個人開発で「1日500万円」売り上げた伝説のアプリ
皆さん「Flappy Bird (フラッピーバード)」というアプリを知っていますか?
個人開発界隈で今でも「伝説」となっているゲームアプリです。
私も個人アプリをリリースして3年が経ちましたが、よくこのアプリのことを思い出します。いわば、「私の人生を狂わせたゲーム」といっても過言ではありません。それが最近復活するという記事を見たので、ここでFlappy Birdについて振り返ってみようと思います。
Flappy Birdとは?
2013年5月にベトナムの開発者である「Dong Nguyen (ドン・グエン)」氏が開発したモバイルゲームです。個人アプリにも関わらず、爆発的にヒットし、App StoreとGoogle Playで世界1位を獲得しました。
アプリ自体は非常にシンプルで、マリオの土管などの2D画像を模倣した横スクロールのゲーム。プレイヤーの操作は、画面をタップしてキャラを浮かせる、これだけ。非常にシンプルなゲームでした。
当時の熱狂は、まだエンジニアでもない私の耳にも届いていました。
噂によるとその広告収益は1日約5万ドル。当時は円高だったので、ざっくり1日500万円くらいです。1ヶ月になると...ヤバッ
実際にダウンロードすると非常にシンプルだが、確かに中毒性がある。
でも単純すぎて「こんなレベルのゲームが、そんなに売れてるの?」と一般人の自分が思うレベル。これなら自分でも頑張って勉強すれば、作れそうだな、くらいの。
すると、2014年2月、突然開発者は「Flappy Bird」をストアから削除しました。
これが最後のメッセージです
"I am sorry 'Flappy Bird' users, 22 hours from now, I will take 'Flappy Bird' down. I cannot take this anymore."
訳:「Flappy Birdのユーザーの皆さん、申し訳ありませんが、あと22時間で『Flappy Bird』を削除します。もうこれ以上耐えられません。」
世界中で大ヒットし、突如大金を手にしたと言われる開発者。やはり突然の大成功の裏に、相当な苦悩が発生したのでしょう...なむなむ
その影響
「Flappy Bird」は世界中のアプリ開発者に多大な影響を与えました。
こんなシンプルなアプリでも一攫千金を狙える、という事実。そりゃあ世界中のアプリ開発者は熱狂しますよ。だから一時期アプリストアには、パクリゲームが大量に溢れました。
かくいう私も同じです。
私がアプリエンジニアになったのも、もしかしたら「Flappy Bird」の影がどこかでチラついていたからかもしれません。現に今でも結構思い出して、横スクロールゲームを作ろうかと思うことが多々あります(Flutterで作れるのなら)
まとめ
私も個人アプリをリリースしてみて「Flappy Bird」の凄さがもっと分かるようになりました。一度アプリがバズり2〜3日で数千ダウンロードになったこともあるのですが、それでも総合1位なんて届きません。さらに「広告収益」を得ることがどれだけ難しいか。月間のユーザー数が1万人いても広告収益はこれだけなのかと...。
それでも、やっぱり個人開発は「夢」があって楽しいです。
自分のサービスをたくさんの人が使って喜んでもらえて、収益まで得られる。これは最高に幸せなことだと思います。
あとは、これでご飯を食べられるように、アプリを成長させていくだけ。「Flappy Bird」を夢見て...🐤
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