目的

/Wall オプションを指定して開発するが、自分たちが制御できない(書き換えられない)コードに起因して出力される警告を抑制したい.

MSDNのドキュメント

https://learn.microsoft.com/ja-jp/cpp/build/reference/external-external-headers-diagnostics?view=msvc-170

外部ライブラリとして扱う範囲の指定方法(使いそうなもの)

• /external:anglebrackets
  • 山かっこ<>で囲ったヘッダ
• /external:I path
  • pathで指定したディレクトリにあるヘッダ

抑制

• /external:Wn
  • 外部ライブラリに対する警告設定. W0～W4
• /external:templates-
  • 要実験
  • テンプレートが書かれたソースコードとインスタンス化されたソースコードが異なる場合に対応できそう
  • 内部と外部の境界を越える警告

/external:templates- の挙動はちゃんと記事に書いてあった...

• /external:anglebrackets、/external:W0の指定で外部ファイルの警告は抑制される
  • 記事にある通り、外部ファイル(ヘッダ)での警告は抑制され、外部ではないファイルでの警告は出力される
• /external:templates- を追加で指定すると、外部ファイルでの警告を出力するようになる
  • テンプレート周り(定義とインスタンス化)に関しては、/external～を指定しない状態と同じ状態になる