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生成AI(ChatGPT)を活用したIPA 高度試験の論述への活用

2024/02/26に公開

前置き

令和6年(2024年)春期が徐々に近づいてきました。
私自身もシステムアーキテクト試験を受験するため、少しずつ準備を始めました。
その準備の中で、生成AI(ChatGPT)を使えないかと感じて試したことをZennに記入します。

なぜ使えないかと考えたか

IPA高度試験の論述問題について、以下のように考えていました。

  • 論述の書き方、ポイントは参考書で学ぶことができる。
  • 一方で、参考書に記載された論述例が私自身の経験と紐づかないケースもある

私自身の経験がある案件・プロジェクトをベースとした論述を読み、
自身で考えた論述文と比較したいと考え、
その用途でChatGPTが使えないかと考えました。

ChatGPTでおこなうこと

ChatGPTのプロンプトに以下の内容を記載して論文を生成してもらいます。

  • 前提
  • 条件
  • 問題と設問

プロンプトへの入力例です。
前提は無くても良いのですが、おまじないと思い入れました。
条件には自身が作成したい論述の内容を入れてください。

あなたは優秀なシステムアーキテクトエンジニアです。
今回、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する試験を受験します。
提示した問題文と設問に忠実な論文の作成をしてください。
また論文作成時は以下の条件で作成をしてください。

