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要件定義書ってどんなこと書いてるの〜??

2024/04/09に公開

はじめに

私は会社の手厚い研修を経てエンジニアになったのですが、それでも本物の「要件定義書」というのは現場に出るまではみたことがありませんでした。今回はそもそも要件定義って何するの?要件定義書って何が書いてあるの?という疑問に答えていきます。
経験が浅いうちは詳細設計から入ることが多いと思います。設計するのにも要件の理解というのがとっても大事になりますので今のうちに要件定義書の見方を勉強しておきましょ!

要件定義とは何をするフェーズ??

「要件定義書って何書いてあるか」に踏み込む前にですね、要件定義って何するのかをおさらいしていきましょう。要件定義というのは「何を作るのか」を決めるフェーズだと思っています。前段階として「プロジェクト計画」というフェーズがあります。ここで顧客が実現したがっている「目的や要求事項」をが出てきます。それを叶えるため、どんなソフトウェアが必要で、どんな機能を備えるべきなのか?を決めるのが要件定義のフェーズです。

要件定義書に書いてあること

ここでは私のプロジェクトの要件定義書に書いてあるアウトプットを紹介します。

業務フロー図(WFA)

これは現在の業務の流れとシステムを導入したあとの業務の流れをペアで書きます。
今回はドキュメント紹介ですので書かれている内容については割愛しますが、大事なことは、現在の状態からソフトウェアを導入すると何が変わるのか?新システムはどんな役割を果たすのか?を知ることができるという点です

機能要件一覧

業務フロー図で新しい業務の整理をした次の段階として、この新しい業務を実現するために、システムにはどんな機能が必要になっていくかを考えていく必要がありあります。これらの必要な機能、画面などを洗い出し、一覧化したものがこの機能要件一覧です。

システム構成図(機能配置図)

これを見るとバックエンドとフロントエンドの連携具合、外部システムがどうかかわっているか、誰が使うの?DBどれだけあるのか?とかシステム間の関係が書いてあります。

ER図

簡単にいうとテーブル同士の関係を図で表したものです。バックエンドエンジニアなら必ず書く機会が訪れるでしょう。

画面イメージ、画面遷移図

画面イメージというのが実際のシステム画面のイメージ図です。画面遷移図というのが画面同士をどうやって行ったりきたりできるのかというがわかる図です。
これは基本設計でやるイメージが強いと思いますが、要件定義の段階で作っておくことで顧客に対してソフトウェアの説明する時に実際のイメージを持たせやすいというメリットがあるからです。

非機能要件一覧

非機能要件というのは機能以外のことです。
例を出した方がわかりやすいと思いますので、例をだすと
・障害時の復旧方法
・想定ユーザー数、同時アクセス数、将来のキャパ
他にもセキュリティ、運用保守に関する決め事などについて書かれているドキュメント

終わり

元々LTで発表したメモとスライドを使って貼り付けただけなので少し伝わりづらかったかもしれません。mm
「こんなドキュメントあるんだ〜」くらいに思っていただけると幸いです。

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