試されDATA SAPPORO #1 に参加<登壇してきた #試されデータ

先日2025年11月07日(金)、札幌で『試されDATA SAPPORO #1』というイベントが開催されました。
北海道・札幌の地でのデータ系イベント、そして登壇者や参加者のラインナップ的に『これは面白そうだ...!』となり、関東民(神奈川在住)である私でしたが気付いたら参加申し込みしてしまっていました。
開催場所が前職クラスメソッドの札幌オフィスであった(札幌オフィスには時折イベント参戦時に遊びに行ったりしていた)という事もあり、また個人的にも転職前に北海道・東北旅行に出掛けたりもしていたので、久々に札幌メンツにも会いたいなぁ...というのもあったりしました。
当エントリではこのイベントに関する参加・及びLT登壇に関するレポートをお送りします。
※イベントに関するX投稿も下記サイトでまとめております。合わせて御覧ください。
イベント概要
イベントページ記載の概要は以下の通り。ちゅらデータの方々&札幌に縁のある方々で立ち上がった形のコミュニティといった感じでしょうか。
ちなみに私個人は当日有給休暇を取得の上、札幌遠征する形となりました(翌土曜日に戻り)。
当日羽田空港11時発の飛行機に乗る予定でしたが時間調整にミスり危うく搭乗出来なくなりそうになったり(チェックイン時間5分前で間に合った)、

羽田空港を離陸した時点では晴れてたのに

新千歳空港に降り立ったときは雨アンド雪だったりでまさに『試された』形となりました。

なかなかタフな"試され"だったので空港で美味しい御飯を食べていくらか回復。

第1回の開催会場はクラスメソッド株式会社 札幌オフィス。

イベント申込は40人枠程で募集開始していたのですが参加枠が早々に埋まり始め、50人まで枠が拡大するなど主催側の予想を越える集客の動きがあり、また当日も多くの方が来場していました。

イベントレポート
イベント進行には銅鑼を用い、割と厳格に時間管理していくスタイルでやっていく旨がアナウンスされていました。(※会場提供枠を除く)

当日のイベント進行等について参加者に説明を行う菱沼氏。当日は途中まで銅鑼男(?)を務めてもいました
ゲスト枠1:AIエージェントシステム入門
- 登壇者:真嘉比 愛氏(ちゅらデータ株式会社 代表取締役社長)

記念すべきイベント1回目始まりのセッションはゲスト枠としてちゅらデータ株式会社 代表取締役社長 真嘉比 愛氏が登壇。データ関連の最先端トレンドの中でも真嘉比氏が専門としている『AIエージェントシステム』をテーマに発表しました。
- AIエージェントシステムの定義と特徴
- エージェント同士が連携し、ユーザーからの自然言語のリクエストに対して自律的に動作し、結果を返すシステム。
- エージェント自身が必要に応じて判断し、自律的に動作する機能を有する。
- ユーザーからの質問が間違っていると判断した場合、エージェント自身がユーザーに問い合わせるなど、ヒューマン・イン・ザ・ループと呼ばれる仕組みを備えている
- AIエージェントシステムの運用上の課題
- 運用めっちゃ辛い
- 何もしてないのに壊れる
- 同じバージョンのモデルを使用していても、リリースされた月によって振る舞いが変わることがある
- などなど...
- エージェントオプス(AgentOps)の概念
- 運用上の課題に対処するため、システム運用の領域で提唱された概念。
- エージェントを組み込んだシステム全体のライフサイクル全体にわたり、観測性、トレーサビリティを担保し、評価・運用・監査を可能にする(枠組み)
- 評価の対象
- システム全体:入力に対する出力の品質評価や、エンドツーエンドでのレイテンシー、コスト
- 軌跡(トレース):最終結果に至るまでの経路長、不要なツール呼び出しや余計なステップの有無、仕組みが適切に機能しているかなど
- エージェントオプスの標準的な機能セット
- エージェントの実行基盤
- 品質評価と可観測性
- 記憶・知識統合
- 安全性とガバナンス
- 最適化と人間連携
- 主要クラウドサービスの動向
- 気になるサービスや機能をかいつまんで紹介。
- (以上、スライド数枚残して途中終了)
会場提供枠:Data & AIの未来とLakeHouse
- 登壇者:石川 覚氏(クラスメソッド株式会社 クラウド事業本部 コンサルティング部 ソリューションアーキテクト)

