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GA4のuser_id、user_pseudo_id、ga_session_idの違いについて
GA4(Googleアナリティクス4)のuser_id、user_pseudo_id、ga_session_idの違い
おおまかな違い
user_id | user_pseudo_id | ga_session_id |
---|---|---|
ユーザー固有のID | デバイス(ブラウザ)固有のID | セッションのID |
以下でそれぞれ詳しく解説します。
user_id
項目 | 内容 |
---|---|
呼ばれ方 | ユーザーID、User-ID |
何が入るのか | 自社サイト内のDBに保存されているユーザーのIDを入れる |
具体例 | 123456 |
補足 | ユーザーがログイン状態のときだけ取得できる スマホアプリとWebアプリで同一ユーザーだと判別できる |
設定方法
-
dataLayer
変数に入れてGoogle Tag Managerから送るか、gtag.js
で送る - 参考:ユーザー ID を送信する
公式ドキュメント
user_pseudo_id
項目 | 内容 |
---|---|
読み方 | ユーザースードーID、ユーザーシュードID |
呼ばれ方 | デバイスID、アプリインスタンスID、クライアントID、client_id |
何が入るのか | ブラウザごとに固有のIDが入る |
具体例 | 2020548419.1697501298 |
設定方法
- GAが勝手につけてくれるので設定の必要なし
確認方法
- ブラウザの検証ツールを開いて、Cookieに保存されている
_ga
の値から確認できる
値が変わるタイミング
- 別のブラウザで開いたとき
- シークレットモードで開いたとき
公式ドキュメント
ga_session_id
項目 | 内容 |
---|---|
呼ばれ方 | セッションID、session_id |
何が入るのか | セッションごとに異なる数値が入る(ただし他のユーザーと値が重複する可能性あるので、ユニークなセッションを判別するにはuser_pseudo_id とga_session_id を組み合わせる) |
具体例 | 1679012577 |
補足 |
session_start イベントが発火することによって値が入る |
設定方法
- GAが勝手につけてくれるので設定の必要なし
確認方法
- ブラウザの検証ツールを開いて、Cookieに保存されている
_ga_XXXX
の値から確認できる(XXXX
にはGA4の測定IDが入る)
値が変わるタイミング
- 30分以上操作がなかったとき
- 別ストリームで計測しているページに遷移したとき
- 別ドメインのページに遷移したとき
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