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Atlassian MCPを使ってJIRAを操作してみる

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MCPを使って、VS Code拡張機能Roo CodeなどのエージェントからJIRAを操作する方法を解説

こちらに移動しました
https://zenn.dev/shogohokao/articles/1d9d0887bc528b

いったん記事は残しておきます。


はじめに

本記事では、Atlassian リモートMCPサーバーを利用して、AIエージェント(例:VS CodeのAI拡張、Roo Code、Claude Desktopなど)からJIRAを操作する方法を解説します。これにより、AIツールからJIRA課題の検索・作成・更新が可能になります。

Atlassian公式からMCPのベータ版がリリースされ、2025/5/14にデスクトップ版ツールにも対応したとのことなので、こちらの前提で試行します。https://embed.zenn.studio/card#


前提条件

  • JIRAアカウント(クラウドまたはオンプレミス)
  • Node.js v18以降
  • Python(インストール済みであること)
  • 任意のAIエージェント(VS Code, Roo Code, Claude Desktop)

ステップ1:Node.jsとMCPのセットアップ

Node.jsのインストール

公式サイトからインストールしてください。 https://nodejs.org/ja/

確認:

node -v
npm -v

mcp-remote のインストール

mcp-remote をインストールしてください。

npm install -g mcp-remote

ステップ2:各AIエージェントでのMCP連携

以下の記事を参考に、それぞれのエージェントからの接続設定を行ってください。

📘 Atlassian公式からベータ版MCPがリリースされたのでさわってみた

2.1:Visual Studio Codeでの設定

VSCodeのAgentモードでMCPサーバーを使用するには、.vscode/mcp.jsonファイルを作成または編集し、次の内容を追加します。

{
  "servers": {
    "atlassian": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.atlassian.com/v1/sse"]
    }
  }
}

2.2:Roo Codeでの設定

Roo Codeでエージェントにmcpサーバーを使用させるには、mcp_settings.jsonファイルに次の設定を追加します。

{
  "mcpServers": {
    "atlassian": {
      "command": "npx",
      "args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.atlassian.com/v1/sse"]
    }
  }
}

MCPサーバーを設定すると認証画面に飛ばされるので、Acceptして認証に成功すると以下が表示されます。

Authorization successful! You may close this window and return to the CLI.

ステップ3:JIRA操作の例

✅ JIRA課題の検索に関する質問例

TEST プロジェクトの未対応の課題を一覧表示して」
「今週期限の課題をすべて教えて」
「私が担当している進行中のJIRAチケットを検索して」
BUG タイプのオープンな課題を探して」
「優先度が高い課題をJIRAから取得して」

✅ JIRA課題の作成に関する質問例

TEST プロジェクトに新しいバグ報告を登録して。タイトルは『ログインエラー』、内容は『ログイン時に500エラーが出る』」
DEV プロジェクトにタスクを作成して。概要は『ドキュメント整理』で、期限は来週金曜日」

✅ JIRA課題の更新に関する質問例

「課題 TEST-123 の説明を『サーバー移行に関する詳細』に更新して」
「チケット DEV-456 のステータスを 'In Progress' に変更して」
BUG-789 の概要を『認証エラーの修正』に修正して」

おわりに

MCPを介したJIRA操作により、AIエージェントは実用的なビジネスツールとしてさらに進化します。日々のJIRA運用を効率化するため、ぜひ活用してみてください。


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