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マッチングアプリ個人開発したら逮捕されかけた話
はじめに
自社開発企業のAI部門でインターンしている25卒のエンジニアです。
フロント、バックエンド、インフラ、AIなど色んな分野に興味を持って開発しています!
最近は個人開発で収益を上げて生活する、「Indie Hacker」のような生き方に憧れています。
将来は個人アプリを当てて、島で悠々自適に暮らしたいと思っています🏝️🏝️🏝️
マッチングアプリを作ろうと思った経緯
- 何を隠そう、自分の出会いを増やしたかったから
- 周りの大学の友達で「彼氏欲しい〜、彼女欲しい〜」と言ってる人がいる
- 自分の大学限定でマッチングアプリ作ったら、安心感もあるしハッピーではないかと考えた
- アプリの名前はシンダイ(自分の大学の呼び方) x Tinder = Sinder(シンダー)に決定
リリースまでに行ったこと
- リリース日を学園祭の当日(半年後)に決定
学園祭のスポンサーになって、大々的に広告を打つ作戦 - Xのアカウントを作成して同じ大学の人をフォローしまくる
サービスを開始まで残り◯◯日のようにカウントダウンを行う - アプリのデザインを知り合いのデザイナーの方に外注
- 大学の学園祭のスポンサー広告用のバナーをデザイナーの方に外注
- 要件定義、フロント、DB設計、バックエンド、インフラ構築全て一人で開発
- 学園祭に協賛金を払ってパンフレットに広告を掲載!
- リリース予定日ギリギリで開発完了!デプロイも完了!🎉🎉🎉
しかし、リリース1週間前。。。。。
出会い系サイト規制法を初めて知ることになる。
出会い系サイト規制法とは
- サイト事業主は警察署に届け出が必要
→そんなの出しているわけない - 本人確認書類をアップロードして、運営側が確認するフローが必要
→そんな機能作ってない - アプリ内でトラブルがあった時に情報を開示する必要がある
→DBの情報を開示すれば事足りる?
しかも、逮捕事例も結構ある。。。😱😱
2017年2月に、「年上フレンズ」の運営者が、公安委員会に届出をすることなく事業を営んでおり、埼玉県警に逮捕されました。
2017年8月には、「ツートーク」運営者が、公安委員会に届出を行わずに、インターネット異性紹介事>業を運営したとして逮捕されました。
サービス公開1週間前に断念😭😭
法律に準拠して公開する方法も考えたが、個人サービスでここまで責任を負いたくないので断念。
どなたか責任を負ってくれる方DMお待ちしております!!🙋♂️
今回の個人開発での教訓
エンジニアはアイディアが思いついた時にすぐ開発や技術選定をしたくなりますが、何よりも先に法律を調べる事をオススメします!!
Discussion
これですね。
昔、自分も作ろうと思って少し調べてました。
僕の場合は広告ベースの無料出会い系アプリでしたが・・・
単なるクローズドチャットでも、電気通信事業法で届け出制だったりするので、
個人開発者は法令周りに自分で気をつけねばならんのが大変ですよね
僕も現在開発中です。。一応開発のモチベはあって進めているので、このまま進めつつ届出もしようかと思います。
企業勤めのエンジニアの多くは、開発しているシステムが対応する業界領域の既存の法律や制度、またはその時々での法改正による制度の変更なども、随時チェックしたり勉強会やセミナーへの参加、業界向けのプラットフォームサイトなどから情報を得ていると思います。
それでも拾いきれない情報はたくさんあり、仮に企業の法務部でのチェックや、顧問弁護士さんなどのリーガルチェックをやっても、彼らの対応業務範疇でない情報は拾いきれませんね。
個人にせよ企業にせよ「アプリを作って売る=事業」なので、事業にまつわる過程は網羅しなければならないので大変ですよね。