条件
・私は中堅都市のスーパーマーケットの情報システム部門に勤務している

問題文
~~~~~

用意するもの

  • ChatGPTのアカウント
    • 今回はChatGPT4を利用しています
  • IPA試験の設問をテキスト化したデータ
    • IPAの過去問は画像データのみのため、OCRを使ってテキストデータ化しました
    • 需要があればOCRの方法やテキストデータ化したものの公開をします

プロンプト入力例

プロンプトの入力
今回の題材はシステムアーキテクト試験の令和5年 午後2の問1です。

あなたは優秀なシステムアーキテクトエンジニアです。
今回、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が主催する試験を受験します。
提示した問題文と設問に忠実な論文の作成をしてください。
また論文作成時は以下の条件で作成をしてください。

条件
・私は中堅都市のスーパーマーケットの情報システム部門に勤務している
・POS情報を活用した内容で作成すること
・またデータ項目の統合や共通化についても触れてほしい

問題文

デジタルトランスフォーメーションを推進するための情報システムの改善について

近年、企業においては競争優位の獲得や企業自身の存続のために、
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することが増えている。
しかし、DXの推進に必要な情報が整備されていないなどの課題が原因で、
推進が困難になる場合も多い。

そのため、システムアーキテクトは、課題を解決してDXの推進を支援する必要がある。
このような課題には例えば、次のようなものがある。

・飲料の製造販売会社で、自動販売機が保有する、
販売した日時・場所・商品・電子マネー情報・ポイントカードIDなどのPOS情報が、
基幹情報システムに連携されていない。
そのため、POS情報を利用したキャンペーンやビジネスができない。

・車載機器製造販売会社で、企業向けと個人向けがそれぞれ別の情報システムになっており、
商品コードの体系が企業向けと個人向けで異なる。
そのため、企業向け製品を個人向けに展開するビジネスが困難である。

このような場合、DXの推進のために情報システムを改善する必要がある。
例えば、次のような改善が考えられる。

・基幹情報システムにPOS情報を連携して、DXの推進に必要な情報を蓄積する。
・マスター管理システムを追加し、部門別の情報システムと連携させ、
データ項目の名寄せや、単位、区分の共通化と統合化を行い、全社や外部との共有を可能にする。

また、これらの情報システムを改善する際に工夫すべき点が考えられる。
例えば、POS情報を利用する場合、購入者の行動履歴を把握しつつ
個人を特定できないようにするために情報の一部を匿名化したり、
全社や外部とのデータ共有を可能にする場合、
業務横断でのデータの活用を推進するためにデータ項目の意味を標準化したりする。

あなたの経験と考えに基づいて、設問ア~設問ウに従って論述せよ。

設問ア
あなたが携わったDXの推進では、どのような課題があったか。
DXの目的と情報システムの概要を含め、800字以内で述べよ。

設問イ
設問アで述べた課題の解決のために、情報システムをどのように改善しようとしたか。
解決できると考えた理由を含め、800字以上1600字以内で具体的に述べよ。

設問ウ
設問イで述べた情報システムの改善において、何のためにどのような工夫を検討したか。
600字以上1200字以内で具体的に述べよ。

プロンプト回答例

プロンプトの入力に基づき、以下の回答をもらいました。
また指定した条件を含め、論述をおこなっていることが確認できます。

設問ア: DXの推進における課題
私が勤める中堅都市のスーパーマーケットの情報システム部門では、
デジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する過程で、
POS情報の有効活用に関する複数の課題に直面しました。
DXの主な目的は、顧客体験の向上、業務効率化、そして新たなビジネスモデルの創出を通じて、
競争優位性を確立し、持続可能な成長を実現することにありました。
情報システムの概要としては、POSシステム、在庫管理システム、
顧客管理システムが主要な構成要素であり、
これらのシステム間でのデータ連携が不十分であることが主な課題でした。

具体的な課題としては、POS情報と在庫管理システムがリアルタイムで連携していないため、
在庫の正確な把握や迅速な補充が困難であり、顧客満足度の低下に直結していました。
また、顧客管理システムとの連携不足により、
顧客の購買履歴や好みに基づくパーソナライズされたプロモーションの実施が難しく、
マーケティング活動の効果が限定的であったことも課題の一つです。

設問イ: 情報システムの改善策
この課題を解決するために、私たちは以下のような情報システムの改善策を検討しました。
まず、POS情報と在庫管理システムをリアルタイムで連携させることにより、
在庫の正確な把握と迅速な補充を可能にしました。
この改善により、顧客が求める商品を常に店舗に用意できるようになり、
顧客満足度の向上が期待できます。また、顧客管理システムとPOS情報を連携させることで、
顧客の購買履歴や好みを詳細に分析し、個々の顧客に合わせたパーソナライズされた
プロモーションの提供が可能になりました。
これにより、顧客エンゲージメントの向上とともに、売上の増加が期待できます。

さらに、マスター管理システムを導入し、
商品コードや顧客IDなどのデータ項目の統合と共通化を図りました。
これにより、異なるシステム間でのデータの一貫性が確保され、
データ分析の精度と効率が向上します。
また、外部パートナーとのデータ共有も容易になり、
新たなビジネスチャンスの創出につながると考えました。

設問ウ: 改善策の工夫
情報システムの改善において、特に工夫した点は、顧客のプライバシー保護と
データセキュリティの強化です。
顧客情報を詳細に分析しパーソナライズされたサービスを提供する過程で、
個人を特定できないように情報の一部を匿名化する措置を講じました。
これにより、顧客の信頼を損なうことなく、マーケティング活動を展開できるようになりました。

また、データ項目の標準化を進めることで、異なるシステムや部門間、
さらには外部パートナーとのデータ共有をスムーズに行うことができるようになりました。
データの意味合いを統一することで、業務横断的なデータ活用を推進し、
新たな価値の創出を目指しました。

これらの工夫により、私たちはDXを効果的に推進し、
スーパーマーケットとしての競争力を高めることができました。
顧客満足度の向上、業務効率化、そして新しいビジネスモデルの創出に貢献することができたと自負しています。

所感

ChatGPTを活用することで、自分が論述したい内容に関する論文を作成できました。
私自身、採点の詳細には精通していないため、正確な評価はできませんが、
もし当日にこれらの内容を記述できれば、合格する可能性があると考えています。
(この点について詳しい方がいれば、ぜひ教えてください。)

ただし、試験当日にChatGPTを使用することはできないため、
最終的には自分の力で記述できる必要があります。
そのためのスキル向上ツールとして、ChatGPTは大いに役立つと感じています。
ほかにも色々と試してみながら、よりよい使い方を探っていきます。

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