GitHub ActionsでSlack通知するなら8398a7/action-slackが機能豊富かつお手軽で超便利

5 min読了の目安(約5000字TECH技術記事

はじめに

GitHub ActionsでSlack通知を行う方法は様々あり、専用のActionも多数ありますが、8398a7/action-slack を使うとお手軽に色々な情報を表示できるのでおすすめです。

主に以下のことができます。

  • GitHub上のリポジトリへのリンク表示
  • PRへのリンク表示
  • コミットへのリンク表示
  • プッシュを行ったGitHubアカウント名の表示
  • GitHub Actionsの処理結果へのリンク表示
  • ブランチ名の表示
  • 好きなメッセージを表示できる(裏技的な使い方になりますが)
  • メンションを追加できる
  • ジョブが失敗した時のみメンションする、といったこともできる

all

本記事では、その使い方を紹介します。

事前準備

Slackアプリを作成し、発行したIncoming Webhook URLをGitHubのsecretsに設定しておいてください。

最も簡単な使い方

以下は最も簡単な使い方の例です。

mainブランチにPRがマージされるとデプロイが実行され、その結果をSlack通知する内容となっています。

(本記事ではデプロイ処理の中身は割愛し、exit 0するだけのステップとしています)

.github/workflows/deploy.yml
name: Deploy
on:
  push:
    branches:
      - main

jobs:
  deploy:
    runs-on: ubuntu-latest

    steps:
      - name: Checkout code
        uses: actions/checkout@v2

      - name: Run deployment process
        run: exit 0

      - name: Notify deployment
        uses: 8398a7/action-slack@v3.8.0
        with:
          status: ${{ job.status }}
        env:
          GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
          SLACK_WEBHOOK_URL: ${{ secrets.SLACK_WEBHOOK_URL }}
        if: always()

mainブランチにPRがマージされ、ジョブが正常終了すると以下の通知が来ます。

basic_success

デフォルトで、リポジトリとコミットへのリンクが表示されます。

Slack通知を行うステップには、if: always()を付けているので、それよりも前のステップでエラーになってもSlack通知のステップは処理されます。

以下は、エラーが発生した場合の通知です。

basic_failed

より多くの情報を表示する

より多くの情報を表示したい場合は、withfieldsを追加してください。

以下は表示可能な全情報を指定した例です(なお、1つ1つ指定せずallと指定しても構いません)。

.github/workflows/deploy.yml
      - name: Notify deployment
        uses: 8398a7/action-slack@v3.8.0
        with:
          status: ${{ job.status }}
          fields: repo,message,commit,author,action,job,took,eventName,ref,workflow # 追加
        env:
          GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
          SLACK_WEBHOOK_URL: ${{ secrets.SLACK_WEBHOOK_URL }}
        if: always()

この場合、以下のような通知が来ます。

all

それぞれの項目の意味は以下の通りです。

Field 内容
repo リポジトリ名とそのリンク
message コミットメッセージとそのリンク
commit コミットハッシュとそのリンク
author プッシュ(マージ)した人
action GitHub Actionsの実行結果へのリンク
job GitHub Actionsのジョブ名とそのリンク
took ジョブの処理時間
eventName GitHub Actionsのトリガーとなったイベント名
ref Gitのリファレンス(refs/heads/ブランチ名など)
workflow GitHub Actionsのワークフロー名とそのリンク

こんなに情報があると見づらいので絞りたい、という人は必要なものだけを指定すればOKです。

好きなメッセージを表示する

Slack通知上の8398a7@action-slackと表示されている部分は、変更が可能です。

その場合は、withauthor_nameを追加してください。

(このauthor_nameは、with.fieldsに指定するauthorとは別物ですので注意してください)

例えば、以下のように何の通知であるかを示すメッセージを入れると、よりわかりやすくなるかもしれません。

.github/workflows/deploy.yml
      - name: Notify deployment
        uses: 8398a7/action-slack@v3.8.0
        with:
          status: ${{ job.status }}
          author_name: foobarサービスのデプロイ処理結果 # 追加
          fields: repo,message,commit,author,action,job,took,eventName,ref,workflow
        env:
          GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
          SLACK_WEBHOOK_URL: ${{ secrets.SLACK_WEBHOOK_URL }}
        if: always()

author_name

ジョブの失敗時のみメンションする

ジョブが失敗した時、今回の例で言えばデプロイ処理が失敗した時に特定のSlackユーザーグループ(SREチームなど)へメンション付きで通知できると、デプロイ失敗のアラートとなるので便利です。

そうしたことを行いたい場合は、mentionに通知先のグループID、if_mentionにメンションするときの条件を指定します。

以下は、ジョブが失敗した時のみメンション付きで通知する例です。

.github/workflows/deploy.yml
      - name: Notify deployment
        uses: 8398a7/action-slack@v3.8.0
        with:
          status: ${{ job.status }}
          author_name: foobarサービスのデプロイ処理結果
          fields: repo,message,commit,author,action,job,took,eventName,ref,workflow
          mention: 'subteam^ユーザーグループID' # 追加
          if_mention: failure # 追加
        env:
          GITHUB_TOKEN: ${{ secrets.GITHUB_TOKEN }}
          SLACK_WEBHOOK_URL: ${{ secrets.SLACK_WEBHOOK_URL }}
        if: always()

以下のようにジョブ失敗時はメンション付きで通知されます。

mention

なお、SlackのユーザーグループIDの調べ方ですが、適当なメンション付きの既存メッセージをブラウザ版のSlackで開き、さらにユーザーグループをクリックすると、アドレスバーに

https://app.slack.com/client/Txxxxxxxx/Cxxxxxxxx/user_groups/Sxxxxxxxx

のように、/user_groups/ユーザーグループIDが表示されるので、そこを見るのが手っ取り早いかもしれません。

思いきりカスタマイズして使う

お手軽に有用な情報を表示できるのが8398a7/action-slackの良いところだと思いますが、表示内容を思いきりカスタマイズして使うこともできるようです。

その方法に関しては、公式の以下のページを参照ください。

終わりに

以上、8398a7/action-slackの紹介でした。

既存のGitHub Actionsのワークフローに、さくっとSlack通知を追加するのにはとても便利かと思います。

本記事が役立てば幸いです。

参考