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ダッシュボード作成時に考えたこと

2022/11/30に公開約2,400字

はじめに

最近業務で広告運用のためのデータダッシュボードを作る機会がありました。
そのときに、考えていたことを今後のために言語化してみたいと思います。


最初に整理したこと

最初に以下の点を整理することで、ダッシュボードにどのような情報を含めるかの判断が容易になります:
✅ ユーザー:ダッシュボードを使うのは誰?
✅ 目的:ダッシュボードを使う目的は?
✅ アクション:ユーザーはどのようなアクションを起こす必要があるのか?
✅ データ:ユーザーがアクションを起こすのに必要な情報は何か?

ユーザー

はじめにダッシュボードを使うのは誰なのかを明確化します。
これによりユーザーにとって必要な情報と不必要な情報が一つの画面に混在するのを回避できます。

目的

ユーザーがダッシュボードを使う目的を明確化します。
KPI管理や売上分析のためのものなど様々です。
表示内容を目的に合わせて吟味することで、説得力が生まれます。

アクション

ユーザーがどのようなアクションを取る必要があるのか明確化します。
例えばKPI管理を目的とした場合、

  • KPI達成状況を把握し経営層に報告を行う
  • KPI未達時に改善策を打つ

などが取るべきアクションになります。アクション念頭に置き、必要となるデータやその見せ方を工夫しましょう。

データ

各アクションを取るかの判断時に必要な情報をリストアップします。
データの粒度は細かすぎず粗すぎず、ユーザーや目的にあっているかに応じて決めます。


広告運用ダッシュボードを作る

今回はGoogleが提供するBIツールのLooker studio(旧称 データポータル)を使い、Google広告運用者用のダッシュボードを作りました。

ユーザーや目的について整理したものが次の表です。

項目 説明
ユーザー Google広告運用者用
目的 広告パフォーマンスについて
① 現状把握
② 要因分析
③ 推移傾向のチェック
を行う
アクション ① 各種指標の確認
② 広告タイプ(ディスプレイ/検索)毎に成果を分析
③ パフォーマンスに改善が見られるかをチェック
データ ① 現状把握
・コンバージョン数
・クリック数
・コンバージョン率
・費用
・CPC
・CPA

② 要因分析
・広告タイプ別に各キャンペーンのクリック数、コンバージョン率を集計

③ 推移傾向
・クリック数とコンバージョン率の推移をグラフ化

作ったもの

https://datastudio.google.com/reporting/6a9831f8-95df-46c2-960f-47237fb16b86


設計時に注意したこと

各情報を配置する上で以下のことに気をつけました。

  • 視線誘導
  • グルーピング
  • 反復

視線誘導
Webサイトを見るときの視線の動きは、次のような傾向にあることが知られています:

Fの法則
①左から右への横の動き
②上から下への縦の動き

今回のダッシュボードでは目的毎にブロックを配置しています。
そうすることで、

現状はどうか?(現状)
→ その要因は何か?(要因)
→ 今後どう推移していくか?(予測)

という順序で自然に理解できるようになっています。

また横方向の配置でも、重要なものを左に配置すると良いでしょう。(今回のダッシュボードでは、特に重要度の高いコンバージョン数を最上部左に配置しています。)

グルーピング
グルーピングとは、関連性の高い要素同士を近く配置することを指します。これにより、構成感が高まるため見やすさがアップします。
今回のダッシュボードでは、目的毎に要素のグルーピングを行なっています。

反復
反復とは要素の持つ見た目上の特徴(色や書式、形など)を何度も繰り返すことを指します。これにより統一感が生まれ、情報が理解しやすくなります。

今回のダッシュボードでは、要因分析のブロックで反復を用いています。
特にディスプレイ広告と検索広告のパフォーマンス比較をしやすくする狙いがあります。


さいごに

ダッシュボードは何度も見ることになる画面なので、わかりやすいデザインを心がけたいですね。

【参考】

見やすいプレゼン資料の作り方 - リニューアル増量版

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