登壇資料:
続いての登壇は会場提供枠としてクラスメソッド石川さん。(大体こういうレポート書く時は登壇者は「〜氏」呼びで書くのですが、前職からの長い付き合いでもあるのでここでは親しみを込めてさん付けで) データとAIの分野で今後標準となっていくであろう「LakeHouseアーキテクチャについての紹介を行いました。
こちらに関しては既に登壇レポートがブログとして公開されています。ダイジェスト解説も添えられていますので併せてお読みください。
LT1: Claudeと仲良くSnowflake x dbtな開発する話
- 登壇者:菱沼 雄太氏

ここからはLT登壇が続きます。(ここからは写真、簡易コメント、当日のX投稿等を交えて雰囲気ベースでお送りします)
LT1本目はちゅらデータCTO菱沼氏が自身で5分計測しながらデモまでやって見せるというハードな構成で進行。...でしたがやはり5分でやり切るには無理があったようでした。(残念ながら途中で終了)

そしてこの日一番盛り上がった気もするシーンがこちら。

LT2: Databricksでデータサイエンティストが使いやすい開発環境を作った
- 登壇者:uma-chan氏

登壇資料:
LT3: データ基盤を「育てる」コミュニケーション~PMBOKに学ぶ、ステークホルダーとの「距離」の縮め方~
- 登壇者:やす氏

LT4: ソフトウェアエンジニアとデータエンジニアの違い・キャリアチェンジ
- 登壇者:六車光貴氏

登壇資料:
LT5: テレビ局でBIしようぜ。
- 登壇者:すぎもと。氏

LT6: たまには自然言語処理をやってみる
- 登壇者:Jewelve氏

登壇資料:
LT7: Snowflake Marketplaceには”PODB”という便利なオープンデータがあってAI Ready対応してるらしいよ
- 登壇者:しんや
はい、ここで私です。せっかく札幌に遊びに来たので、今携わっているプロダクト(PODB)とSnowflake Marketplace、AIやセマンティックレイヤーを絡めたLTを発表させて頂きました。登壇資料は以下。
プロダクトサイトは以下となっております。宜しければ是非ご覧頂き&ご利用ください!(※宣伝)
LT8: RAGの前提になっている検索って何やってるんだって話(即興)
- 登壇者:じょんすみす氏

当日イベントLT登壇者枠が1つ空きが出たということで『誰か飛び入りでやるいませんか?』というアナウンスに即興で手を挙げたのがクラスメソッド:じょんすみす(彼も付き合いは長いけど、普段は"じょんすみす"呼びで慣れているのでこの呼称で)。

登壇を決めたのがイベント開催中、ネタも即興(氏曰く先日のイベント登壇時に話しそびれた部分の内容であったらしい)でしたのでスライドも無し。部屋にあったホワイトボードで登壇テーマで5分語り通した形となりました。流石!
まとめ
という訳で『試されDATA SAPPORO #1』の参加・登壇レポートでした。本編終了後はそのまま懇親会となったのですが、本編の熱気と勢いそのままに懇親会も盛り上がった形となりました。
記念すべき第1回に参加することが出来、またコミュニティ自体もとても良さそうな雰囲気だなと感じたので今後も楽しみなイベントとなっていくのではないでしょうか。札幌及び北海道でデータに興味のある方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか?個人的にも第2回以降の展開が気になっています。(開催間隔もそうだし開催時期もだけど、土曜日開催とかにしてもらえると道外からの参加者も(私を含め)参加しやすくなるかなと思いますので是非...何卒...m(_ _)m)

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