシーのURLを入力しましょう。
その他の必要事項の入力も忘れずに。

左メニューから価格および配信状況のページに飛んで、
価格と配信先を設定しましょう。

また、出す人はあまりいないと思いますが、EUに配信したい場合はEU特有の規制(特にGDPR)に遵守しなければならないのでハードルは上がると思います。
※上記の内容以外も記入必要な箇所があるので適宜判断して記入をしてください。
⑦審査に出す
準備が完了したら審査に出しましょう!
標準で審査は1〜2日後に始まるようです。
私の場合は提出してから2日後に審査が始まり、2時間程度で完了しました。
(2時間!?と思われた方、アプリ自体にボリュームはそんなに無かったのであまり参考にはなりません笑)

⑧リリース
手動リリースを選択した場合はApp Store Connectにてリリースを有効化しましょう。
これでアプリ申請完了です!!!
ちなみに、App Store Connectのアプリがあるので、
リリース後のダウンロード状況などをサッと確認したい方は使ってみましょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
P.S.
オフラインで使えてプライバシーが守られるAIチャットを使ってみませんか?
使ってみたら感想をぜひお願いします!😄
Discussion