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信頼性と可用性の違い説明できる?

2025/01/31に公開

Daily Blogging41日目

おうちで学べるデータベースのきほん読んでるよ

信頼性と可用性って似てるよね

まぁよく聞く言葉だけど、それぞれどんな意味ですかと聞かれると説明に困る
どっちもシステムの稼働率の話をしてるんじゃないのか???
どうやらちゃんと意味に違いがあるらしい

コンポーネントの話か、ユーザの話か

ざっくり言うと、
システムを構成するコンポーネントの話か、システムを利用するユーザ目線の話かの違い。

ility 説明
信頼性 ハードウェアやソフトウェアが故障する頻度(故障率)や故障の期間を示す概念
可用性 利用者から見て、システムをどの程度使用できるのか(稼働率)

上記の違いがあるので、こういう言い方ができる。

信頼性が低いハードウェアやソフトウェアを使用していたとしても、冗長化を適切に行うことによって、システム全体のユーザに対する可用性を上げることは可能です。」

指標

信頼性は、「MTBF(平均故障間隔)」、可用性は「稼働率」を指標とするよ

MTBF

「Mean Time Between Failures」の略
システムや機器が故障するまでの平均稼働時間を示す指標を表す

MTBF = 総稼働時間 / 総故障回数

例えば、
10,000時間で5回故障した場合、MTBFは2,000時間になる
つまり、2,000時間に1回は故障するよっていう信頼性になる。
MTBFは長ければ長いほどいい

稼働率

稼働率 = MTBF / ( MTBF + MTTR )
MTTRは「Mean Time To Repair(修理のための平均時間)」
簡単にいうとこう
稼働率 = 動作した時間 / 全体の時間

さっきのMTBFが2,000時間のシステムの例の場合
MTTR(ダウンタイム)が2時間だとすると
2,000 / (2,000 + 2) = 0.999
パーセンテージで表すので、
0.999 * 100 = 99.9%
になる

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