Atlassian MCPを使ってJIRAを操作してみる
MCPを使って、VS Code拡張機能Roo CodeなどのエージェントからJIRAを操作する方法を解説
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いったん記事は残しておきます。
はじめに
本記事では、Atlassian リモートMCPサーバーを利用して、AIエージェント(例:VS CodeのAI拡張、Roo Code、Claude Desktopなど)からJIRAを操作する方法を解説します。これにより、AIツールからJIRA課題の検索・作成・更新が可能になります。
Atlassian公式からMCPのベータ版がリリースされ、2025/5/14にデスクトップ版ツールにも対応したとのことなので、こちらの前提で試行します。https://embed.zenn.studio/card#
前提条件
- JIRAアカウント(クラウドまたはオンプレミス)
- Node.js v18以降
- Python(インストール済みであること)
- 任意のAIエージェント(VS Code, Roo Code, Claude Desktop)
ステップ1:Node.jsとMCPのセットアップ
Node.jsのインストール
公式サイトからインストールしてください。 https://nodejs.org/ja/
確認:
node -v
npm -v
mcp-remote のインストール
mcp-remote
をインストールしてください。
npm install -g mcp-remote
ステップ2:各AIエージェントでのMCP連携
以下の記事を参考に、それぞれのエージェントからの接続設定を行ってください。
📘 Atlassian公式からベータ版MCPがリリースされたのでさわってみた
2.1:Visual Studio Codeでの設定
VSCodeのAgentモードでMCPサーバーを使用するには、.vscode/mcp.jsonファイルを作成または編集し、次の内容を追加します。
{
"servers": {
"atlassian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.atlassian.com/v1/sse"]
}
}
}
2.2:Roo Codeでの設定
Roo Codeでエージェントにmcpサーバーを使用させるには、mcp_settings.jsonファイルに次の設定を追加します。
{
"mcpServers": {
"atlassian": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.atlassian.com/v1/sse"]
}
}
}
MCPサーバーを設定すると認証画面に飛ばされるので、Acceptして認証に成功すると以下が表示されます。
Authorization successful! You may close this window and return to the CLI.
ステップ3:JIRA操作の例
✅ JIRA課題の検索に関する質問例
「TEST
プロジェクトの未対応の課題を一覧表示して」
「今週期限の課題をすべて教えて」
「私が担当している進行中のJIRAチケットを検索して」
「BUG
タイプのオープンな課題を探して」
「優先度が高い課題をJIRAから取得して」
✅ JIRA課題の作成に関する質問例
「TEST
プロジェクトに新しいバグ報告を登録して。タイトルは『ログインエラー』、内容は『ログイン時に500エラーが出る』」
「DEV
プロジェクトにタスクを作成して。概要は『ドキュメント整理』で、期限は来週金曜日」
✅ JIRA課題の更新に関する質問例
「課題 TEST-123
の説明を『サーバー移行に関する詳細』に更新して」
「チケット DEV-456
のステータスを 'In Progress' に変更して」
「BUG-789
の概要を『認証エラーの修正』に修正して」
おわりに
MCPを介したJIRA操作により、AIエージェントは実用的なビジネスツールとしてさらに進化します。日々のJIRA運用を効率化するため、ぜひ活用してみてください。
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