相談下手な社会7年目が相談の仕方を改めて考える
私は相談が苦手です。
先日も上司との相談中に「で、何を相談したいんだっけ?」と言われてしまいました。
準備はしたのに、上司から予想外の質問が飛んでくると混乱してしまい、、
結局、自分が何を相談したかったのかすら分からなくなることがありました。
この「相談下手」を何とかしようと、いくつかの本を読んで勉強してきました。
でも、どの本を読んでも「これだ!」というものに出会えず、むしろ頭の中はどんどん複雑になっていく一方でした。
悩んでいたので、ある日、上司に相談したところ、次のアドバイスをもらいました。
「問題と解決策を分けるといいよ」
正直、アドバイスを受けた時は「当たり前じゃない?」と思っていました。
でも実際に意識してみると、思った以上に効果的でした。
相談上手な人は自然とできていることだと思います。
でも、問題と解決策を分けるという意識だけで、考えを整理できるようになったため、私にとっては金言でした。
「効果的な相談の仕方」について、自分への備忘録も兼ねて整理してみたいと思います。
相談の基本構造
効果的な相談は、以下の3つを整理することが重要。
- 目的:やりたいこと
- 問題:やりたいことを妨げる障害
- 解決策:障害を乗り越えるための策
なぜ分離が重要か?
上記のように分離すると、次の利点がある。
- 上司が目的、問題を正確に理解できる
- 解決策に対して、適切なアドバイスや代替案を提示しやすくなる
- 議論の焦点が明確になり、効率的な問題解決が可能になる
効果的な相談の具体例
悪い例
「このプロジェクトの納期が厳しいので、外部委託したいのですが...」
この例では、問題と解決策が混在しており、上司は状況を正確に把握できない。
良い例
「このプロジェクトについて相談があります。
(目的)来月末までにシステムの開発を完了しなければなりません。
(問題)現在の進捗が予定より2週間遅れています。社内のリソースが不足しています。
(解決策)解決策として、以下があげられます。
- 一部機能の外部委託
- スコープの縮小
- 納期の延長交渉
外部委託を第一候補として考えていますが、ご意見をいただけますでしょうか?」
まとめ:チェックリスト
相談の前に、以下を確認する。
✓ 目的は明確か
✓ 問題点は具体的に整理されているか
✓ 解決策の選択肢は複数用意されているか
✓ それぞれの要素が明確に分離されているか
✓ 上司に求めるアドバイスが明確か
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