Obsidianの使い方(2022年9月編)
Emacsを使っていたときはずっと howm を使っていたのですが、VSCodeに移行したときに使えなくなってしまいました。
その後いろいろ探したり、自作してみたりしたのですがどうもしっくり来るものがありませんでした、また、出来ませんでした。
結局テキストファイルを作ってなんとかしてたのですが、Obsidianを見つけて数ヶ月使ってみて、おおこれはいいな、って思ってきたのでここでご紹介します。
っていっても、Obsidianについては最近かなりいろいろな記事が出ているので、紹介という名の忘備録だったりします。
設定
dailynotes設定
howmの使い方を基本とするため、dailynoteが基本的な使い方となります。
また、年/月/日でディレクトリを分けます。
ということで以下の設定になります。
- Date Format:
YYYY/MM/DD/YYYY-MM-DD_HHmmss
- Template file location:
templates/default
default
というテンプレートファイルには以下の内容を記載しています。これで、日付もファイル内に保存されることになるので、
仮にobsidianをやめることになったとしてもあとで変換しやすくなります。
---
date: {{date:YYYY-MM-DD}} {{time:HH:mm:ss}}
tags:
- note
---
同期
いろいろ考えたのですが、複数の端末間ではGitHubのprivate repoを使って同期しています。
各端末上で手動でgit commitやpullをしています。極稀にconflictがおきますが、そういうのには慣れてるのでさくっと解消したりします。履歴が汚れても良いですしね。
とはいえ、モバイル端末ではgit出来ないので、後述のLiveSync プラグインを試したりしています。
WebClip
Web上のいろいろな情報をWebClipとして、Obsidian上に貯めておきたいと思うのは自然なことです。すでにそのようなツールはたくさんあります。しかし、過去の経験上、「お、これはいい情報そう。あとで読もっと、ぽち」という感じで一度も読まずにワンクリックで保存したものは存在自体を完全に忘れ去ります。
なので、必ず一度読んだあとに、さらに手間を掛けてdailynotesを開き、 Markdown Web Clipper を使ってMarkdownにしてからObsidianにコピーしています。
コピーしたあとに編集したり、あるいは注釈を入れたりすることで、存在自体を脳のindexに入れておくわけです。脳内indexにわずかでもあれば、あと細かい話はObsidianを検索すれば良い、という考えです。
その他
core pluginで以下の機能を無効化します。
- File Explorer: 後述のOmnisearchを使うので必要ないです
- Format converter: convertしないし
- Graph View: グラフ表示要らないよね
- Outline: 長い文章書くわけじゃないし
- Publish: 公開しないよ
- Search: 後述のOmnisearchを使うので必要ないです
plugin
使用しているプラグインを紹介します。
Omnisearch
検索には Omnisearch pluginを使っています。これで標準の検索は使う必要がありません。
標準の検索とは違い、検索結果の周辺が表示されるのが良いですね。ただ、どうも検索結果がNFDになってるのかプがフと表示されたりするのが困りものです。
そのうち調べてPR送りたいと思います。
Core Editor Shortcuts
Core Editor Shortcuts は標準のhotkey設定では設定しきれない操作にhotkeyを設定します。
具体的には以下のキーを設定しています。つまり、カーソル移動についてはemacsを踏襲しているわけです。こうしないと自分は使えないのです。
- Go to next line: ctrl-n
- Go to prev line: ctrl-p
- Go to start of line: ctrl-a
- Go to end of line: ctrl-e
- Delete line: Ctrl-k
Ctrl-fで移動したりしたいのですが、そのあたりは設定できないようなので諦めです。
Obsidian TODO | Text-based GTD
Obsidian TODOは TODO
をまとめて検索してくれるやつです。あとは #2022-09-09
みたいに日付指定が出来たりするのがHowmを彷彿させて良い感じです。
Howmのように重要度で並び替えとか浮上とかはしてくれませんが、必要十分なTODO管理ができる、ということで入れています。
Self-hosted LiveSync
Self-hosted LiveSync。作者が日本人なので日本語ドキュメントがあります。
これは公式のSyncを使うのではなく、自分で建てたCouchDBのサーバーを利用してほぼリアルタイムの同期を行う、というものです。実際に試してみると、最初は同期に時間がかかりましたが、一度完全に同期するとあとはほぼリアルタイムに同期してくれます。
モバイルアプリでも使えるので、これを使うことでスマホでも見れてしかも変更可能になりました。ものすごい。
なお、サーバーですが、このドキュメントに紹介されているように fly.ioを使うことで無料で同期をとるようにしました。fly.ioも素晴らしい。この設定も特に詰まるところはありませんでした。
まとめ
ということで、Obsidianの紹介という名の設定忘備録でした。「2022年9月編」と書いてある通り、またしばらく経てばいろいろ変わるでしょうけど、今の時点ではこんな感じです。
howmのいいところは、基本エディタであるEmacsからアプリを切り替えずに検索できたり追加できたりするところだったのですが、今の基本エディタであるVSCodeとObsidianとは違うアプリなので切り替えの手間が必要なのが惜しいところです。とはいえここはしょうがないかな。
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