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自分の認知特性を知り読書に活かしてみたい

2022/03/31に公開

経緯

私は現在フロントエンドエンジニアとして働いています。
まだまだ経験浅めなので、日々の勉強は欠かせません。
職場では、いろいろな方がおすすめの本を教えてくださり、ぜひとも読みたい!と思います。
自分の知識の引き出しを増やすぞーと意気込んで読み始めます。
しかし、一行読み進めたところで、気がつくと今日のご飯何にしようかなと考えています。
あれ?どんな内容だったかな?ともう一度読み直します。
これを何度か繰り返してしまい、1冊を読み終えるのに数ヶ月を要してしまいます...
そのうえ、まったくと言っていいほど知識が身についていない(涙
私の中で技術書などの本がちゃんと読めないというのは致命的な問題です。
知識をつけるには、動画など他にも色々な方法がありますが、本ではより濃い知識が得られるなと思うからです。
なにより本が読めるようになりたい。
なので今さらですがちゃんと自分の問題と向き合うことにしました。

なぜ認知特性なのか?

どうすればこの問題を解決できるのかを考えていた時に、ふと数年前に読んだ記事のことを思い出しました。
内容は、人間にはそれぞれ視覚優位性、聴覚優位性がなどがあり、それを活かした勉強方法を検討しようというものだったかと思います。

もしかしたら、ここに解決の糸口があるかもしれないと思い調べてみることにしました。

認知特性とは?

記憶を頼りに調べた結果、前述したことは「認知特性」と呼ばれるものだということがわかりました。

認知特性とは、目で見る、耳で聴く、鼻で嗅ぐといった五感を中心とした感覚器から入ってきた様々な情報を記憶したり、脳の中で理解して表現する能力で、主に記憶力、コミュニケーション能力から集中力まで関わっています。
(引用:認知機能の見える化プロジェクト

詳細を知りたい方は、引用させていただいたサイトがとても参考になりますのでぜひご覧ください。

認知特性には視覚優位者言語優位者聴覚優位者の3分野があり、医師である本田真美氏によりさらに6つのタイプに分けられています。

視覚優位者
(1)写真のように二次元で思考するタイプ
(2)空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ
言語優位者
(3)文字や文章を映像化してから思考するタイプ
(4)文字や文章を図式化してから思考するタイプ
聴覚優位者
(5)文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ
(6)音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ
(引用:認知機能の見える化プロジェクト

自分の認知特性は?

自分が認知特性の6つのタイプのどれに当てはまるのかについては、本田真美氏の著書『医師のつくった「頭のよさ」テスト 認知特性から見た6つのパターン』(光文社)、もしくは本田40式認知特性テストのサイトからテストすることができます。

「本田40式認知特性テスト」サイトにある方法でテストを実施してみた結果以下の表のようになりました。(「本田40式認知特性テスト」サイトでは、カメラタイプなどの表記がされていますが、本ブログでは先述したタイプで表記しています。)
評価については、タイプ毎の点数により決まります。

  • 14以下 弱い特性
  • 15~45 一般レベル
  • 46以上 強い特性

私の結果からは、聴覚優位に分類される特性が弱く、視覚優位と言語優位の特性において一般レベルであることがわかります。
最初のイメージで言語優位が弱いかなと思っていたので、少し意外な結果でした。

特性 点数
写真のように二次元で思考するタイプ 36
空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプ 43
文字や文章を映像化してから思考するタイプ 33
文字や文章を図式化してから思考するタイプ 20
文字や文章を、耳から入れる音として情報処理するタイプ 13
音色や音階といった、音楽的イメージを脳に入力するタイプ 13

どう活かせるか?

テストを行ったことで自分の認知特性は視覚と言語が優位であることがわかりました。
今回は最も点数が高かった空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプに着目していきたいと思います。

まず、空間や時間軸を使って三次元で考えるタイプとはどういうタイプなのでしょうか?

空間認知能力が高く、物事の連続性をきちんと理解する能力を持っています。
現実の物と関連させたり、複数の物を同時に覚えたりというのが得意です。
ただし、視覚優位者の特徴として、長期記憶は苦手です。
何度もくり返し覚えることを心がけましょう。
(引用:教育勉強ラボ CAD)

現実の物と関連させると理解がしやすかったり、記憶に残りやすいとのことなので、ハンズオン形式の本だと手を動かしながらなので知識が身につきやすそうです。
しかし、ハンズオン形式にできる内容は限られているので、そうではない本はどう読めば良いのでしょうか。
このような本を読んでいる時に感じていたのは、実物はどうなんだろうとか、実用例はなんだろうという疑問でした。
こうやって思い返すとちゃんと疑問に思っていることがあったのだと改めて気づきました。
分からなくてもそのまま読み進めよう。精神で読み進めた結果、分からないままになっていました。
今後は私の特性を活かして、分からないところについて動画や画像で補いながら読み進めてみようと思います。

最後に

今回は自分の認知特性を知り読書に活かしてみようという試みを書いてみました。
自分の問題をこのように言語化しながら、解決を試みたことがないので新鮮でした。
認知特性については、読書だけでなく、勉強、コミュニケーションにも活かせるのでもう少し深掘りしていきたいと思います。
実践してみたことについても別の機会にまとめてみたいと思います。

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