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Atlassian版 Claude Code と呼ばれている Rovo Dev を使ってみた
概要
Claude Code の評判を聞き MAX か Pro プランに加入しようかと考えていたところに、以下のポストが流れてきたので、試してみようと思いました。
使用環境は WSL2 の Ubuntu 24.04 です。
アカウント作成
以下にアクセスして Sign up からアカウントを作成しました。
acli のインストール
公式のインストールドキュメントを参考にインストールしました。
Linux版のインストール方法には、以下の2点が書かれています。
- パッケージマネージャを使ってインストールする方法
- curl を使ってバイナリをインストールする方法
今回は後者を選択しました。
実行したコマンドラインは以下の通りです。
curl -LO "https://acli.atlassian.com/linux/latest/acli_linux_amd64/acli"
chmod +x ./acli
sudo install -o root -g root -m 0755 acli /usr/local/bin/acli
API トークンを作成
以下から作成しました。
- 「API トークンを作成」を選択
- 名前と期限を入力して、作成をクリックします。
ログイン
acli rovodev auth login
を実行して、ログインします。
実行すると以下のように、メールアドレスとAPIキーを入力を求められます。
$ acli rovodev auth login
┃ Enter your email
┃ >
Enter your API token ( create one at: https://id.atlassian.com/manage-profile/security/api-tokens )
>
enter next
アカウントのメールアドレスと 1 つ前の手順で作成した API トークンを入力します。
認証に成功したら、以下のように出力されます。
$ acli rovodev auth login
✓ Authentication successful
エージェントを実行してみる
認証に成功したら acli rovodev run
でエージェントを実行できます。
$ acli rovodev run
███████ ██████ ██ ██ ██████ ██████ ███████ ██ ██
██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██
██████ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ █████ ██ ██
██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██ ██
██ ██ ██████ ████ ██████ ██████ ███████ ████
Welcome to Rovo Dev (beta), Atlassian's AI coding agent.
Here are some quick tips:
• Ask Rovo Dev anything in your own words - from "explain this repo" to "add unit tests".
• Type "/" at any time to see available commands.
• Use CTRL+C to interrupt the agent during generation.
• Use /exit to quit.
Working in /path/to/working_dir
╭──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ > █ │
╰──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯
Type "/" for available commands.
とりあえず、使い方を聞いてみる
とりあえず、 Rovo Dev エージェントの使い方を聞いてみました。
カレントディレクトリのプロジェクトの概要と、エージェントの使い方を教えてくれました。
> Rovo Dev agent の使い方を教えてください。
╭─ Response ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ こんにちは!Rovo Dev エージェントの使い方について説明させていただきます。 │
│ │
│ まず、現在のワークスペースを確認して、どのようなプロジェクトがあるかを見てみましょう。 │
╰──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯
└── Calling open_files: {"file_paths": ["README.md","Cargo.toml"]}
README.md:
# regular-expression
Rust製の正規表現コマンド。
パターンにマッチする行を表示する。
## 書式
```text
regex [OPTIONS] PATTERN [FILE]
(81 lines truncated)
$ cat test.txt | regex -e ho* -e fu # パイプを使用し、前のコマンドの出力を検索
hoge hoge
fuga fuga
```
# ライセンス
このプロジェクトは MIT ライセンスの下でライセンスされている。
詳細については LICENCE.txt を参照してください。
Cargo.toml:
[package]
name = "regular-expression"
version = "1.2.1"
edition = "2021"
# See more keys and their definitions at https://doc.rust-lang.org/cargo/reference/manifest.html
[dependencies]
clap = { version = "4.5.11", features = ["derive"] }
thiserror = "1.0"
[[bin]]
name = "regex"
path = "src/bin/regex.rs"
╭─ Response ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ │
│ Rovo Dev エージェントの使い方 │
│ │
│ Rovo Dev │
│ エージェントは、ソフトウェア開発者のタスクを支援するAIエージェントです。現在のワークスペースには、Rust製の正規表現コ │
│ マンドラインツールのプロジェクトがあることが分かりました。 │
│ │
│ 主な機能 │
│ │
│ 1 コード分析と理解 │
│ • ファイルの内容を読み取り、コード構造を理解 │
│ • 依存関係やコードの流れを分析 │
│ 2 コード修正と改善 │
│ • バグ修正 │
│ • 新機能の追加 │
│ • コードリファクタリング │
│ • パフォーマンス改善 │
│ 3 ファイル操作 │
│ • ファイルの作成、編集、削除 │
│ • コードの検索と置換 │
│ • 複数ファイルにわたる変更 │
│ 4 プロジェクト管理 │
│ • ビルドとテスト │
│ • 依存関係の管理 │
│ • ドキュメント作成 │
│ │
│ 使用例 │
│ │
│ このプロジェクトで私ができることの例: │
│ │
│ • バグ修正: 正規表現エンジンのバグを特定し修正 │
│ • 新機能追加: 新しい正規表現パターンのサポート追加 │
│ • コード改善: パフォーマンス最適化やコード品質向上 │
│ • テスト追加: ユニットテストやインテグレーションテストの作成 │
│ • ドキュメント更新: README やコメントの改善 │
│ │
│ 次に何をしたいですか? │
│ │
│ 以下のような作業をお手伝いできます: │
│ │
│ 1 コードレビュー: 現在のコードを詳しく分析して改善点を提案 │
│ 2 バグ修正: 特定の問題があれば修正 │
│ 3 新機能追加: 新しい正規表現機能や CLI オプションの追加 │
│ 4 テスト強化: テストケースの追加や改善 │
│ 5 パフォーマンス改善: 正規表現エンジンの最適化 │
│ 6 その他: 具体的な要望があれば教えてください │
│ │
│ どのような作業をご希望でしょうか? │
╰──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯
Session context: ▮▮▮▮▮▮▮▮▮▮ 12.5K/200K
Daily total: ▮▮▮▮▮▮▮▮▮▮ 32.4K/20M
コードレビューを依頼してみる
コードレビューを依頼してみました。
ファイルを開いて、
> コードレビューをお願いします。
╭─ Response ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ コードレビューを実施いたします。まず、プロジェクト全体の構造を把握するために、すべてのソースファイルを開いて分析して │
│ いきます。 │
╰──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╯
└── Calling open_files: {"file_paths": ["src/lib.rs","src/engine.rs","src/error.rs","src/bin/regex.rs"]}
その後、色々ファイルを見た後、以下のようにレビュー結果を出してくれました。
長いので冒頭のみ記載していますが、この下にレビューが続いています。
╭─ Response ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────╮
│ │
│ 詳細なコードレビュー結果 │
│ │
│ このRust製正規表現エンジンのコードを詳しく分析しました。全体的によく設計されたプロジェクトですが、いくつかの改善点が │
│ あります。
CLI を終了する
プロンプトに exit
を入力することで、 Rovo Dev CLI を終了できます。
> exit
$
Discussion